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平成29年度 県民提案・回答 教育に関すること

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年9月15日更新

平成29年度 県民提案・回答 教育に関すること

平成30年1月10日 広域避難場所である美術館、図書館などへの災害情報伝達等大型テレビモニターの整備について

平成29年11月20日 ビブリオバトルの美術館バージョンについて

平成29年11月9日 館長講座のラジオ配信及び学芸員による作品紹介

平成29年9月14日 県立美術館を中心とした県内美術館めぐり企画について

平成29年8月30日 県立美術館における子ども美術会議の開催について

平成29年8月19日 道徳の授業で取り入れてほしい詩集について

広域避難場所である美術館、図書館などへの災害情報伝達等大型テレビモニターの整備について

(提案)

 東日本大震災からもうすぐ7年になろうとする。福島県は県民の生命を守る義務と責任がある。危機管理部と教育庁に情報伝達の不備等による避難行動の遅れ等や、災害情報が必要な者にちゃんと伝達出来ない事態を回避する為の提案。
 県立図書館や県立美術館がある場所は、広域避難場所になっているが館内利用者の便に資する災害情報伝達等大画面テレビモニターが整備されてない。県立博物館も近くの公園が避難場所になっているはずだが公共施設と言う事で博物館にもモニターが整備されてないと思う。確かに、スマホ等で確認出来る時代だから必要ないと言われるかも知れないが、冒頭に述べた様に、公金は県民の安心安全を守ることに使われて然るべきものだ。早急に災害情報伝達等における対策を講じるべきだと私は考える。イメージ的には県庁西庁舎2階県民ホールにある大画面テレビモニターを参照。さらに述べれば行政の縦割り主義を打破する為に、危機管理部は創設された訳だがもっと頑張って欲しいと県民の一人として叱咤激励する。以上

            (平成30年1月10日 50代 男性)

(回答)

 県立図書館、県立美術館及び博物館の災害情報伝達等大型テレビモニターの整備について、ご提案ありがとうございます。
 県立図書館及び美術館では敷地内の広場、県立博物館は近隣の公園が所在する各市から災害の危険から命を守るために一時的に避難する「緊急避難指定場所」に指定されています。
 災害に関する情報発信は市町村が担当しているところですが、各施設におきましても必要な情報の伝達の不備等が生じないよう、引き続き関係市町村や関係機関と連携して県民の方の安全確保に努めて参ります。

            (平成30年1月24日 教育庁 社会教育課 電話番号024-521-7788 )

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ビブリオバトルの美術館バージョンについて

(提案)

 福島県教育委員会発行メールマガジン最新号では、教育フォーラムでのビブリオバトル特集がメインであり、大変良い内容であった。そこで提案だが、ビブリオバトルの美術館バージョンがあっても良いと思います。瑞々しい感性によって新たなる美術館世界が開眼する事を期待します。

            (平成29年11月20日 50代 男性)

(回答)

 メールマガジンを御覧いただき、ありがとうございます。また、貴重な御提案をありがとうございます。
 美術作品には作品ごとに異なった魅力があり、その作品の魅力の感じ方も千差万別であります。その感性の違いこそが作品を観る楽しみでもあり、言葉では表現できないものであります。
 このため、美術館では、言葉で紹介しあい、その内容を評価するのではなく、鑑賞する方々の感性を重視したいと考えております。
 県教育委員会では引き続き、ビブリオバトル福島県大会の充実を図ってまいりますので、是非、中学生・高校生による活発な活動の様子を御覧ください。

            (平成29年12月4日 教育庁 社会教育課 電話番号024-521-7788 )

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館長講座のラジオ配信及び学芸員による作品紹介

(提案)

 福島県立美術館の館長講座を聴きに行った事がある。こじんまりした講堂であるが常連のお客さんで熱気ムンムンだった。館長のユーモアセンス溢れるお話しは国際的にも十分に通用するだろう。そこで提案だが、館長や学芸員達が県民の文化向上を願って本当に伝えたいものは何なのであろうか?それをぜひ伝えて欲しいのだ。だから『ラジオ館長講座』があっても良い。例えば、インターネット回線でのポッドキャストがお薦めだ。館長のソフトな語り口が日本語を学ぶ海外の美術館ファンに受けるだろう。さらに福島県立美術館ホームページにあるブログにおいて、館長や学芸員達が県民にもっともっと知って欲しい作者や作品群をドシドシ紹介してくれると嬉しい。それが企画展等の前広告となり集客できる本来のブログとなるだろう。

            (平成29年11月9日 50代 男性)

(回答)

 御提案ありがとうございます。
 現在、館内の講義室において年6回実施しております「館長講座」につきましては、関係資料を配布するとともにスライドを用いることにより、受講した方々に画像や映像とともに講義をお聞きいただくフェイス・トゥ・フェイスの形で実施をしております。
 このため、画像や映像のない一方通行のインターネットラジオ配信の実施は考えておりませんが、今後、インターネットを活用した様々な伝達方法について広く検討してまいります。
 また、ブログでの作家や作品の紹介につきましては、作品の画像の使用について著作権の問題があり難しい部分もありますが、これまで以上にブログやツイッターを活用して、多くの情報を掲載・投稿することにより、展覧会や美術館の取組についての広報を行ってまいります。

            (平成29年11月20日 教育庁 社会教育課 電話番号024-521-7788 )

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県立美術館を中心とした県内美術館めぐり企画について

(提案)

 東日本大震災から6年半が過ぎた。福島県の復興はまだまだ途上だと感じる中でふっと、四国八十八ヶ所巡礼の旅を思い出した。そうだ、福島県立美術館が中心となり福島県内の美術館を次々と訪れる美術館巡礼企画は如何だろうと閃いた。スタートとゴールは福島県立美術館として、福島県立美術館が親方として、県内各地で頑張っている美術館を福島県復興祈願を込めた聖地に喩えて巡礼するのだ。より愛され親しまれる県立美術館である為にはもっと県内の各地で頑張っている美術館を守り導く必要がある。県内各地の美術館が栄えれば福島県復興も早まり福島県立美術館も使命の一つを果たす事になるだろうと私は思う。如何だろう? 完

            (平成29年9月14日 50代 男性)

(回答)

 御提案ありがとうございます。
 福島県内の各美術館においては、独自の視点で復興に寄与する企画も取り入れながら展覧会等を行っているものと考えておりますが、各館それぞれに展示方針や特色を持って美術館の運営を行っているものであり、観覧する方は、御自分のその時々のニーズに合わせて展覧会を選択しているものと考えております。
 従いまして、県立美術館といたしましては、御提案のような企画実施の予定はありませんが、今後とも県内の美術館とは互いに協力し合いながら、美術館の活動を広く県民の皆様に知ってもらえるよう、また足を運んでもらえる美術館になるよう努めてまいります。

(平成29年9月26日 教育庁 社会教育課 電話番号024-521-7788 )

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県立美術館における子ども美術会議の開催について

(提案)

 県立美術館の存在意義や存在価値は何だろう?反目も仲違いもなく世界が発展的調和を叶えられる平和の尊さを教える為にあるのではないだろうか!ならば、ヒロシマ・ナガサキ・フクシマと戦後の日本の復興のシンボルとしての三県にある県立美術館にて手作りの手弁当の「子ども美術会議」を春休みと夏休みと冬休みに分けて連動型開催しては如何だろう?県立美術館の絵画等から平和の尊さをもぎ取ったフレッシュな子ども達の感性が子ども美術会議を通して世界へ発信されてこそ県立美術館はその存在が確立し支持されて行くだろうと私は信じる。完

            (平成29年8月30日 50代 男性)

(回答)

 県立美術館の事業について、ご提案ありがとうございます。
 現在、子ども向けの事業としては企画展に関連したワークショップや、学校単位での創作活動を行っております。
 絵画等の美術作品から平和の尊さを感じ取っていただくことができれば、とても意義のあることと考えますが、ご提案のあった「子ども美術会議」のようなものを美術館として開催する予定は現時点ではありません。
 子どもたちに平和の尊さを教えていくことは学校教育と綿密に関連しますので、今後、学校教育連携事業等においてテーマとして取り上げることが可能かどうか検討して参ります。

            (平成29年9月11日 教育庁 社会教育課 電話番号024-521-7788 )

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道徳の授業で取り入れてほしい詩集について

(提案)

 今月5日、テレビで国指定難病である色素性乾皮症の男の子のドキュメンタリーを見ました。男の子(清麟太郎くん)は静岡県富士市に住む、今年支援学校中等部2年生です。この難病は日光に当たれず、病状が進行していくうちに皮膚がんの他、体の機能が徐々に失われ、寝たきりになる病気と知りました。そんな孫と週末暮らす祖母の文子さんが、麟太郎くんが話す言葉を拾いあげて、詩集をつくりました。麟太郎くんが幼い頃には絵本も出された文子さんです。この詩集がこの度、学校の道徳の授業に採用されたと、文子さんに伺い、是非、福島でも道徳の授業にしてもらいたいと思いました。私のひとり息子は重度の自閉症者です。難病と障がいとは違いますが、様々な人に理解してほしいことに変わりはありません。健常者間でもいじめはなくなりませんし、息子のような障がい者は弱者ですから、それ以上にいじめの対象になります。震災から6年が経ちましたが、改めて命の尊さを学んでほしいと思い、提案させていただきました。

            (平成29年8月19日 50代 女性)

(回答)

 道徳の授業について、御提案ありがとうございます。
 難病に立ち向かう男の子の話につきましては、現在の副読本(今後は教科書)での取り扱いはございませんが、御提案のなかの「命の尊さ」に関しましては、それぞれ各学年の発達段階に応じて多くの教材を活用しております。
 また、来年度より、小学校において道徳が教科化(中学校は平成31年度から教科化)されることに伴い、現在、教員の研修会等も積極的に行っております。
 教材についても、今後は検定教科書が導入されることとなりますが、引き続き様々な教材を大切にしながら、道徳の授業の充実に努めてまいります。

            (平成29年8月29日 福島県教育庁 義務教育課 電話番号024-521-7774 )

 小中学校において、道徳が教科化されました。
 難病に立ち向かう男の子の話につきましては、教科書での取り扱いはございませんが、御提案のなかの「命の尊さ」に関しましては、それぞれ各学年の発達段階に応じて多くの教材を活用しております。
 また、小・中学校において道徳が教科化されたことに伴い、現在、教員の研修会等も積極的に行っております。教材についても、今後も引き続き様々な教材を大切にしながら、道徳科の授業の充実に努めてまいります。

(令和元年9月5日 福島県教育庁 義務教育課 電話番号024-521-7774 )

 

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