最新情報
Fukushima,Perfect View ふくしまの自然の魅力を届ける写真展を開催しています。
2021.09.14
はじめに
福島県は、環境省と共同で策定した「ふくしまグリーン復興構想」に基づき、県内の自然公園の魅力発信と周遊促進に向け、絶景ビューポイントのプロモーション等に取り組んでいます。
本写真展では、環境省と連携し、福島県を代表する自然公園やその周辺のビューポイントについて、地域の写真コンテスト受賞作品や郷土写真家の作品等を通してその魅力をお届けしています。
本ページでは、展示作品の一部をご紹介します。
○ 開催期間
令和3年9月14日(火)から9月26日(日)まで
(開催時間:9:00~16:30、26日は13:00まで、月曜日閉館)
○ 開催場所
新宿御苑インフォメーションセンター アートギャラリー(入場無料)
(東京都新宿区内藤町11番地)
磐梯朝日国立公園
磐梯朝日国立公園は、出羽三山、朝日連峰、飯豊連峰、吾妻連峰、磐梯山、猪苗代湖までの広大な範囲に及び、陸域では我が国で2番目に大きな国立公園です。
本展で取り上げる吾妻連峰や磐梯山周辺は、火山が造った大地の迫力ある景観や大小の湖沼と森が織りなす変化に富んだ美しい景観が魅力です。また、都市圏からのアクセスも良く、登山、自然探勝、温泉浴、スキーなど幅広い楽しみ方ができるレクリエーション地として多くの人が訪れています。
只見柳津県立自然公園
只見柳津県立自然公園は、福島県の西部に位置し、阿賀川と只見川沿いに位置しています。
この地域は国内でも有数の豪雪地帯であり、急峻な山岳において雪食地形などの世界的にも珍しい独特な自然景観が広がり、ブナをはじめとする広大な自然林には、カモシカやイヌワシなどの希少な生物が生息しています。
阿賀川と只見川沿いには、それぞれJR 磐越西線と只見線が走り、色彩豊かな渓谷と里山の暮らしに寄り添って四季折々の幻想的な風景を生み出しています。
また、福満虚空藏菩薩圓藏寺をはじめとする寺社仏閣や、自然との共生の中で育まれ、伝えられてきた伝統工芸、食などの歴史や文化にも恵まれています。
現在、この豊かな自然や文化を守り、その魅力を発信していくため、環境省と福島県が隣接する越後三山只見国定公園への編入に向けた手続を進めています。
日光国立公園
日光国立公園は、昭和9 (1934) 年に、日本で最初に誕生した国立公園のうちの一つであり、北西部は尾瀬国立公園と隣接しています。
公園の北端部に位置する福島県側は、甲子連山の西側にある那須山甲子(かし)山に源を発する阿武隈川の源流地帯であり、地形上水に恵まれた高原が広がり、深い原生林と随所に刻み出された渓谷があいまってつくりだす新緑や紅葉の景観美が見どころです。
尾瀬国立公園
尾瀬国立公園の歴史は古く、昭和9(1934)年に日光国立公園の一部として指定されていましたが、平成19(2007) 年に日光国立公園から尾瀬地域を分割し会津駒ヶ岳、田代山、帝釈山など周辺地域を編入して、29 番目の国立公園として指定されました。
尾瀬の名は、国民的愛唱歌「夏の思い出」でも広く知られており、本州最大の高層湿原である尾瀬ヶ原、噴火によって只見川の源流部が堰き止められてできた尾瀬沼、これらを取り囲む至仏山、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳、田代山、帝釈山などの山々が織りなす美しい風景を特徴としています。
また、尾瀬は、過去に幾度も開発の危機にさらされてきましたが、多くの人々の努力によって今日でも貴重な自然が保たれており、日本の「自然保護の原点」とも呼ばれています。