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点字広報ふくしま第325号

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年11月28日更新

目の不自由な方(かた)に対して、県政の主要施策の解説や県政の動きなどを紹介しています。

編集・発行 福島県広報課

福島県点字図書館(外部リンク)

<県政の窓>ひとりで悩んでいませんか?ふくしま県のがん情報をあなたへ

 がんは、日本人の2人に1人はかかるといわれている身近な病気です。がんの種類や見つかったときの状態などにより、病状は人によってさまざまです。がん診断を受けたとき、がん治療中に抱えるさまざまな不安や思いを相談できる場所「がん相談支援センター」をご存じでしょうか。センターの役割や、県のがん患者支援の取り組みについて紹介します。

1)福島県のがんの状況(罹患数)について

 がんを「正しく」知る

●福島県のがん罹患状況

 全国がん登録における2021(令和3)年の本県の罹患数(1年間に新たに診断されたがん患者数)は、15,590人(男性が9,159人、女性が6,431人)となっています。上皮内がん(がん細胞が上皮にとどまっているがん)を除く部位別罹患割合の主な上位は、胃(15.3%)、大腸(15.1%)、肺(12.0%)、前立腺(10月2日%)、乳房(8月2日%)、膵臓(4月9日%)となっています。また、がん検診・健診・人間ドックによって発見された症例の割合が多い臓器(上皮内がんを除く)は、胃、乳房、前立腺でした。

年齢別の特徴的ながん罹患状況

 福島県における2021(令和3)年の罹患割合の高い部位を年齢階級別にみると、多くのがんにおいて、罹患率は加齢とともに増加傾向ですが、乳房(上皮内がんを除く)にあっては40歳以降に急激に増加し、60-64歳がピークとなっています。また、子宮頸部(上皮内がんを除く)にあっては、30代後半から40代後半において高い罹患率を示しています。

がんに関する情報収集サイト「がん情報サービス」

 国立がん研究センターが運営するサイトでは、病名から情報を探したり、公的制度や地域のがん情報、ライフステージに応じた情報を収集することが可能です。

2)がん相談支援センターについて

 がん相談支援センターはどんなところ?

 福島県のがん相談支援センターは、「がん診療連携拠点病院」と「福島県がん診療連携推進病院」に設置されています。これらの病院は、どこに住んでいても、がんの状態に応じて適切ながん医療が受けられるように設置されている病院で、福島県内に9カ所あります。

1)福島県立医科大学附属病院(福島市)
2)
会津中央病院(会津若松市)
3)
竹田綜合病院(会津若松市)
4)
太田西ノ内病院(郡山市)
5)
総合南東北病院(郡山市)
6)
坪井病院(郡山市)
7)
白河厚生総合病院(白河市)
8)
いわき市医療センター(いわき市)
9)
福島労災病院(いわき市)

がん相談支援センターの役割

 がん相談支援センターは、がんに関するさまざまな悩みや不安に対応するために設置されている相談窓口です。その病院に通院している患者さんに限らず、その家族や地域住民の方など、どなたでも無料・匿名で利用することができます。

主な相談内容

・自分の病気や治療について知りたい。
・医師から病気のことを説明されたが、難しくてよく分からない。

・がんと言われ、これからのことを考えると不安でいっぱい。
・家族や仕事のことで悩んでいる。
・治療や手術にかかる費用が心配。
・セカンドオピニオンの手続きを知りたい。

 正しい情報を得ること、気持ちを整理することは、納得して治療を選択したり、自分らしい生活を送ることにつながります。お一人で悩まず、お気軽にご利用ください。

【注意点】がん相談支援センターは主治医に代わって医療的判断をする場所ではありません。治療に関することは、病状をよく理解している担当医にご相談ください。

福島県内のがん患者へのサポートブック

 福島県独自のがん情報冊子(がんサポートブック)には、がん治療の流れや医療費のこと、治療と仕事の両立など、福島県のがんに関する情報が記載されています。
【配置場所】
 
がん診療連携拠点病院、がん診療連携推進病院、市町村、図書館

3)がん相談のポイント

 がん相談をする前に・・・

 ご自身が納得して治療を受け、自分らしい人生を歩んでいくために大切ながん相談。
事前に以下のポイントを知ることで、ご自身の考えをまとめるためのヒントになるかもしれません。

納得して治療を受けるために

 担当医に質問をする際は、重要なものを2つから3つに絞って確認しましょう。質問したいことを簡潔にメモにまとめて準備することも一つの方法です。
 質問のポイントや具体的な質問例をまとめた冊子「重要な面談にのぞまれる患者さんとご家族へ」(国立がん研究センター公式サイトに掲載)も参考にしてください。

がんの治療について

 大まかでも、がん診療について確認すると、心にゆとりが生まれます。流れを見てみましょう。

1)がんの疑い:「体調がおかしいな」と思ったときは、放置せず、早めに受診しましょう。
2)受診:気になることは、何でも担当医に伝えてください。メモにして整理をするとスムーズです。
3)検査・診断:担当医から検査結果や診断について説明があります。少しでも分からないことがあれば、繰り返し質問しましょう。
4)治療法選択:担当医が治療方法や見通しを説明します。ひとりで悩まずに担当医、家族、周囲の方と話し合い、希望に合った方法を探しましょう。
5)治療:不安やつらいことなど、気が付いたことは担当医、看護師、薬剤師などに伝えましょう。
6)経過観察:治療後の体調の変化やがんの再発が無いかなどを確認するために、しばらくの間通院します。

【標準治療とは】
 現時点で得られている科学的な根拠に基づいた最も良い治療のことを「標準治療」と言います。
 手術、抗がん剤治療、放射線治療をそれぞれ単独で、あるいはいくつかを組み合わせた方法で行われます。多くの場合、「標準治療」を受けることが最も良い選択です。

緩和ケアについて

 緩和ケアは、がんにかかった患者さんの体やこころの痛み、苦しみ、つらさを和らげ、自分らしく少しでも楽に生活できるよう支えていく医療です。がんと診断された時から緩和ケアを受けることができます。緩和ケアを受けたいときは、担当医や看護師へ相談してみましょう。

がんと仕事の両立について

 がん医療の進歩により、治療と仕事を両立させている方も増えてきています。仕事を続けるか辞めるかはご自身や勤務先だけで結論を急がず、主治医やがん相談支援センターへもご相談ください。
 より専門的なご相談は、下記の相談窓口をご利用ください。
 県内の一部のがん診療連携拠点病院では、ハローワークの職業相談員が出張個別相談(予約制)を行っています。

 
相談内容 相談窓口 所在地

治療をしながら職場復帰、
就労継続したい

福島産業保健総合支援センター 福島市栄町6-6 
電話 024(526)0526

休職や復職を考える前に労働条件や
社会保険のアドバイスを受けたい

福島県社会保険労務士会
相談日:毎月第4水曜日 
    午後1時~午後5時
    (事前予約制)
    面談・電話相談可

福島市御山字三本松19-3
電話
 024(535)4430

治療しながら就職を目指したい ハローワーク

県内の一部のがん診療連携拠点病院では、ハローワークの
職業相談員が出張個別相談(予約制)を行っています。

 

4)アピアランスケア助成事業について

 がん治療に伴うウィッグ、乳房補整具の購入費用の一部を助成します

【対象者】がん治療に伴い、対象補整具を購入した方で、申請時に福島県内に住所を有する方
 ※申請の受け付けは、対象補整具を購入した年度の3月31日までとなります。

【補助対象・補助額】
対象補整具 補助上限額

ウィッグ(全頭用かつらに限る。付属品は対象外)

2万円

乳房補整具(補整パッドまたは装着型人工乳房に限る)

1万円(左右各1万円ずつ)

【申請期限】
 令和8年3月31日(火曜日)(令和7年度事業分)

【申請先】(郵送可)
 〒960-8670 福島市杉妻町2番16号 県庁地域医療課 電話 024(521)7221
 ※詳細は、県ホームページをご覧ください。

5)妊孕性(にんようせい)温存療法の助成事業について

 子どもを持つことを望む若い世代への妊孕性温存療法に係る経費の一部を助成します

 妊孕性とは、「妊娠するための力」のことをいいます。
 がん治療の種類によっては、治療後、男女ともに妊娠が困難になることがあります。がん治療前に卵子や受精卵、精子を凍結保存する「妊孕性温存」により、がん克服後も妊娠の可能性を残しておくことができます。
 また、妊孕性温存療法により凍結保存した卵子や受精卵、精子を用いてがん治療後に妊娠を補助するために実施される治療を本事業では「温存後生殖補助医療」と呼んでいます。
 妊孕性温存療法および温存後生殖補助医療をご希望の方は、主治医にご相談ください。

【対象者】
・事業申請時に、福島県内に住所を有するがん患者の方
・県が指定する医療機関において妊孕性温存治療または温存後生殖補助医療を受けた方
・(妊孕性温存療法の場合)凍結保存時に43歳未満の方
・(温存後生殖補助医療の場合)治療期間の初日における妻の年齢が43歳未満の夫婦
※申請の受け付けは、原則、治療費を支払った年度の3月31日までとなります。

【県が指定する医療機関】 
・福島県立医科大学附属病院(福島市光が丘1番地)
・医療法人いわき婦人会(いわき市内郷綴町大木下3-2)

【申請期限】
 令和8年3月31日(火曜日)(令和7年度事業分)
【申請先】(郵送可)
 〒960-8670 福島市杉妻町2番16号
 県庁地域医療課 電話024(521)7221
  ※詳細は、県ホームページをご覧ください。

<わかる県政>
わたしから始めるごみ減量!​10月24日~30日は、「3R推進ウィーク」でした!

●3R(スリーアール)とは?

 3Rとは、ごみの発生量を減らす(リデュース)、不要になった物を繰り返し使う(リユース)、ごみを限りある地球の資源として再利用する(リサイクル)という、持続可能な社会を目指す3つの取り組みの頭文字「R」から名付けられたものです。
 この3Rを一人一人が心がけて実践すれば、ごみはまだまだ減らすことができます。

【Reduce(リデュース)】ごみの発生量を減らす
 ・マイバッグ持ってくる
 ・詰め替え商品を選ぶ など

【Reuse(リユース)】ものを繰り返し使用する
 ・リターナブル容器に入った製品を選ぶ
 ・古着を欲しい人に譲る など

【Recycle(リサイクル)】資源の再生利用
 ・ごみ分別で資源として再利用する など

●福島県の1人1日当たりのごみ排出量とリサイクル率

 令和5年度の福島県における1人1日当たりのごみ排出量は968グラムであり、全国平均の851グラムに比べて1割以上も多く、全国ワースト2位です。
 また、資源ごみとしてのリサイクル率は全国ワースト6位となっています。

●ごみ減量やリサイクル推進に関する県の取り組み

 県が令和5年度に行った燃えるごみ(生活系)の組成分析調査の結果、生ごみが約35%と最も高い割合を占めており、古紙や容器包装プラスチックなどのリサイクル可能物が約14%含まれていました。
 そのため、県では「3つの“きり”」(生ごみの水きり、料理の食べきり、食材の使いきり)の実践や「リサイクル可能物の分別の徹底」について広く呼びかけています。

●3R推進ウィーク

 県では、10月24日~30日を「3R推進ウィーク」と定め、『わたしから始めるごみ減量!』をキャッチコピーに、各種メディアでごみ減量やリサイクル推進に関する情報を発信しました。できるところから、3Rを始めてみましょう!

情報ボックス

「県政相談」のお知らせ

 県では、県政に関する意見や要望のほか、県民生活に関わるさまざまな問題について、相談を受け付けています。
 相談は、祝日を除く月曜日から金曜日まで行っています。
 相談は無料、秘密は厳守します。
 電話相談は、県政相談フリーダイヤルをご利用ください。
 詳しくは、県庁県民広聴室ホームページをご覧ください。

◆県政相談フリーダイヤル
 県 庁 0120(899)721
 県 中 0120(899)722
 会 津 0120(899)724
 いわき 0120(899)727

ふくしまの木を使った家づくりを応援します!

 柱や梁などに一定量の県産木材を使用した木造住宅の新築・増改築・購入を支援します。使用する県産木材の使用量に応じて、住宅1戸あたり最大60万円相当のポイントを交付します。ポイントは、県産のお米、果物、お酒などの商品と交換可能です。
 対象となる住宅は申請者が県内に自ら居住するため福島県内の工務店などが施工し、令和7年4月1日以降に完成した住宅です。その他要件、詳細は建築指導課または事務局のホームページで確認願います。

■募集期間:令和7年7月1日から令和8年2月20日(必着)
 ※先着順で、予算がなくなり次第終了となります。
■申し込み方法:事務局(福島県木材協同組合連合会)へ申請書を郵送または持ってくる 024(523)3307
◆問い合わせ先 県庁建築指導課 024(521)7528

「障がい者差別解消相談専用ダイヤル」のお知らせ

 障害者差別解消法が改正され、令和6年4月から事業者による合理的配慮の提供が義務化されました。
 福島県では、「障がいのある人もない人も共に暮らしやすい福島県づくり条例」に基づき、相談窓口として「障がい者差別解消相談専用ダイヤル」を設置しています。
 買い物先で理由なく案内を断られたなど、障がいを理由とする差別にお困りの方は、遠慮なくご相談ください。差別解消推進員がお話を伺い、解決に向けて一緒に考えます。
 ご本人だけでなく、ご家族や支援者の方からの相談もお受けします。
 また、お電話の他に、メールやFaxでも対応しています。

◆問い合わせ先 
 県庁障がい福祉課
 障がい者差別解消相談専用ダイヤル 
 電話 024(521)8740  Fax 024(521)7929

 メール shougaifukushi@pref.fukushima.lg.jp
 ※月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時15分
  祝祭日・年末年始(12月29日から1月3日)を除く

旧優生保護法による優生手術・人工妊娠中絶などを受けた方とご家族に補償金等を支給します

 昭和23年9月から平成8年9月まで施行されていた旧優生保護法により、優生手術などを受けた本人には1500万円、その配偶者(事実婚を含む)には500万円の補償金が支給されます(死亡している場合はその遺族(配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹、ひ孫又はおいめい))。また、優生手術などを受けた本人で生存している方には320万円、人工妊娠中絶などを受けた本人で生存している方には200万円が一時金として支給されます。
 なお、補償金等の支給は、令和7年1月17日に施行された「旧優生保護法に基づく優生手術等を受けた者等に対する補償金等の支給等に関する法律」により実施するものです。
 詳しくは、下記にお問い合わせください。

◆問い合わせ先 
 県庁子育て支援課(旧優生保護法に関する相談窓口)024(521)8294(専用電話)

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点字図書館だより

1.アプリ紹介

 Iphoneで使用できる便利なアプリを紹介します。詳しくは当館の情報支援員またはICT推進員までお問い合わせください。

●Eye Navi(アイ ナビ) (無料版あり・有料版月額1,000円)
 「障害物検出」「ナビゲーション」「歩行レコーダー」の機能を備えた視覚障がい者向け歩行支援アプリです。首から下げた専用ポーチに入れたIphoneのカメラが自転車、車、横断歩道など、歩行するのに必要な道路の状況や障害物を捉えた時に、音声で瞬時にお知らせします。また、歩行経路や状況を録画する歩行レコーダー機能も搭載しているので、歩行時のトラブルが起きた際に役立ちます。

●スイフトアイ (無料版あり・有料版月額300円)
 カメラで撮影した画像や、写真アプリから共有された画像をAIが解析し、内容をテキストで読み上げるAI画像認識アプリです。アプリを起動すると画面上には4つのボタンしかないシンプル操作であること、撮影してから解析結果が得られるまでの時間が短いことも、使いやすさの特徴の一つです。

2.点字図書を差し上げます

・「蚕の王」 安東 能明 著 全6巻
・「時々、慈父になる。」 島田 雅彦 著 全5巻
・「乱れる海よ」 小手鞠 るい 著 全3巻 
・「境を越えて Part1 このまま死ねるか!?」 岡部 宏生 著 全2巻
・「骨灰」 冲方 丁 著 全7巻
・「端午のとうふ 江戸人情短編傑作選」 山本 一力 著 全4巻 
・「本売る日々」 青山 文平 著 全4巻
・「徳川家康 弱者の戦略」 磯田 道史 著 全3巻
・「セクシャル・ルールズ」 坂井 希久子 著 全4巻
・「連鎖」 小杉 健治 著 全4巻

3.「令和6年度 増加図書目録」について

 当館で令和6年度に所蔵した図書の目録が完成しました。
 点字版、活字版、デイジー版の3種類があります。目録には、書名・著者名・分類番号と巻数や時間などを記載しています。
 本誌(点字広報ふくしま)に毎回掲載している「新刊案内」と重複するため、全利用者への配布はありません。1年分がまとまった図書目録を希望する方は当館までご連絡ください。1人につき、1部(1種類)に限り、無料でお送りします。

4.年末年始の休館日について

 令和7年12月27日(土曜日)から令和8年1月5日(月曜日)は、休館日となります。貸し出し申し込みなどの連絡は、12月14日(日曜日)までにお願いします。締め切り以降のリクエストについては、年内貸し出しのご希望に添えない場合もありますのでご了承ください。

県点字図書館 024(531)4950

みんなの広場

点字教室に参加して

佐藤 美心(さとう みこ)さん【福島市立渡利小学校6年】

 私は、今回初めて点字教室に参加しました。点字のことが全く分からなかったのですが、少しだけど知れてうれしかったです。
 点字のことをたくさんお話ししていただいて、一番心に残っているのは、ジャムには、ジャムとしか記さいされておらず、味や種類、値段が記さいされていないということを聞いて、私はとてもおどろきました。私たちは当たり前に生活していることが目の不自由な方たちは、とても不便に感じているからです。何にも見えない中で、生活していると思うと、私はとても想像がつかなく大変です。
 今回の点字教室を通して日本は、まだあまり目の不自由な人たちに目を向けていないと私は感じました。便利で安心した生活ができるようになってほしいです。今、私にできることは、点字を沢山の人々に伝えることです。点字教室に参加してもらい、沢山のことを知って、そこから広めてほしいと思いました。      

協力会だより

点字体験講習会などへ講師を派遣いたします

 視覚障がい者への理解を深めていただくとともに、ボランティア活動および地域との交流促進を図るため、主に県北地域を対象として、学校・サークル・団体の点字講習会などに講師を派遣しています。
 本年度は、9月現在で福島市立信夫中学校での体験教室がありました。
 授業や講習会などで点字体験を計画している学校・サークル・団体がありましたらご活用ください。 
 なお、点字器や点字用紙などの教材は、当方で準備します。
 詳しくは、事務局までお問い合わせください。

名刺・封筒に点字印刷を

 本会では、名刺・封筒に点字印刷を行っています。
 点字を印刷した名刺は、点字の丸いふくらみを通して、渡された方に温かな気持ちが伝わります。
 名刺への点字は、縦に5行、横に16文字以内であれば、所属名、職名、氏名、電話番号などを印刷することができます。
 また、点字の封筒は、触っただけで「〇〇からの封筒」であることを視覚に障がいのある方に伝えることができます。
 バリアフリーの一環として、新しく作られる名刺・封筒に、点字を印刷してみませんか。
 詳しくは、事務局までお問い合わせください。

県視覚障がい者協力会 024(533)4085(Fax兼用)

生活支援センターだより

県立博物館に「さわれるシリーズ」が登場!!

 会津若松市にある県立博物館に、「さわれる展示コーナー」があるのをご存じですか?
 福島市にある県立視覚支援学校の先生方と生活支援センターの職員で、数年前から県立博物館の担当者に働きかけて実現した展示コーナーです。
 視覚障がい者が展示品を楽しむために、実際に触って形や素材を確かめることができる「レプリカ資料」や「さわってみよう 点字カード」が設置してあります。今号から2回にわたり紹介します。(県立博物館のパンフレットから抜粋) 
 「レプリカ資料」としては、「ミニ・アームストロング砲」があります。約10分の1サイズのミニチュア模型と、砲身の一部を原寸大で切り取った模型の2種類です。視覚障がい者でも触ることによって全体像を理解することができます。また、砲身は内部が触って分かりやすいようにデフォルメして螺旋状の溝を刻んであります。実際に触りたい場合は、1ヵ月前までに予約してください。
 「さわってみよう 点字カード」は9枚あり、常設展示室内の9種の資料について作成してあります。カードには資料の説明文と触察図譜が書かれており、視覚障がい者は点字の書かれたカードを読み、触察図譜に触りながら、目の前にある資料について知ることができます。
 このカードを利用したい時は、常設展入り口のカウンターでお申し込みください。

県視覚障がい者生活支援センター 024(535)5275

福祉協会だより

ICT訪問指導を行っています

 令和7年度も福島県共同募金会様からの補助金を受けて、県内の視覚障がい当事者を対象に「ICT訪問指導」を行っています。
 今年度は特に「センスプレーヤー」に力を入れたいと考えています。「センスプレーヤー」は、サピエ図書館を利用していた皆さんは既にご存じのように、2022年に製造中止になった「リンクポケット」に替わる新機種としてエクストラ社から発売されたものです。
 福島県には、まだまだ「センスプレーヤー」の利用者は少ないようです。当協会では、デモ機を持ってくるしてご自宅を訪問し、使用方法について一緒に学びたいと思っています。講師は、福祉協会の会員で点字図書館に勤務している全盲の職員が担当します。
 また、「ICT何でも相談」も受け付けています。携帯電話(アプリなど)の便利な使い方、パソコン(ソフトなど)のトラブルなどなど、全盲の担当者が対応します。
 連絡先は、福祉協会事務局(024-535-5275)まで、お気軽にご連絡ください。

県視覚障がい者福祉協会 024(535)5275

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