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2018年2月定例会 一般質問 川田昌成議員

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年6月18日更新

川田昌成議員

議員

川田昌成

所属会派
(質問日現在)
ふくしま未来ネット
定例会平成30年2月
質問等一般質問
質問日3月6日(火曜日)

45番(川田昌成君)ふくしま未来ネットの川田昌成であります。通告により質問をさせていただきます。


 もう春ですね、そんな声が聞こえるきょうこのごろでありますが、あの厳しかった冬が去り、春の訪れを感じるこのごろでありますが、世相のしがらみと違って、何と自然は正直なのでありましょうか。
 先日の勉強会で、震災から今日まで国側として復旧・復興に尽力いただいた福島復興再生総局の岡本事務局長の話を伺い、「震災から学んだもの、失ったもの、得たものを糧として、このピンチをチャンスに捉えることが大切だ」と述べられました。
 震災から七年が過ぎようとしておりますが、この間人の心、ふるさとも大きく変化してしまいました。環境は人をつくり、人もまた環境をつくると言われておりますが、あの厳しい環境から県民一丸となって復興が進んでまいりましたこと、心強い限りでございます。まだまだ課題が多く、道半ばではありますが、環境こそが私たちの暮らしに大きく影響を与えるものということは間違いありません。
 一方、国の内外を問わず、私たちの想像以上に変化が激しく、そんなに急いでどこに行くのだという思いではありますが、さて執行部の皆さんにおかれましては、新年度の予算編成まことに御苦労さまでございました。予算も人も限られた中で、効率よく最大の効果を上げていくことが重要であります。
 そこで、県は環境変化を踏まえた行財政運営にどのように取り組んでいくのかをお伺いいたします。
 次に、職員についてであります。
 県の復興施策を推進していく原動力は県職員であり、内部環境としての職員の健康管理はもとより、働き方、休養のあり方は大きな柱であります。私の見る限りでは、県職員の皆さんがちょっとお疲れになっているのではないかと。余り元気がないようなのでちょっと残念でありますが、どうか県庁マンとして誇りを持って、元気で勤務をしていただきたいと願うものであります。
 そこで、県は職員の健康管理にどのように取り組んでいくのかお伺いをいたします。
 次に、県庁の環境整備についてであります。
 待望の警察本部が立派に完成され、ある人は、何だ、県庁が新しくなったのかと言う方もいらっしゃいます。また、あの大きなヒマラヤスギを伐採して明るくしたほうがよいのではないかというような話も伺いました。
 県庁は、県のシンボルでありますし、県民の方々が県庁を訪れたときに利用しやすく、また親しみやすい施設であるべきと思うのでありますが、私は以前から県民サロンの充実や西庁舎の階段の活用について、また駐車場の整備等について問うてまいりましたが、多くの県民に愛される施設の整備が必要と考えるものであります。
 そこで、県庁舎の利便性の向上を図るべきと思いますが、県の考えをお伺いいたします。
 次に、健康長寿県民運動についてであります。
 3月4日、郡山市でいきいき健康づくりフォーラムが開催され、県と福島医大健康増進センターが「気軽で楽しく健康づくり」を呼びかけられました。その講演の中で、健康は個人だけの問題ではなく、行政や社会との連携で育まれることのお話がありました。また、笑いをふやす生活環境で病気の発症を予防していくことが福島県の健康寿命の延びにつながるとの話もありました。
 厚生労働省による平均寿命の数字を見てみますと、県の男性も女性も全国平均を下回っておりますけれども、人生の価値は数字では難しいのではないでしょうか。人生いろいろであります。健康にまさる宝なしと言われますが、長生きして喜んで、笑いながら楽しく幸せな人生を送りたいと願う者は私だけではありますまい。健康って一体何、どういうことなのと、一口に健康といっても捉え方、何を基準にしているのかが問題ではないでしょうか。
 県においては、チャレンジふくしま県民運動として、人も地域も笑顔で元気をキャッチフレーズとし、県民の健康増進に取り組んでおられ、健康長寿ふくしまの実現を掲げ、食、運動、社会参加の3本柱を軸として県民運動を展開しておりますが、運動の主役たる県民の方々の意識改革と自己管理が大事ではないでしょうか。
 運動の趣旨が立派であっても、多くの人たちに運動を理解し、参加していただかない限り、運動の展開は難しいのではないかと思います。笛吹けど踊らずではということでありましょうか。
 県民のリーダーであると期待される知事のかけ声、また旗振りの仕方いかんによっては、運動の成果があると私は確信するものであります。
 震災によりあれだけの厳しい環境にめげず、立ち上がる県民の元気な姿こそ復興につながるものと信じております。運動における知事の熱意、思いと挑戦の意思を上げれば、必ずや県民運動は成功間違いありません。
 そこで、多くの県民が参加する県民運動とするためにも、どのように取り組んでいくのか、知事の考えをお伺いをいたします。
 次に、高齢者と地域とのかかわりについてであります。人生50年と言われてから久しく、今はもう人生100年ということであります。人生で私も2回もオリンピックを見られるなんて、考えますと何と人生はすばらしいことでしょうか。でも、2年後の保証は全くありません。
 先日テレビを見ておりましたら、88歳のおばあちゃんのひとり暮らしの生活の姿でした。わけがあるのでしょう。この部屋を出なければならない、次の部屋が見つからないと。最後に寂しそうに、ちょっと長生きし過ぎたのかしらという声に何となくわびしさを感じてしまいました。あすは我が身と言われますが、いつ何どきどうなるか誰もわかりません。だから人生なのでしょう。
 ところで、我が県の高齢化率は2月1日現在30.4%であり、超高齢化社会となっており、私もそのうちの一人でしょうか。よく若いときから、もう年だからという話を伺いますが、生きているうちは若いとか年だからではなく、生き方そのものが問題であります。一口に言えるものではありません。
 高齢化社会の中にあっても、高齢者は長年培ってきた知識や経験を生かし、社会の担い手としての役割を果たしていくことは必要であります。これからも元気で活躍していただくためには、地域で主体的に活躍できる場づくりを初めリーダーを育成していくことが大切であります。
 年をとりますと、喜びと悲しみと不安やつらさが入りまじり、複雑な心境であるだけに、常に温かいものを求めるものでございます。古いやつほど新しいものを欲しがるという歌がありましたが、高齢者が充実した日々を過ごしていくためにも、県は高齢者の活動や元気な高齢者の姿を広く県民に伝えて、仲間づくりを推進していくことも重要なのではないかと、高齢者の一人として声を大にして言えるものであります。
 そこで、県は高齢者が地域で活躍できるよう、どのように取り組んでいくのかをお伺いをいたします。
 次に、地域振興についてであります。
 地方創生の言葉を何度も聞かされましたし、私も早くから関心を持ち、中央省庁に出かけ、お話も伺いました。さっぱり形になりませんでした。いつものごとく国は、中央から見た地方なのでしょうか。私は、いつも私たちの住んでいる地域が大事であり、ふるさとこそが中心ではないかと考えるものであります。県では以前から7つの生活圏と位置づけ、地域の特色を生かすため、多くの事業に取り組んでおられます。
 その一つにサポート事業があります。ちょっと申請が難しいようでありますが、私はこのサポート事業こそが地域の活性化には欠かせないものであると信じております。
 そこで、県は住民主体の地域づくりを推進するため、サポート事業のさらなる周知を図るべきと思いますが、県の考えをお伺いいたします。
 次に、農村の地域活性化についてであります。
 農は国のもとなりと言われますが、農業を取り巻く環境は厳しい限りであります。今こそ国を挙げて農業のあり方について考えなければならない大事な時期と考えております。
 先日ある大学教授とお話をして、日本の農政で何か成功した施策はありますかと問いましたら、ちょっと難しいような顔をされておられました。本県の農村地域は、高齢化や担い手不足が進み、加えて震災と原発事故による風評の影響により耕作意欲が減退し、離農者もふえております。農村地域の活力の低下は、食料の安定供給だけではなく、農村の有する多目的な機能の低下にもつながることから、県政発展に大きな影響を及ぼすものと危惧をしております。
 このため、私は本県の農村地域が活力を取り戻すため、農村地域が持つ豊かな自然や良好な景観、人、食、文化などの地域資源を維持するとともに、これら資源と首都圏から二時間程度にある福島県の立地の強さを生かしつつ、交流人口拡大への取り組みが重要であり、地方創生とつながるものと考えております。
 そこで、県は地域資源を活用した農村の活性化にどのように取り組んでいくのかお伺いをいたします。
 次に、エネルギーについてであります。
 エネルギーといっても、原子力から風力まで多くの仕組みがありますが、取り組みは大変難しいものと認識をいたしております。私は常々地域の潜在能力を有効に活用できる地域エネルギーの創出が重要と考えるものであります。エネルギーに地産地消の視点から取り組まれることが必要と考えるぐらい、私はふるさとのよさと言っておりますが、そこで、再生可能エネルギーの地産地消の仕組みが必要と思うが、県の考えをお伺いいたします。
 次に、阿武隈地域の振興についてであります。
 以前阿武隈地域は首都機能移転の有力候補地でありましたので、当時オーストラリアのキャンベラ等を初め各地に視察に伺いましたが、いつの間にか消えてしまいました。
 阿武隈地方は県の中央部に位置し、将来の福島を考えるとき、大きな存在となる地域であると確信しておりますので、そろそろ地域振興を考えてはと希望するものであります。
 そこで、県は阿武隈地域の振興にどのように取り組んでいくのかお伺いをいたします。
 次に、未来に向かって復興祭についてであります。
 福島空港は、ことしで開港25周年となり、今日まで県の大きな存在としてその役割を果たしてまいりましたし、我が県においては国体や未来博など大きな行事を開催することによって、福島の総合力をつけてまいりました。
 震災から7年の節目を迎え、避難指示区域は縮小し、ふるさとへの帰還が進むとともに、帰還困難区域の復興再生や福島イノベーション・コースト構想が具現化し、大きく動き出すなど、これまでの成果が着実にあらわれておりました。
 ことしは、5月にはいわき市で太平洋・島サミットが、6月には全国植樹祭が、11月には世界水族館会議が開催されるほか、2019年にはラグビーワールドカップが、2020年にはオリンピック・パラリンピック東京大会が開催されることから、福島県復興を全国に、世界にアピールする絶好の機会となります。
 このような中、私はさらにその先を見据え、県民の心が一つになり、震災からの復興を県内外へ強く発信するシンボル的なイベントを開催すべきだと思っております。もちろん今はまだまだ課題があるのはわかっております。今から考えておかないと、なかなか未来への発信はつながらないのではありませんか。
 そこで、今後県民の心を一つにして復興を発信する場づくりを検討すべきと思いますが、県の考えをお伺いいたします。
 地域の教育力についてであります。
 私は、子供に恵まれていませんから、PTA会長をやりたくてもできませんでした。小さな小学校でしたけれども、歴史と伝統あるすばらしい母校であります。私もPTA会長はできませんでしたが、おやじも私も同窓会長は務めさせていただきました。今は、県のトランポリンの会長をさせていただいており、子供たちと一緒にいるだけで、自分も頑張らねばと勇気をもらっております。
 子供たちの能力は、とにかくはかり知れません。特に私がいつも感心することは、あの授業参観のときの祖父母参観日であります。子供たちとおじいちゃん、おばあちゃん、そして地域の方々で餅つきをしたり、楽しそうに元気な子供たちの姿を見るだけで私は幸せを感じます。
 昨今地域の教育の低下が問題視されており、地域が一体となって子供を教育することの大切さが叫ばれております。実際に地域はこれまで行われてきた伝統行事に参加する子供たちや地域の方々は少なくなり、行事そのものが行われなくなったり、人間関係が希薄になり、挨拶も交わさない地域があると聞いております。
 私は、学校だけで子供たちの教育が成り立つとは思いません。高齢者を含む地域の大人が主体的に教育に参加し、学校や地域に貢献する前向きな活動が盛り上がってこそ、子供たちの教育が図れるものと考えております。私は、地域の人材をさらに活用し、地域における教育の向上につながっていくことが何よりも大切だと考えております。
 そこで、県教育委員会は地域の教育力を向上させるためにどのように取り組んでいるのかお伺いをいたします。
 次に、PCB廃棄物についてであります。
 PCB廃棄物につきましては、法令等でその処理期間が定められており、例えばトランスやコンデンサーなどの大型の機器の高濃度PCBが含まれているものは平成34年3月末までに、同様に蛍光灯安定器等は平成35年3月末までに処理をしなければなりません。
 県内で保管されているPCB廃棄物の中には、県有施設で保管されているものも多数あると聞いております。県内におけるPCB廃棄物の期限内処理を確実に進めていく上でも、PCB廃棄物の適正処理を指導する立場にある県がみずから率先して処理を進めることが重要であります。
 そこで、県は県有施設のPCB廃棄物の処理にどのように取り組んでいくのかお尋ねをいたします。
 以上質問はこれで終わりますけれども、多少時間がありますので、私見を述べさせていただきたいと思います。
 先ほども宮川議員からもお話がありましたけれども、今さらながらスポーツの力の大きさに僕は感動いたしました。せんだって閉幕いたしましたあの平昌冬季オリンピック、まさに感動し、筋書きのないドラマに目頭を熱くしたものであります。
 しかし、あの一つのメダルをとるために、あの選手たちのたゆまぬ努力と地域の皆さん方の支援、おかげさまでという感謝の気持ち、これこそがまさにスポーツ選手の本当の意味合いではないかなと。これこそがさっきお話が皆さんからありましたけれども、地域の活力にもなり、人間育成にもなる。我々のただ頑張れ、頑張れだけで、何を頑張るのだというくらい向こうも頑張っているのですから、私らが頑張れって、何もしないで口だけ出して金も出さないでは、これではなかなか頑張れにはならないと思いますので、そういうふうなやっぱり花を見てきれいだなと言う前に、根っこの部分をみんなで何か支援するということを、そういう意味ではやっぱり何といってもこれがなければ何もできない。ですから、これを頑張るために我々、皆さん、笑っている方もおられますが、その笑いが真実なのですから。
 そういう意味で、やっぱり基本的にスポーツを、せっかく2度もオリンピックをやるのでありますから、その機会に知事初め我々もそうでありますけれども、福島県のスポーツは大したものだと、根っこがしっかりしていると言われるようなスポーツの基盤をつくることこそが県民の元気につながっていくのではないかと思っております。
 ちょうど私も疲れましたので、時間になりましたから終わりたいと思います。御清聴まことにありがとうございました。


議長(吉田栄光君)執行部の答弁を求めます。


知事(内堀雅雄君)川田議員の御質問にお答えいたします。


 県民運動についてであります。
 本県の復興をさらに前へ進め、魅力ある福島をつくり上げていくためには、県民の皆さんが健康であることが何よりも大切であり、そのためには一人一人が自分自身の健康に関心を持ち、日ごろから健康づくりを実践してもらう取り組みを県民運動として展開していくことが重要であります。
 このため、健康への気づきや健康づくりのきっかけとなるよう、私自身も笑いを取り入れた運動会で子供たちと一緒に参加するとともに、健民アプリと連携したウオークビズの推進を呼びかけるなど、積極的に取り組んでまいりました。
 今後は、企業におけるモデル的な取り組みの推奨や県内大学と連携した食育に関する啓発、各地で行われている健康づくりイベントへの協力など、健康づくりの実践につながる取り組みをさらに強化し、多くの県民の皆さんが健康について自分自身のこととして受けとめ、健康づくりに一歩踏み出した行動ができるよう関係団体と連携しながら、引き続き私が先頭になって県民運動の推進、福島のスポーツの振興に全力で取り組んでまいります。
 その他の御質問につきましては、関係部長から答弁をさせます。


総務部長(伊藤泰夫君)お答えいたします。


 行財政運営につきましては、変化する行政課題に迅速かつ的確に対応できるよう必要に応じた見直しを行っていくことが重要であり、特に震災以降は復興・創生の進展に応じた組織改正や執行体制の強化などに取り組んできたところであります。
 今後とも昨年10月に策定した行財政運営方針に基づき、柔軟で効果的な行財政運営を進めてまいります。
 次に、職員の健康管理につきましては、生活の充実を図り、意欲を持って業務に取り組むためには心身ともに健康であることが重要であり、これまで医師、保健師等による健康相談や面接指導、ストレスチェック事業などの対策を講じてきたところであります。
 今後もそれぞれの取り組みの効果が向上するよう、文化、体育活動を推進する職員共済事業と連携しながら、職員の心身両面の健康保持増進に努めてまいります。
 次に、県庁舎の利便性の向上につきましては、これまでわかりやすい案内表示や快適なトイレへの改修、授乳室の設置など本庁舎の施設整備を行ってきたところであり、現在改修を進めている西庁舎につきましても来年度には来庁者の動線に合わせて受付、玄関ホールを再配置するとともに、県民ホールの展示、休憩スペースを拡充するなど、利用しやすく親しみやすい県庁舎となるよう、さらなる利便性の向上に努めてまいる考えであります。


企画調整部長(櫻井泰典君)お答えいたします。


 サポート事業につきましては、住民主体の地域づくりを推進する観点から効果的に活用されるよう、事業募集の告知、各地方振興局の相談窓口、方部ごとに行う成果発表会などにおいて広く周知に努めているところであります。
 今後は、県全域の優良事例を県ホームページを通じて発信するなど、事業の周知をさらに積極的に行い、魅力的な地域づくりにつなげてまいります。
 次に、再生可能エネルギーの地産地消につきましては、電力系統の負担軽減、非常時の電源確保等の観点はもとより、今後買い取り価格の低下により自家消費が有利になることを見据え、ますます重要になると考えております。
 そのため、住宅用太陽光発電を初め各種補助制度を活用した自家消費型利用やスマートコミュニティーの普及拡大に積極的に取り組むなど、引き続き再生可能エネルギーの地産地消をしっかりと推進してまいります。
 次に、阿武隈地域の振興につきましては、地域資源を生かした仕事づくりや地域おこし協力隊や大学生等による地域の活性化を推進するとともに、阿武隈地域を対象としたイベントや研修会を開催するなど、地域の活力向上に努めております。
 今後ともこうした取り組みを進めるとともに、福島イノベーション・コースト構想を通じた産業振興を図るなど、環境創造センター等の拠点も活用し、市町村と連携しながら阿武隈地域の復興と創生にしっかりと取り組んでまいります。
 次に、復興の発信の場づくりにつきましては、震災から7年の節目を迎える中、震災で犠牲になられた方々を追悼するとともに、復興を進める本県の姿を国内外に発信するため、3月11日に県主催による追悼復興祈念式やキャンドルナイトを開催するほか、年間を通じてさまざまな復興関連イベントと連携した取り組みを行っているところであります。
 引き続き復興の進捗状況等を踏まえつつ、県民の思いをしっかりと発信できるよう内容を検証しながら、復興がさらに進むよう、一つ一つの取り組みを積み重ねてまいります。


生活環境部長(尾形淳一君)お答えいたします。

 PCB廃棄物につきましては、平成28年度末現在で県内に約49,000個が保管されており、うち約14,000個が県有施設のものとなっております。これらを期限までに確実に処理するため、先月全ての関係部局等を構成員とする庁内連絡会議を立ち上げ、改めて全庁的な情報共有や進行管理について確認したところであり、引き続き計画的な処理に取り組んでまいります。


保健福祉部長(井出孝利君)お答えいたします。


 高齢者が地域で活躍するための取り組みにつきましては、高齢者が主体となって健康づくりなどに取り組む町内会の活動や老人クラブのリーダー育成などの取り組みを支援しているところであります。
 新年度は老人クラブと連携し、高齢者が気軽に楽しめるニュースポーツを普及させる推進員の県内全市町村への配置を促進し、健康づくりへの支援を充実させるとともに、介護予防のイベント等を通し、高齢者の活躍する姿を広く周知してまいります。


農林水産部長(佐竹 浩君)お答えいたします。


 地域資源を活用した農村地域の活性化につきましては、首都圏の民間企業等を農村地域に呼び込む農業体験型のモニターツアーを6地区で実施し、農産物や地場産品の販路拡大につながっております。
 新年度は、成功事例を盛り込んだ受け入れマニュアルの作成、モデル地区のネットワーク化等により農村地域の活性化を進めてまいります。


教育長(鈴木淳一君)お答えいたします。


 地域の教育力の向上につきましては、地域の方々が学校における読み聞かせや伝統芸能の指導、放課後の学習支援などに参画することで、教育活動の充実はもとより、生きがいづくりや地域の活性化にもつながるものと考えております。
 このため、学校を支援する人材のデータベースの充実やコミュニティー・スクールの導入の促進など、地域が学校を支え、学校も地域に貢献する関係を築いていくことにより、地域の教育力の向上に取り組んでまいります。


議長(吉田栄光君)これをもって、川田昌成君の質問を終わります。

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