平成22年度 農林水産
平成22年度 農林水産に関すること (県民提案・回答)
TPPと農業について |
(提案)農家の方々はこの度のTPPのことで先々のことが不安だと思います。恐らく最後は経済界に押しきられTPP参加となる気がします。また、それが世界の流れだと思います。 しかし、その場合考え方を変え、安く入った米を家畜のエサとして利用してみたらどうでしょう。米だからと言って人が食べなくてはならないということはありません。逆に畜産農家はエサ代が安くなるかもしれません。 輸入した米は基本的に家畜のエサ用(または国際的な食料支援用など)で、日本の農家が作った米は人が食べるものというイメージにすれば問題は解決できるかも知れない。 畜産を盛んにし、輸入した安い米で育てた家畜の肉を輸出すれば、むしろ儲かるかも知れない。
(2010年12月13日 30代 男性) |
(回答)TPPと農業についてのご提案ありがとうございます。 TPPにつきましては、農林水産業を始め幅広い分野への大きな影響が心配されます。 特に農林水産業は、安全・安心な食料の安定的供給を通し、県民の命と健康を守るとともに、県土の保全、美しい田園風景や地域の伝統文化の維持・継承、さらには地域経済を支える重要な役割を果たしております。 このため、我が国がグローバルな経済競争の中で確固たる地位を保ちながらも、本県始め国内農林水産業・農山漁村の持続的な発展を目指す観点から、慎重な対応を期すよう国に働きかけてきたところであります。 TPPに関する対応につきましては、農林水産部内の検討チームにおいて情報の収集・分析を行うとともに、本県農林水産業振興上の課題について検討しているところであり、お寄せいただいたご意見についても、参考にさせていただきたいと思います。 今後とも、本県農林水産業の持続的発展に向けて努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。
(2010年12月20日 農林水産部 農林企画課 電話番号 024-521-7319) |
森林環境税等について |
(提案)森林税が今年から賦課されていますよね。 どのように使われているのか県民にもっと積極的にアピールすべきではないでしようか。 ナラがれ等自然環境が激変しています。 子供たちに植林の大切さを教えたりすることが大事ではないでしようか? 緑の教室とかすることはたくさんあると思います。 自然は福島の宝です。 緑のマスタープランとか作ってほしいと思います。
(2010年12月8日 50代 男性) |
(回答)森林環境税につきましては、平成18年度から導入し、荒廃のおそれがある森林の整備や県産木材の利用を推進するとともに、県内すべての市町村において、児童や生徒などを対象に森林づくりの大切さを学ぶ森林環境学習などに取り組んでいます。 これまでの取組みについては、パンフレット、タウンミーティング、各種催し、県のホームページ等を通じて紹介しておりますが、今後とも、機会ある毎にPRに努めていきたいと考えております。 また、県・市町村・関係団体等が連携して、毎年、地方植樹祭・育樹祭、ファミリー緑の教室、緑の少年団活動を通じて、子供たちに森林の役割や森林づくりの大切さを学ぶ取組みを行っております。 なお、緑のマスタープラン等の策定に関するご提案ですが、昨年度策定した「いきいき ふくしま農林水産業振興プラン」を踏まえながら、地域森林計画を策定するなど、子どもからお年寄りまで幅広い年代の皆さんが、森林づくりや緑を守り育てる活動に積極的に関わり、森林を県民全体で支える意識の醸成を推進することとしております。貴重なご提案ありがとうございます。 ※県のホームページ(「福島県森林環境税」により検索していただくとアクセスできます。)にこれまでの森林環境税の使途や取組みを掲載しています。
(2010年12月20日 農林水産部森林計画課 電話番号024-521-7432 森林整備課 電話番号024-521-7429) |