平成27年度 県民提案・回答 保健福祉に関すること
平成27年度 県民提案・回答 保健福祉に関すること
平成27年10月29日 水道事業を市町村単位ではなく県単位で実施することについて
平成27年9月1日 「県民健康調査」検討委員会における放射線による健康影響の評価、検証について
平成27年7月30日 県民健康調査「基本調査」の回答率向上に向けての取組について
殺処分を減らす方法について |
(提案) 殺処分を減らす方法の提案です。 (平成28年2月25日 30代 女性) |
(回答)殺処分を減らす方法について、ご提案ありがとうございます。 ご提案いただいたとおり、殺処分を減らしていくためには、動物の愛護と適正飼養を普及啓発することにより、行政に保護収容される犬や猫を減らすとともに、収容された犬や猫については、飼い主への返還又は新たな飼い主への譲渡を推進することが重要であると考えております。 そのため本県では、市町村と連携しながら、犬・猫の終生飼養や繁殖制限措置及び猫の屋内飼育の徹底等について、啓発用ポスター、チラシ、ホームページを活用するほか、動物愛護週間等の機会を捉えて啓発を実施しております。 また、各保健福祉事務所においては、家庭犬の訓練所で研修を受けた県の職員が「飼い犬等のしつけ方教室」を定期的に開催しております。 さらには、地域における動物の愛護と適正飼養を普及する動物愛護推進ボランティアの育成にも取り組んでおり、現在、各地区の動物愛護推進ボランティアによる自主的なしつけ方教室が実施されている状況です。 加えて、児童期から動物愛護に対する関心と理解を深めるため、各保健福祉事務所の獣医師を小学校に派遣し、命の大切さについて学ぶふれあい体験学習を実施しております。 今後とも、各保健福祉事務所における「飼い犬等のしつけ方教室」の充実強化を図りながら、適正飼養を啓発するとともに、保護収容した犬や猫については、飼い主への返還や新しい飼い主への譲渡を推進することにより、犬や猫の殺処分の削減に努めてまいります。 (平成28年3月4日 保健福祉部 食品生活衛生課 電話番号024-521-7245) |
水道事業を市町村単位ではなく県単位で実施することについて |
(提案) 水道料金とても高く感じます。市町村単位だとなおさらです。 (平成27年10月29日 20代 男性) |
(回答)水道事業を市町村単位ではなく県単位で実施することについて、ご提案ありがとうございます。 住民生活に密接したサービスである水道事業は、地域の実情に通じた市町村が担うことが適当であり、水道法においても、市町村経営を原則とするとされております。本県におきましても、これまでと同様に市町村が水道事業の経営を行うことが適当と考えております。 水道事業者は、それぞれの地方公共団体の条例で水道料金を定めていますが、地域ごとに水道施設の建設時期、規模や運営費等が異なることから、水道水の使用量が同じでもその地域ごとに料金体系が異なっているのが実情です。 また、水道料金の算出に当たっては、経年施設の更新や耐震化といった、将来も見据えた水道施設の維持管理や増強についても考慮される必要があります。 水道事業者には、水道料金という形で利用者に負担いただいたものを有効に活用して、安全な水を安定的に供給することについて、相互理解を図るための取組が不可欠であると考えております。 県といたしましても、水道週間等の機会を捉え、水道事業への理解が深まるよう啓発を図るとともに、引き続き、水道事業者に対する立入検査や研修会等の機会を通じて、積極的に利用者に理解を得ていくための取組の必要性について助言等を行ってまいります。 (平成27年11月6日 保健福祉部 食品生活衛生課 電話番号024-521-7244) |
「県民健康調査」検討委員会における放射線による健康影響の評価、検証について |
(提案) 福島県「県民健康調査」検討委員会に甲状腺がんと新生児の先天異常について疫学調査部会を設けてください。 (平成27年9月1日 女性) |
(回答)「県民健康調査」検討委員会での放射線による健康影響の評価、検証について、ご提案ありがとうございます。 放射線による健康影響の評価、検証につきましては、平成27年8月31日に開催された、第20回「県民健康調査」検討委員会で示されたとおり、福島県として「放射線被ばくの影響に関する調査研究」に取組むこととしております。 具体的な内容としては、全国甲状腺がん罹患統計に基づいた甲状腺腫瘍の進展モデルを用いて、先行調査対象者において「悪性ないし悪性疑い」数(期待観測数)を推定する研究を現在検討中です。 今後想定される研究テーマとしては、一次検査結果、二次検査結果(病理細胞診結果等)について年齢に着目して評価を行うことや、甲状腺腫瘍の地理的分布に関し、関連要因を解析することが挙げられます。 この調査研究については、外部からの専門家を参加させ、研究計画の概要、進捗状況、研究成果等を検討委員会に適宜報告することとしています。 また、新生児の先天異常については、平成23年~25年度の「県民健康調査」妊産婦に関する調査の結果や、日本産婦人科医会が中心となり行われた厚生労働省の研究班の報告で、全国的に一般的に報告されている割合や政府統計の数値との間に差は出ていないことが示されています。 なお、「県民健康調査」の調査結果のデータ提供については、情報提供の体制づくりを進めているところです。 今後とも、県民健康調査の推進に努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。 (平成27年9月14日 保健福祉部 県民健康調査課 電話番号024-521-8219) |
県民健康調査「基本調査」の回答率向上に向けての取組について |
(提案) 福島原発大爆発事故から5年目に突入した。事故当日からの記憶もだんだん薄れつつある中での県民健康調査。現在の人海戦術型ローラー作戦も一定の効果はあるだろう。某テレビ局朝ドラヒロインの「地道にコツコツが大事」のセリフの如しだ。 ならば、それに漏れた県民へのサポートはないのか? そこで県民提案するが、県民健康調査アンケート回答率向上と回答者へのサポートとして、また、福島県民の健康増進として、国等からの財政支援を得て「公的宿を活用した保養割引宿泊プラン」は如何だろう。 国民休暇村・グリーンピア・ユースホステル等々、時節柄(夏休み等)や農閑期に保養出来れば、復興への鋭気を養える。勿論、公的宿側にも歓迎されるだろう。つまり、国等の助成金が回り廻ってまた国へ税収還元される仕組みだ。 福島県民にはそれくらいの慰労感謝の政策がもっともっとあって良いと私は思います。 |
(回答)県民健康調査「基本調査」の回答率向上に向けての取組について、ご提案をいただきありがとうございます。 県民健康調査「基本調査」につきましては、現在、回答率向上に向け各種取組を行っています。 これまでの取組としては、市町村等と連携しながら県民への周知を図るとともに、マスメディアを活用した広報活動を実施してきました。また、簡易版の導入や、県内各方部の市役所等庁舎内において書き方支援事業も実施しました。 また、今年度も、広報活動により「基本調査」の重要性を広く県民に周知するとともに、甲状腺検査会場や市町村健診・検診会場における書き方支援事業を実施しています。 なお、今回いただきましたご提案につきましては、今後の取組の参考とさせていただきます。 今後とも、県民健康調査の推進に努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。 (平成27年8月13日 保健福祉部 県民健康調査課 電話番号024-521-8219) |