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点字広報ふくしま第309号

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年3月31日更新

目の不自由な方(かた)に対して、県政の主要施策の解説や県政の動きなどを紹介しています。

編集・発行 福島県広報課

福島県点字図書館(外部リンク)

<県政の窓>あなたの大切な人は大丈夫?それ、フレイルかも?

 2月1日は「フレイルの日」です。フレイルとは、健康と要介護状態の中間のこと。あなたやあなたの大切な人はフレイルではないですか?まずは知り、みんなでフレイル予防を始めましょう!


1 フレイルとは?

 加齢とともに、心身の働きや社会的なつながりが弱くなり、介護が必要になる可能性が高くなった状態のことを言います。何も対策をしなければ徐々に「要介護状態」へ進んでいきますが、「予防」や「改善」ができる段階のため、近年とても重要と考えられています。
 加齢で心身が弱っていくのは避けられないことですが、高齢でも元気な人がいることも事実です。フレイルと上手に付き合うことで、健康に過ごせる時間を延ばすことができ、いつまでも自分らしい暮らしを続けることができます。

2 フレイルチェック

 下の中で、1つでもあてはまる人は元気なうちから予防しましょう!3つ以上あてはまる人はすでにフレイル状態です!早めの対策で改善しましょう!

(1)6ヶ月間で、意図せず体重が2キロ以上減った

(2)ペットボトルのふたが開けにくくなった

(3)(ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする

(4)横断歩道を青信号の間に渡りきることが難しくなった

(5)ウォーキングなどの軽い運動や体操を週に1回もしていない

 ※国立長寿医療研究センター日本版フレイル基準(改定J-CHS 基準)一部改変

3 フレイル予防のポイント

 「いろいろ食べる」、「体を動かす」、「人とつながる」です。楽しむことを大切に、できることを続けていきましょう。

〇栄養 食べるフレイル予防
 たんぱく質を中心に、炭水化物・油脂・ミネラル・ビタミンを組み合わせて食べよう。
 たんぱく質は肉、魚、卵、大豆、牛乳です。1食当たりの量は片手に乗る位が目安です。(牛乳はコップ1杯です。)
 炭水化物・油脂・ミネラル・ビタミンはご飯、海藻、いも、果物、油、野菜、おやつです。
 毎日なるべく12種類を取り入れることを心がけましょう。
 ※持病がある方は、主治医の指示に従ってください。

〇運動 動くフレイル予防
 今より10分多く、できる範囲で元気に動こう。
 いすに座ったままできる筋トレをご紹介します。

 ・手の前方伸ばし
(1)両手をできるだけ前に伸ばす。
(2)骨盤から上半身を前に倒し、両手で床に触ってから体勢を戻す。

・もも上げ膝伸ばし
(1)片足の太ももを上に上げる。
(2)上げた方の膝を真っ直ぐに伸ばし、太ももに力を入れる。再度(1)の太もも上げをしてから足を床に戻す。反対も同様に繰り返す。

■国のデータによると、65~74歳の福島県民の約2人に1人が1日1時間以上体を動かしています.
※国保データベース/日常生活において歩行又は同等の身体活動を1日1時間以上実施/R2 男性:47.5% 女性45.1%

〇社会参加 つながるフレイル予防
 できるだけ外出や交流をしよう。

 ・「買い物」や「散歩」、「地域の活動」に出かける。

 ・出かけられない時も、友人や知人と連絡を取り合うなど交流する。

 社会とのつながりを失うことが、フレイルの最初の入り口となります。

■福島県のデータによると、県民の約2.5人に1人が何らかの地域活動に参加しています。
※健康ふくしま21調査/地域活動の実施状況/R4 37.8%

〇気付いて!オーラルフレイル
 お口まわりのフレイルのことです。会話がしづらいことで人との交流が減ったり、食欲低下や食べ物の偏りにつながったりして、全身のフレイルの危険を高めます。
 オーラルフレイルの始まりは、滑舌が悪くなる、食べこぼす、わずかにむせる、口が渇くなどささいなものです。
 見逃しやすいため、普段から気にかけることが大切です。

・お口まわりの筋トレ「パタカラ体操」をご紹介します。

パ・タ・カ・ラを8回ずつ発音する。(1日2セット)
(1)「パ」は唇をはじくように。

(2)「タ」は舌先を上の前歯の裏につけるように。

(3)「カ」は舌の奥を上顎の奥につけるように。

(4)「ラ」は舌を丸めるように。

4 インタビュー

地域のつながりを大切にいきいき活動中!

 福島市の黒岩地区では、町内会と寿会(老人クラブ)が連携し、健康増進のための体操やスポーツ、小学校1年生下校時の見守り活動など、さまざまな活動に地域のみんなで取り組んでいます。
 朗らかで活力あふれる皆さんに現在の活動や今後の抱負を伺いました。

〇地域のつながりを生かして取り組む健康増進活動

 健康増進に向けた取り組みということで、週1回木曜日に、「いきいきももりん体操」や「ボッチャ」に取り組んでいます。
 元々は、福島市から、いきいきももりん体操をやらないかとのお話があったのがきっかけで活動が始まり、3年ほど前に、ボッチャも始めました。他にも、「濁川をきれいにする活動」や「子ども見守りサポート活動」など多彩な取り組みを続けています。
 いきいきももりん体操は近隣の地区からも参加者を受け入れ、毎回約20名が集まります。その後に希望者で行うボッチャは、チーム戦で声を掛け合い、時には笑いも起こる楽しいひとときです。
 コロナウイルスがはやり始めた頃など、一時期活動をお休みした時期もありましたが、感染症対策を施した上で、継続して活動できているのは、地域のつながりが強く、連携が取れているからだと思います。

〇いつまでもいきいきとした生活を送るために

 大切だと感じることは「きょういく」と「きょうよう」だと思います。

・今日行くところがある ・今日用事がある

 など、とにかく、外に出て人と交流をすることが、いつまでも元気でいる秘訣だと思います。
 コロナ禍の3年間は、町内の交流を図る新年会や親睦会などがなかなかやりづらい時期でした。
 一度、人とのつながりが途切れてしまうと、再びそれを取り戻すのはなかなか難しいので、今後はどうやってコロナ前の状態に戻していくかだと思っています。
 私たちは、活動に興味を持った方を歓迎します。人との交流がフレイル予防にもつながるので、一緒に活動する方も募集しています。
 なお、地区の団体「黒岩寿会」は、長年の活動が評価され、令和4年度介護予防推進活動知事賞を受賞しました。

5 「介護予防推進活動知事賞」とは

 「健康長寿ふくしま」の推進を目的に、介護予防の取り組みを積極的に続けている個人や団体を表彰するものです。
 なお、令和3年度にこの知事賞を受賞した下郷町「沼尾区」は「健康寿命をのばそう!アワード」の「介護予防・高齢者生活支援分野」で福島県で初めて厚生労働省老健局長優良賞を受賞し、令和4年11月28日に表彰されました。

◆問い合わせ先 県庁健康づくり推進課 電話番号 024(521)7640

 

<わかる県政>地球温暖化対策にもつながる「ごみ減量」を目指して

 福島県のごみの排出量は全国の中でも多く、ワースト上位が続いています。ごみの排出を減らすことは、ごみを燃やすエネルギーが減らせるなど、地球温暖化対策にもつながります。福島県を「ごみが少ない県」にしませんか?

 

1 ごみの現状

〇福島県のごみの排出量
 福島県の令和2年度のごみの排出量は、1人1日当たり1,033gとなっており、都道府県別の順位は全国ワースト2位です。ごみ排出量のうち約7割を占める生活系ごみの削減が特に重要です。

2 県の取り組み

〇福島県環境アプリ
 県では地球温暖化対策にもつながる「ごみ減量化」や「省エネ」の推進を目的に制作した「福島県環境アプリ」を公開中です。このアプリで、気軽にエコ活動を実践しましょう!

〇オールふくしまごみ減量大作戦
 県ではごみの排出量削減に向けた取り組みとして、家庭から出るごみの約3割を占める生ごみをテーマとした「ごみ減量アイデアコンテスト」を実施しました。

・最優秀賞
 「台所にあるもので簡単ごみ減量」
 「ザルの上にチラシを置き、そこに生ごみを捨てる。ネットをかぶせ、ベランダで一晩干して乾燥させてから捨てる。臭いが強いときは重曹を少し振りかける。」
 誰でも簡単にできそうなごみ減量アイデアです。その他のアイデアは特設サイトで紹介しています。「オールふくしまごみ減量大作戦」で検索してみてください。

3 3Rに取り組みましょう!

〇3Rとは・・・
・Reduce(リデュース)・発生抑制:ごみの発生量を減らす
→マイバッグ持参、過剰な包装を断る など

・Reuse(リユース)・再使用:ものを繰り返し使用する
→リターナブル容器に入った製品を選ぶ、古着を欲しい人に譲る など

・Recycle(リサイクル)・再生利用:資源の再生利用
→資源化のためにしっかり分別する など

4 ごみの出し方

・ごみが飛散しないよう、空気を抜いてからしっかり縛って出しましょう。

・ごみ出しをした後は、石けんを使ってしっかり手を洗い、流水でよくすすぎましょう。

※新型コロナウイルス感染防止のため、これらを徹底しましょう。

・海洋ごみを発生させないためにも、プラスチックなどの資源物はしっかり分別して出しましょう。

◆問い合わせ先 県庁一般廃棄物課 電話番号 024(521)7249

 

情報ボックス

新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ

乳幼児接種について

 生後6か月から4歳のお子さんも新型コロナワクチンを受けられます。「接種の対象となる方」や「接種の効果」などについて、疑問点をQ&A形式で解説します。

Q 乳幼児接種の対象者は?
A 生後6か月から4歳のお子さんが対象です。使用するワクチンはファイザー社の乳幼児用(6か月~4歳用)のワクチンです。

Q 乳幼児接種の接種間隔は?
A 生後6か月から4歳のお子さんは、合計3回接種して初回接種が完了します。3回で1セットですので、お早めの接種予約をご検討ください。
 ※1回目から2回目の接種間隔は、通常3週間ですが、最短で19日後から接種が可能です。例えば、1回目の接種が4月1日だとすると、最短の19日後の4月20日に2回目の接種が可能です。

乳幼児接種の効果は?
A 生後6か月から4歳の乳幼児が新型コロナワクチンの接種を受けることで、新型コロナに感染しても症状が出にくくなる効果がどれくらいあるかについて、海外の複数の国々で臨床試験が行われました。約1,100人程度の乳幼児を対象に分析したところ、3回目接種後7日以降の効果は73.2%と報告されています。

乳幼児接種の副反応は?
A 生後6か月から4歳の乳幼児の副反応を調べた臨床試験では、主な症状として機嫌が悪い、疼痛、疲労、食欲減退などがありますが、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められません。

乳幼児接種と、ほかのワクチンは同時に打てる?
A ほかの年代と同様、インフルエンザワクチンとの同時接種が可能です。インフルエンザワクチン以外のワクチンは、新型コロナワクチンと同時に接種できません。互いに、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。

住宅用火災警報器の設置及び点検のお願い

 住宅用火災警報器(住警器)は火災により発生する煙を感知し、音や音声により警報を発して火災の発生を知らせてくれる機器です。平成23年から設置が義務付けられています。
 住警器を設置していれば、火災に気付くことが難しい就寝中などの状況でも火災に気付くことができ、被害軽減が見込めます。
 火災から自身や家族、財産を守るために、住警器を設置しましょう。
 また、住警器設置後は、火災の際に住警器が正常に動作するか確認するため、1年に2回程度点検(ヒモを引く、ボタンを押す)を行いましょう。

問い合わせ先 県庁消防保安課 電話番号 024(521)7190

「障がい者差別解消相談専用ダイヤル」のお知らせ

 福島県では、「障がいのある人もない人も共に暮らしやすい福島県づくり条例」に基づき、相談窓口として「障がい者差別解消相談専用ダイヤル」を設置しています。
 障がいを理由とする差別にお困りの方は、遠慮なくご相談ください。差別解消推進員がお話を伺い、解決に向けて一緒に考えます。
 ご本人だけでなく、ご家族や支援者の方からのご相談もお受けします。
 また、お電話のほかに、メールやFAXでも対応しています。

◆問い合わせ先 県庁障がい福祉課
 障がい者差別解消相談専用ダイヤル 電話番号 024(521)8740
 FAX 024(521)7929
 月曜日から金曜日 午前8時30分~午後5時15分
 ※祝祭日・年末年始(12月29日から1月3日)を除く
 
メール shougaifukushi@pref.fukushima.lg.jp

 

点字図書館だより

1 受賞おめでとうございます

 当館の図書製作に尽力され、令和4年度に表彰を受けられた奉仕員の皆さんをご紹介します。(五十音順・敬称略)

●令和4年度各種功労者知事表彰 (令和4年5月18日)  
 渡邉 征子(点訳)

●公益財団法人 鉄道弘済会第52回「朗読録音奉仕者感謝行事」
 朗読録音奉仕奨励賞 (令和4年10月25日)
 大峰 桜(音訳)、須田 厚子(音訳)
 高橋 京子(音訳)、中脇 ゆき子(音訳)
 矢吹 由紀恵(音訳)

●福島県点字図書館館長感謝状 (令和4年10月25日)
 佐藤 百合子(点訳)、甚野 玲子(点訳)

●日本盲人社会福祉施設協議会
 第70回全国盲人福祉施設大会 (オンライン開催) (令和4年10月28日) 
 奉仕活動者(ボランティア)表彰
 髙浪 靖子(点訳)、松田 知子(音訳)

●緑綬褒章 (令和4年11月3日)
 佐藤 幸治(点訳)

●「福島県社会福祉大会」における知事感謝状 (令和4年11月11日)
 山田 富子(点訳)、横沢 浩(デイジー編集) 
 渡邉 美恵子(点訳)

●「福島県社会福祉大会」における社会福祉協議会会長表彰 (令和4年11月11日)
 河野 加代子(音訳) 、野田 憲子(点訳)  

●「福島県社会福祉大会」における社会福祉協議会会長感謝状 (令和4年11月11日)
 上鉢 理加子(点訳)、金井 康文 (音訳)  
 川井  真由美 (音訳)

●厚生労働大臣表彰 (令和4年12月13日)
 長谷川 和子(点訳) 

2 「点字図書館のつどい」の開催について

 昨年、8月7日に「見えにくい・見えない人のための生活・福祉機器展」を 開催いたしました。多くの来場者があり、参加者の皆さまから大変好評を得ましたが、参加者アンケートの中に以前の「つどい」も懐かしいとの声もありました。
 そこで次回は「機器展」に代わり「点字図書館のつどい」を開催いたします。
 利用者の皆さんと奉仕員の皆さん、点字図書館の職員で親睦を深めるため、一緒に楽しめる内容を検討中です。
 日程は下記のとおりです。詳細は、次号(第310号)でお知らせします。
■開催日 7月30日(日)
■会 場 コラッセふくしま(福島市三河南町)

3 返却はお済みですか

 今年度も残りわずかとなり、新生活のスタートを間近に控えている方も多いと思います。当館より貸し出している資料の返却はお済みでしょうか。現在のお住まいから離れる方や、貸出期限の過ぎている資料をお持ちの方は確認をお願いします。

◆県点字図書館 電話番号 024(531)4950

 

 みんなの広場

緑綬褒章を受章して

点訳奉仕員 佐藤 幸治(須賀川市)

 私が社会人となったころ、将来のためにしっかりした人生の信条を持ちたいと思い、キリスト教会に通い、聖書を読むようになり、それで心に訴える言葉に出会いました。

「視覚障がい者が視覚障がい者の手引きをすれば、二人とも穴に落ち込んでしまう」

 この言葉を読んで、視覚障がい者を安全に手引きできるのは、健全な視覚を持った私たちの役目ではないかと気付き、読書の手助けをしてあげようと点訳を志しました。

 あれから五十年が経過し、失敗の繰り返しの点訳活動で、反省することばかりです。このような私が褒章を受けるに値するのだろうか、という気恥ずかしい思いですが、光栄なことに感激しております。私の受章が、点訳という地道で忍耐を必要とするこの活動に、真剣に取り組んでおられる方々の励みとなれば幸いに存じます。

 以前は点筆を使っての作業で、修正に大変苦労しましたが、現在はパソコンでの点訳となりました。修正も容易で効率も向上したことは喜ばしいことですが、それに反し、私の能力は遅々としていて向上せず苛立ちを募らせております。しかし、視覚障がいの方の読書を手助けするには、点訳が絶対に必要な作業であることを強く感じ励んでおります。

 加齢とともに否応なく能力が衰えておりますが、残された能力を使い点訳奉仕に努めて参ります。

 

協力会だより

福島県ロービジョンネットワーク活動に参加

 本会では、県内のロービジョンの方(視力や視野に障がいがあるが完全には失明しておらず、残された視力、視野を使い、情報を得ながら日常生活を送る方)への支援のため、医療、福祉、教育やボランティアなどの垣根を越えての情報交換や研さんを目的とする福島県ロービジョンネットワーク活動に参加しています。
 ネットワークの主な活動は、郡山市の総合南東北病院で年3回開催されているフォーラムです。令和2年度からは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインによる開催となっています。令和4年度は「高齢視覚障がい者と日常生活訓練」、「高齢視覚障がい者の介護を考える」をテーマに2回開催されました。
 本会では、当フォーラムに参加して日常生活用品(用具)の入手などについての相談やあっせんを行っています。日常生活用品(用具)には、目が不自由でない方が使ってもとても便利な用品がたくさんあります。
 詳しくは、事務局までお問い合わせください。


ホームページの開設

 無料ホームページ作成ツールを使って、維持費のかからない協力会のホームページを作成しました。リーフレットの内容をもとに作成しています。
 下記のURLから閲覧できます。
 https://fuku-kyouryokukai.jimdofree.com

◆県視覚障がい者協力会 電話番号 024(533)4085(FAX兼用)

 

生活支援センターだより

サンキューカードをご存じですか?

 サンキューカードとは、黄色いプリペイドカードのような、薄く、名刺サイズのカードの事です。縦向きで使用し、表面の上部には「サンキュー」の文字と、「お手伝いくださってありがとうございました」という文章があり、中央部には「isee!」運動のロゴマークがあります。
 その下部に「isee!運動 視覚障害者のホントを見よう」という一文があり、最下部にはカードごとに通し番号がついています。
 裏面は、上部にisee!運動を支援してくれている団体や企業のお名前が入っています。中央には二次元コードがあり、それを読み取ると、見えない・見えにくい方へのお手伝いの方法などを掲載したwebページ(日本点字図書館、北海道盲導犬協会、東京ヘレン・ケラー協会)につながります。下部にはこの運動を行っている「NEXT VISION」の連絡先が記載されています。
 この カードを配布する目的は、2つあります。
 1つ目は、正しいガイドの仕方を広く一般の方に周知する事。
 2つ目は、就労・就学に困っている見えない・見えにくい方を一人でも多く見つけ、必要な情報につなげる事です。
 カードの使い方は、見えない・見えにくい方が、声をかけられたり手伝いしてもらったときに、相手の方に「ありがとう」と言ってカードを渡します。その際、カードの短辺に少し欠けている部分があるので、それを自身の右手前にくるように持つことで、相手に正しい向きで渡すことができます。
 また、可能であれば、カードの裏面にある二次元コードから、正しいガイドの仕方を知ることができる旨を伝えていただければと思います。このカードは、神戸市にある公益社団法人NEXT VISION(神戸アイセンター内)で無料で配布しています。
 なお、この運動には、全国の盲学校(視覚支援学校)や視覚障がい者団体も参加しています。興味のある方は、支援センターにお問い合わせください。

◆県視覚障がい者生活支援センター  電話番号 024(535)5275

 

福祉協会だより

同行援護従業者養成研修を実施

 令和4年度は、「同行援護従業者養成研修」を会津若松市と福島市で実施しました。
 この研修会の目的は、「視覚障がい者の外出活性化のため、移動時の情報提供、移動援護、移動先での排せつ、食事などの介護の一般的な研修を実施し、同行援護に必要な知識や技術を習得する」ことです。
 会津若松市ではノーマライズ交流館パオパオを会場に、9月10日~9月25日まで実施し、福島市では福島県点字図書館を会場に、10月8日~10月23日までの土曜日と日曜日に実施しました。それぞれの会場で、一般課程は4日間、応用課程は2日間の研修日程でした。
 会津会場も福島会場も、県内各地から多くの受講生が集まり、真剣な中にも笑いあり感動ありと、有意義な研修会でした。
 会津会場では、会津乗合自動車株式会社様のご理解をいただき、乗合バスとタクシーを使用して、福島会場では、福島交通株式会社様のご理解をいただき、福島交通飯坂線の電車と乗合バスを使用しての実践的な乗降演習を行うことが出来ました。改めて、多くの皆さまのご理解とご協力に感謝いたします。
 来年度も、実施を検討していますので、研修会の開催地区や内容についてのご意見やご要望をお聞かせください。


◆県視覚障がい者福祉協会  電話番号 024(535)5275

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