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点字広報ふくしま第319号

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年11月27日更新

目の不自由な方(かた)に対して、県政の主要施策の解説や県政の動きなどを紹介しています。

編集・発行 福島県広報課

福島県点字図書館(外部リンク)

〈県政の窓〉きこえない・きこえにくい人にとってのオリンピック
デフリンピックが福島県にやってくる!

 きこえない・きこえにくい人たちにとって最高峰のスポーツ大会「東京2025デフリンピック」が来年、日本で開催されます。今回、「デフリンピック」という言葉を初めて知った方もいるかもしれません。
 そんな方のために、「デフリンピック」のキホンのキから、福島県で実施されるサッカー競技まで、ギュッと詰め込んで特集します。来年はみんなで一緒にデフリンピックを応援しましょう!

◎ デフリンピックってなに? ◎

​ デフリンピックとは英語で「耳がきこえない」という意味の「デフ(Deaf)」と「オリンピック」を合わせた名前です。オリンピックと同様に4年に1度開催されています。

■ パラリンピックより歴史の長いデフリンピック​

 障がい者のスポーツ競技大会として知られるパラリンピックは、戦争で身体に障がいを負った兵士のリハビリテーションを目的として始まったことから、聴覚障がい者の競技種目は含まれていません。
 デフリンピックの歴史は1948年に始まったパラリンピックよりも古く1924年に始まりました。日本で初めて開催される「東京2025デフリンピック」は開催100周年の記念大会となります。

■ 東京2025デフリンピック大会エンブレム​

​ 人々のつながりを意味する「輪」をテーマに、デフコミュニティの代表的なシンボルである「手」を表しています。デフリンピックを通して、「輪」がつながった先には、新たな未来の花が咲いていくことを表現しています。

  耳がきこえなくても ◎​

 デフリンピックは競技中、補聴器や人口内耳を外さなければなりません。スタートや試合中の合図は、「耳」がきこえなくても参加者が不利にならないよう、音ではなく「目」でわかるさまざまな工夫がされています。目で補うことを「視覚的保障」と言い、ランプやフラッグが使用されるシステムが導入されています。​

 東京2025デフリンピックの競技種目 ◎

 夏季大会となる東京大会では次の21競技が実施されます。東京都をメイン会場とし、自転車競技は静岡県、サッカー競技は福島県が会場に選ばれました。

陸上/バドミントン/バスケットボール/ビーチバレーボール/ボウリング/自転車(ロード)/自転車(MTB)/★サッカー/ゴルフ/ハンドボール/柔道/空手/オリエンテーリング/射撃/水泳/卓球/テコンドー/テニス/バレーボール/レスリング(フリースタイル)/レスリング(グレコローマン)

Jヴィレッジでサッカー競技開催!

 デフサッカーについて知ろう ◎​

◆基本ルールは同じ
 人数:1チーム11人 試合時間:45分ハーフ ピッチサイズ:フルコート

◆特徴 デフサッカーの基本ルールは、聴者のサッカーと同じです。 異なる点は、審判が笛とフラッグの両方を使用することです。
         (笛の音がきこえないため)

◆素早いコミュニケーションに注目!
 聴者のサッカーと変わらない速さでパスやシュートが繰り広げられるデフサッカー。どのように意思疎通を図っているのでしょうか?
 試合前は、スムーズなコミュニケーションがとれるよう、意思統一を図るために攻守のプランを練って試合に臨みます。試合が始まってからは敵・味方の動きに加え、審判やベンチの様子など多くの情報を視覚で捉えて状況を把握し、ハンドサインやアイコンタクトを駆使してコミュニケーションをとります。選手たちの素早いやりとりに注目です!​

■ 日本代表の主な戦績

【男子】 
 2018年 第4回アジア太平洋ろう者サッカー選手権大会(韓国) 2位(9か国中)
 2023年 第4回ろう者サッカー世界選手権大会デフサッカーワールドカップ2023(マレーシア) 2位(19か国中)

【女子】
 2018年 第4回アジア太平洋ろう者サッカー選手権大会(韓国) 1位(3か国中)
 2022年 第24回夏季デフリンピック2021(ブラジル) 4位(5か国中)
 2023年   第4回ろう者サッカー世界選手権大会デフサッカーワールドカップ2023(マレーシア) 5位(5か国中)

◎ 誰もがそれぞれ輝ける場所がある ◎​

 来年2025年11月、国内初開催となる「東京2025デフリンピック」出場を目指しているデフアスリートと、今年3月にトルコで開催された冬季デフリンピックに出場したデフアスリートの皆さんにお話を伺いました。​

【デフサッカー】西戸 湖乃華(にしど・このか)さん
(一社)福島県聴覚障害者協会会員

Q:デフリンピックを目指すことになったきっかけを教えてください。
A:小さい頃から体を動かすことが好きで、テレビでオリンピック選手の姿を見て、自分も出てみたいという気持ちがありました。
 小学校5年生の時に、デフリンピックがあることを知り、デフリンピックで日本代表になりたいという気持ちが高まりました。
Q:来年の夏季大会は、初回の大会から100周年を迎えるとともに、国内で初開催となる記念すべき大会となります。さらに、サッカー競技が福島県で開催されることになりましたが、このことについて思いを聞かせてください。
A:地元開催を知り、うれしさもありますが、プレッシャーがすごくあります。
自分が代表に選ばれたら、皆さんにサッカーの楽しさを伝えて、きこえなくてもスポーツができることを知ってもらいたいです。

【デフバスケットボール】越前 由喜(えちぜん・ゆうき)さん
(一社)福島県聴覚障害者協会会員

Q:あなたにとって、デフリンピックとはなんですか。
A:デフリンピックとは、私にとって「夢の舞台」です。オリンピックを目指すアスリートと同じく、デフアスリートが目指す最高の場所です。
デフリンピックに参加できるだけでも光栄だと思っています。日本代表になって、結果を残したい、メダルを取りたいと思っています。
Q:夏季デフリンピックへの意気込みや目標などをお聞かせください。
A:まずは、デフリンピックの日本代表に選ばれ、参加することが目標です。
 日本代表に選ばれた際には、きこえない子どもたちに自分が活躍する姿を生で見てほしいと思います。
 私も先輩から夢をいただいたので、次は私が子どもたちに夢を与えられたらと思います。

【デフカーリング】山口 翔大(やまぐち・しょうだい)さん
(一社)福島県聴覚障害者協会会員

Q:今年3月にトルコで開催された冬季デフリンピックに出場した感想をお聞かせください。
A:終わってみれば「楽しかった。いい思い出になった」と思いますが、全力を尽くしたけれどメダルには届かなかったので悔しい部分もあります。
 国際大会に出場できたことは本当に良い経験で、世界のレベルを知ることができました。自分のレベルも分かったので、次のデフリンピック出場に向け、今度こそ金メダルを目指して頑張ります。
Q:応援してくれている皆さんへメッセージをお願いします。
A:デフリンピックで頑張れたのは、日本で応援してくれている方がいたからです。まずは、皆さんに感謝の気持ちをお伝えしたいです。ありがとうございました。
 今後は、応援してくれている方々に、夢や感動を与えるプレーができればと思っています。これからも、応援よろしくお願いします。

◎ みんなでデフリンピックを盛り上げよう ◎​

■ 11月17日 1年前カウントダウンフェスタ「デフスポふくしま」を開催!​

 11月17日、Jヴィレッジで東京2025デフリンピック1年前カウントダウンフェスタ「デフスポふくしま」を開催しました。
 体験イベントでは、元サッカー女子日本代表の岩渕真奈さんをゲストにお招きし、サッカー教室を開催したほか、デフサッカー体験や手話体験など、参加者が直接体験できるプログラムを多数行いました。
 
ステージイベントでは、テレビドラマ「silent」の手話指導を支えた福島市出身の手話通訳士である保科隼希さんにご講演いただきました。
 また、パネルディスカッションでは、内堀知事、岩渕さん、保科さん、そしてデフフットサル選手の岩渕亜衣さんが、デフリンピックに対する思い、デフスポーツの難しさや魅力などについて語りました。
 さらに、福島県産の食材を使用したおいしい料理が並ぶキッチンカーも登場しました。
 多くの皆さまにご参加いただきました。

■ 11月10日 いわきFCホームゲームで「手話応援デー」を開催!​

 11月10日にハワイアンズスタジアムいわきで行われるプロサッカーチームいわきFCのホームゲームで「手話応援デー」を開催しました。「手話応援デー」の開催は7月の福島ユナイテッドFCのホームゲームに続き2回目となりました。
 観戦を通じて手話に触れ、手話を使って一緒にいわきFCを応援し、会場が盛り上がりました。

■ キビタンとベコ太郎が「東京2025デフリンピック応援隊」に就任!​

 大会を応援する「東京2025デフリンピック応援隊」が結成され、福島県からはキビタンとベコ太郎が応援隊に就任しました。6月29日に応援隊が東京都内でお披露目され、当日はベコ太郎が出席しました。会場でもベコ太郎のゆるーい風貌が話題となり、大人気!今後は、キビタンとベコ太郎が福島県のデフリンピックを盛り上げていきます。​

■ 手話を学ぼう!​

 小中学生を対象に、手話に関心を持ってもらうため「手話に親しむ出前講座」を実施しています。出前講座をきっかけに、手話でデフリンピックを応援し、一緒に盛り上げましょう。

 

情報ボックス

県民提案を募集しています

 県では、県政に関する新たな制度の創設や事業の実施など、皆さまから県政についての建設的なご提案を募集しています。
 提案は、電子入力フォーム、電子メール、手紙、はがき、ファックスで随時受け付けています。
 いただいたご提案は、県の事業を効果的に進めるうえで大変貴重であり、新しい事業へのきっかけともなります。皆さまからのご提案をお待ちしています。

◆問い合わせ先 県庁県民広聴室 (024(521)7013

気候変動対策を推進するための新しい条例ができました!​

 地球温暖化による気候変動の影響は、自然災害の頻発化や災害級の猛暑など、目に見える形で私たちの生活に及んでいます。地球温暖化を食い止めるためには、まさに今、行動を起こす必要があります。
 そのため、県では、2050年までのカーボンニュートラルの実現に向けて、気候変動対策を推進するための条例を令和6年10月に新たに制定しました。
 未来の子どもたちに暮らしやすい環境を継承するため、一人一人が意識して、オール福島で気候変動対策に取り組みましょう!

◆問い合わせ先 県庁環境共生課 (024(521)7813​

ごみの出し方について​

 福島県の令和4年度の1人1日あたりのごみ排出量は1,021gで、全国ワースト1位であり、リサイクル率は12.8%で全国ワースト2位でした。
 県内のごみの約35%が生ごみなどの食品廃棄物であり、古紙や容器包装プラスチックなどのリサイクル可能物が約14%含まれていました。「3つの“きり”」(生ごみの水きり、料理の食べきり、食材の使いきり)の実践や「リサイクル可能物の分別の徹底」をひとりひとりが行うことで、ごみを減らすことができますので、今日からできることを始めてみましょう!

◆問い合わせ先 県庁一般廃棄物課 (024(521)7249

福島県救急電話相談​

 急な病気やけがで、救急車を呼んだ方が良いのか迷う時や、応急処置の方法が知りたい時の相談ダイヤルを開設しています。看護師などが対処方法について助言するほか、受診の必要性、受診可能な医療機関を案内します。
※この電話は、あくまで相談と助言を目的とするものであり、緊急、重症と考えられる場合は迷わず119番に電話してください。
■電話番号:短縮ダイヤル「♯7119」または「024-524-3020」
■実施時間:毎日24時間
■料  金:相談料無料(ただし、通話料はご負担いただきます)

◆問い合わせ先 県庁地域医療課 (024(521)7221

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点字図書館だより

1.サピエ図書館停止について

「サピエ図書館」を運営している全国視覚障害者情報提供施設協会より、機器の更新や情報漏洩対策のため「サピエサービス全面停止」の通知がありました。
●停止期間:令和7年2月5日(水)午前3時から
                           3月17日(月)午前11時までの6週間
 この期間は、図書の検索やコンテンツのダウンロード、オンラインリクエストも全て停止となります。 
 貸し出し業務については、当館が所蔵している図書の中からの貸し出しのみとなるため、大変ご不便をおかけいたします。サピエ会員の皆さまの個人情報と、図書の著作権を守るために必要な作業となりますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

2. サピエサービス全面停止作業後のリンクポケット使用について

 上記で説明しましたサピエの情報漏洩対策作業後は、シナノケンシ社製「プレクストークPTP1リンクポケット」のサピエデイジーオンラインサービスメニューで、ネット閲覧室の利用、図書や雑誌の検索、試し読みやダウンロードができなくなります。
 一方で、SDカードやUSBメモリ、内蔵メモリ内のデイジー図書は、これまで通り再生することができ、付属のCDドライブからデイジー図書の再生や取り込みも行えます。
 また、パソコンを使ってのサピエのホームページやMyBook等のソフトでデイジー図書を検索し、SDカードにダウンロードをしてリンクポケットで再生することができます。
 他の機器やアプリへの移行についてのご相談は、サピエサポートセンターや当館までお問い合わせください。
 なお、プレクストークリンクポケットのサポートは2028年11月まで継続予定です。

3.「令和5年度 増加図書目録」について

 当館で令和5年度に所蔵した図書の目録が完成しました。
 点字版、活字版、デイジー版の3種類があります。目録には、書名・著者名・分類番号と巻数や時間などを記載しています。
 本誌(点字広報ふくしま)に毎回掲載している「新刊案内」と重複するため、全利用者への配布はありません。1年分がまとまった図書目録を希望する方は当館までご連絡ください。1人につき、1部(1種類)に限り、無料でお送りします。

4年末年始の休館日について

 令和6年12月27日(金)から令和7年1月6日(月)は、休館日となります。貸し出しの申し込みなどの連絡は、12月15日(日)までにお願いします。締め切り以降のリクエストについてはご希望に添えない場合もありますのでご了承ください。​

◆県点字図書館 024(531)4950

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みんなの広場

点字体験教室に参加して 
氏家 悠喜(うじいえ・ゆうき)さん【福島市立平野小学校6年】

 ぼくはコラッセふくしまで点字体験教室に参加しました。行く前は点字を読めるか心配でした。
 いざ体験教室が始まると、教えてくれる先生はとても陽気でおもしろい人でした。だから点字を楽しく教えてくれましたが、点字を打つのはめちゃくちゃ大変でした。
 ぼくは点字や視覚障がい者に関わったことがなく、今回が初めてです。意外に点字は楽しく、やっていくうちに夢中になりました。
 それと読み方でおどろいたのは、例えば『がっこう』だと、『がっこー』にしないといけないことです。聞こえ方を大切にすることもわかりました。
 最後にやった1分間の点字早打ち競争で、ぼくはぜんぜん早く打つことが出来なくて、手がとても痛くなりました。打つのが早い人は1分間に27個も打てているのに、自分は6個しか打てませんでした。
 会場には点字のついた身近にある商品が並んでいて、今まで点字に気付いてないものも多くありました。お酒は『おさけ』としか書いてないので、先生が「味が書いてあると最高なんだよね」と言ったことが印象的です。
 ぼくはこれからももっと点字など視覚障がい者に関心を持っていきたいし、そのような人たちがもっと住みやすい世界になればうれしいです。

協力会だより

点字電話帳の配布について
 点字電話帳は、東日本電信電話株式会社からのご厚意により3年に一度発行されており、本会と福島県視覚障がい者福祉協会に贈呈されます。
 今年度はその発行の年に当たり、本会ではNTTタウンページ株式会社から委託を受けて、点字電話帳を製作していますが、本年12月上旬に完成予定です。
 内容は、多く利用される公共施設などを中心に編集し、県内版として一冊にまとめてあります。
 併せて、ロービジョンの皆さんにも利用していただけるように、墨字拡大版もあります。
 贈呈された点字電話帳は、本会会員及び県・市町村福祉関係機関のほか、希望者に無償で配布いたします。
 点字電話帳を希望される場合には、事務局までお問い合せください。
 NTTの公開情報によると、これまで電話番号を調べる手段として、電話帳(タウンページ等)および番号案内(104番)を提供してきましたが、近年はスマートフォンの普及等に伴い電話番号検索方法が多様化したことで、番号案内の利用数も大幅に減少しているそうです。このような状況を踏まえ、紙資源消費を削減し、環境負荷の低減を実現する観点からも2026年3月をもって電話帳および番号案内の提供を終了いたします。
 なお、目の不自由な方々に、暮らしのお役にたてていただくことを目的として発行している「点字電話帳」や障がいのある方を対象に無料で電話番号を案内する「ふれあい案内」((0120-104174事前登録制)については提供を継続いたしますとのことです。

◆県視覚障がい者協力会 (024(533)4085(FAX兼用)

生活支援センターだより

令和6年度 新規購入品の紹介

 令和6年度に新規で購入し、支援センターに展示している2点の機器の紹介をします。支援センターにお越しの際には、ぜひ、手に取ってご覧下さい。(機器の説明は、パンフレットからの抜粋です)
1 点字ラベラー(BLー1000 LINK) 
     定価 73,700円(税込み)
   点字のラベルを作成する機器。安心の5年保障。Bluetooth搭載で、置くだけで設置完了。
   使い方は色々で、点字での情報提供が手軽に出来ます。例えば企業内(名刺や社内案内、資料整理等)、公共施設内(図書の題名表記、案内掲示等)、飲食店のメニュー、薬の品名や用途等。
   入力、編集はパソコン、スマートフォンを使用し、ワイヤレスでストレスフリーを実現。
   点訳機能を内蔵した専用ソフトウェアは、各種画面読み上げソフトに対応し、当事者も使用できます。
   専用点字テープは、1巻が10mとお得で、透明で貼る場所を選ばないユニバーサルデザインです。
  (専用点字テープは、2巻1セットで税込み 1,980円)

2 3,2型液晶ワンセグTV搭載ラジオ
   定価  8,100円(本体のみ) 
               12,000円(アダプタセット)
   文庫本サイズのワンセグTV放送が入る/FM/AMラジオ。 大きさ 幅88mm、高さ142mm、奥行19mm、重さ約132g(電池を除く)。
   本体正面の上半分には、3,2インチのTV画面がついています。操作時の音声ガイドやピピ音は無いですが、1センチ角の操作ボタンが6個、画面下に1列に並んでいるため、シンプルで誰でも使い易い設計になっています。
   日常生活用具として給付対象ですが、市町村により対応が異なる場合がありますので、購入時は確認が必要です。

◆県視覚障がい者生活支援センター 電話024(535)5275

福祉協会だより

同行援護従業者養成研修を終えて

 令和6年度の当福祉協会が実施する同行援護従業者養成研修は、9月28日から始まり10月20日で修了しました。
 受講者は県内各地から応募があり、一般課程には19名、応用課程には12名がそれぞれ受講し、全員に修了書を授与しました。
一般課程は講義と実技で20時間(4日間)の研修を、応用課程は一般課程の修了を条件に12時間(2日間)の講義と実技の研修を行いました。
 当福祉協会が実施する研修会は、平成23年度から始まり、当時は「盲人ガイドヘルパー」の養成研修としてスタートしました。
 翌年の平成24年度からは、現在の名称である「同行援護従業者養成研修」となり、現在まで実施しています。今年度末までの修了者数は777名となり、県内各地で同行援護従業者として多くの方が活動しています。
 研修会場も、福島市(点字図書館)をはじめ、会津若松市、いわき市、南相馬市でも開催しています。皆さんお住まいの地域でも実施は可能ですので、ご希望があれば早めにご相談ください。
 また、来年度(令和7年度)からは、同行援護従業者の資質向上を図るため、養成研修のカリキュラムの改定が行われます。一般課程は20時間の研修が28時間に、応用課程は12時間の研修が6時間になります。研修内容の見直しも行われます。
 同行援護従業者養成研修については当福祉協会へお問い合わせください。

◆県視覚障がい者福祉協会 電話024(535)5275