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獣医師業務に係る本県の特徴

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印刷用ページを表示する 掲載日:2024年3月18日更新

福島県獣医師職員の携わる業務の主な特徴

特徴1 東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故からの営農再開等支援

 本県の大きな特徴として、東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故からの復興業務に直接携わる機会があることが挙げられます。
 令和7年度には、相双地域に県内最大規模の復興牧場が開業する予定となっています。こうした被災地域における畜産農家の営農再開や規模拡大等の取組を支援するため、ますます獣医師職員の役割が重要になります。

復興牧場イメージ図
※復興牧場完成イメージ図(福島県酪農業協同組合より提供)

特徴2 馬のと殺頭数が全国で2位

 本県は会津地方を中心に馬肉を生食する食文化があります。サシの入らない色鮮やかな赤身が特徴です。
 会津に馬肉食が広まったのは、戊辰戦争の頃、負傷者に馬肉を食べさせたことが始まりとされています。その後馬肉は貴重なたんぱく源として会津で親しまれるようになり、豚肉や鶏肉のように家庭で一般的に食べられる食材となりました。当初は加熱するのが当たり前でしたが、会津若松を訪れた人気プロレスラーが生食したことをきっかけに、「馬刺し」を食べる習慣が広まったといわれており、このプロレスラーが持ち込んだことから根づいた「からし味噌」をつけて食べるのが一般的です。
 このため、令和4年度の馬と畜頭数は県全体で2,042頭となっており、熊本県に次いで全国2位の規模です。
福島県の馬刺し
 馬刺し(生食用馬肉)の原料となる枝肉の安全性を担保すると畜事業者の取り組みについて指導助言を行うとともに、と畜検査時に発見した馬の貴重な症例について全国に発信しています。

特徴3 犬猫の殺処分数が全国で上位

 令和4年度の犬猫殺処分数の合計は1,229頭(犬71頭・猫1,158匹)で、この10年間で大きく減少しましたが、残念ながら都道府県で最も多い状況となっており、殺処分数の削減が本県の課題となっています。
 殺処分数の削減に向け、1件当たりの引き取り頭数が多い多頭飼育崩壊や猫の引取りの大半を占める所有者の判明しない猫への対策を進めるため、福祉関係機関との連携や地域猫活動への支援に取り組んでいきます。
 また、収容した犬猫の所有者への返還を進めるとともに、譲渡に適すると判断した犬猫に不妊去勢手術、ワクチン接種やマイクロチップ装着を実施するなど新しい飼い主への譲渡にも取り組んでいます。

譲渡動物の健康チェック

特徴4 首都圏からも比較的近く自然豊かな県土、移住に係るサポートも充実

 福島県は東北地方の南の玄関口であり、東北新幹線を使うと、首都圏からわずか90分程度という利便性の高さがあります。首都圏近郊でありながら豊かな自然や歴史、文化が残っており、ゆとりのある環境で生活することができます。

 ■参考 福島県のアクセス(福島県庁ホームページへ)
  https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/access/ken.html

 ■参考 移住等に関する各種支援制度(福島県移住ポータルサイト「ふくしまぐらし」へ)
  https://www.fukushima-iju.jp/shiru/257.html