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福島県災害ケースマネジメント推進事業(令和5年度の取組)について

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年2月7日更新

福島県では、本県での災害ケースマネジメントの推進を図るため、体制構築やその手法等について協議する「推進検討会」を立ち上げるなど、具体的取組を進めています。

<災害ケースマネジメントとは>
被災者一人ひとりの被災状況や生活状況の課題等を個別の相談等により把握したうえで、必要に応じ専門的な能力を持つ関係者と連携しながら、
当該課題等の解消に向けて継続的に支援することにより、被災者の自立・生活再建が進むようマネジメントする取組。

福島県災害ケースマネジメント推進検討会

 目的:災害ケースマネジメントを実施する際の体制構築や「ケース会議実施演習」の開催に向け、その具体的な実施方法等を協議・決定する。

 参加機関(敬称略・順不同):

 【行政団体】(4団体) ・福島県 ・相馬市 ・伊達市 ・桑折町

 【民間団体】(12団体)・社会福祉法人 福島県社会福祉協議会 ・社会福祉法人 相馬市社会福祉協議会 ・社会福祉法人 伊達市社会福祉協議会
             ・社会福祉法人 桑折町社会福祉協議会 ・福島県弁護士会 ・福島県司法書士会 ・一般社団法人 福島県社会福祉士会
             ・福島県精神保健福祉士会 ・公益社団法人 福島県建築士会 ・公益社団法人 福島県宅地建物取引業協会
             ・特定非営利活動法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 ・一般社団法人 ふくしま連携復興センター

実施内容

第1回福島県災害ケースマネジメント推進検討会

 日時:令和5年7月28日(金)

 内容:関係団体が集まり、各参加団体での被災者支援に関する取組の共有や、今後の体制構築に向けた意見交換等を行いました。

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第2回福島県災害ケースマネジメント推進検討会

 日時:令和5年10月26日(木)

 内容:12月に実施する「ケース会議実施演習」に先立ち、内容検討を行ったほか、有識者を招いた講演・研修により、災害ケースマネジメントに関する重要な視点や被災者支援制度について理解促進を図りました。

 講師:元宮城県サポートセンター支援事務所・社会福祉士 真壁 さおり 氏

    日本弁護士連合会災害復興支援委員会副委員長・弁護士 永野 海 氏

ケース会議実施演習

 日時:令和5年11月28日(火)

 内容:災害ケースマネジメントの具体的手法への理解を深めるため、「ケース会議実施演習」を開催しました。

[ケース会議実施演習]
   参加団体を3グループに分け、それぞれ想定した「支援を必要とする被災者」のケースに対し、専門家等の知見も活用し、寄り良い生活再建プランを作成するグループワークを行う。

 基調講演講師兼演習オブザーバー:兵庫県弁護士会・弁護士 津久井 進 氏

 演習ファシリテーター:元宮城県サポートセンター支援事務所・社会福祉士 真壁 さおり 氏

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先進自治体等への状況調査

  本県の推進事業をより効果的な内容とするため、事業の実施に先立ち、災害ケースマネジメントに積極的に取り組む先進自治体等を訪問し状況調査を行いました。

【訪問調査日程】
・令和5年7月12日(水) 愛媛県庁

 → 平成30年西日本豪雨時の経験から、「重層的支援体制整備事業」を基に平時からの被災者支援体制の構築に県レベルで取り組む。

・7月13日(木) 愛媛県宇和島市、大洲市
 →平成30年西日本豪雨時に、社会福祉協議会等の関係団体と連携した被災者支援を実施。
  その経験を活かし、重層的支援体制や民間団体との協定等、平時からの仕組みを災害時にも活用していく体制の整備に取り組む。

・7月14日(金) 徳島県庁
 →南海トラフ地震に対する「事前復興」を掲げ、関係団体とのネットワーク会議の構築や「災害ケースマネジメントの手引き」を作成するなど、災害ケースマネジメントの普及啓発に県主導で取り組む。

・7月15日(土) 「災害ケースマネジメント研修in香川」への参加(主催:NPO法人ワンファミリー仙台、NPO法人YNF ほか)
 →NPO法人ワンファミリー仙台等が主催する研修会に参加し、有識者による講義や演習を通して、災害ケースマネジメントに関する知見や演習方法等についてノウハウを得た。

 

災害ケースマネジメントに関する地方公共団体及び関係民間団体向け説明会

 災害ケースマネジメントに関わる様々な立場の方から取組や事例を紹介いただき、平時から官民の顔の見える関係を構築するとともに、この取組の広がりについて考えるための説明会を、内閣府・岩手県・宮城県・福島県の共催で実施しました。

 日時:令和5年12月19日(火) 会場:TKPガーデンシティ仙台 30B(宮城県仙台市青葉区)

 参加者数:110名(会場及びオンライン)

 プログラム:
 【概要説明】「災害ケースマネジメントの取組について」 西村 文彦 氏 (内閣府 政策統括官(防災担当)付 参事官(避難生活担当)付企画官)
 【基調講演】「災害ケースマネジメントと地域共生社会への道標」 鍵屋 一 氏 (跡見学園女子大学 観光コミュニティ学部 教授)
 【事例紹介】災害ケースマネジメントの事例紹介
       「岩泉よりそいみらいネットの歩み」 鈴木 悠太 氏(NPO 法人クチェカ 理事・事務局長)
       「独断と偏見で『災害ケースマネジメント』を語る」 立岡 学 氏(一般社団法人パーソナルサポートセンター 常務理事)
       「ビッグパレットふくしまでの避難所運営・避難者支援」 天野 和彦 氏(一般社団法人ふくしま連携復興センター 代表理事)
       「社会福祉協議会と災害ケースマネジメント」 高橋 良太 氏(全国社会福祉協議会 地域福祉部長)
  【パネルディスカッション】進行:鍵屋 一 氏、パネリスト:事例紹介の4名

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