八十里越（未供用）

福島県いわき市と新潟県新潟市を結ぶ国道289号。このうち只見町叶津地区から木の根峠を経由し新潟県三条市（旧下田村）に至る「八十里越」と呼ばれる八里（約32km）の峠道。難所が多く十倍もの道のりに感じられることから、この名で呼ばれるようになったと言われています。戦国時代にはすでにこの道を使って越後・岩代両国間の交流が行われていたことが文献に残っています。
国道でありながらこの八十里越地域は、19.1kmの自動車通行不能区間がありました。現在この整備を国土交通省と福島県、新潟県が行っています。全面開通後は、現在高速道路を利用した場合の只見町から三条市までの所要時間が約78分短縮されるため、観光ルートとして大きな期待が寄せられています。