野生生物の保護
県中地方における野生鳥獣対策
〇 ケガや病気になった野生鳥獣を救護しています
福島県では、個体数が減少し保護が必要な野生鳥獣(希少鳥獣)や、心ない者によるいたずらなどによりケガをした野生鳥獣(爬虫類・両生類を除く。)に対し、福島県野生生物共生センター や 福島県獣医師会の獣医師がボランティアで野生鳥獣の初期治療等を行う 野生動物救急救命ドクター(ERドクター) 制度により、傷病鳥獣の救護を行っています。
ただし、野鳥のヒナやアライグマなどの外来生物、イノシシなど田畑を荒らす有害駆除の対象となる鳥獣などについては救護を行っておりません。保護対象外の鳥獣については、下記の一覧から御確認ください。
保護対象外の野生生物一覧 [PDFファイル/128KB]
また、ペットや足環のあるハトなどの鳥類については、他の機関で対応しています。
平日 | (8時30分~17時15分) | 福島県県中地方振興局(県民生活課) | 電話:024-935-1295 |
土日祝 | (9時~17時) | 福島県野生生物共生センター | 電話:0243-24-6631 |
※福島県野生生物救急救命医(ERドクター)一覧 [PDFファイル/126KB]
野鳥との接し方-死んだ野鳥をみつけたら- [PDFファイル/1.39MB]
◇ 鳥インフルエンザ情報 内閣官房(H7N9) ・ 環境省(野鳥) ・ 厚生労働省(H5N1・H7N9) ・ 農林水産省(家禽)
〇 野生鳥獣についてのよくある問い合わせ
野生鳥獣についてよくある問い合わせを Q&A 方式でまとめたチラシを作成しましたので参考にしてください。
野生鳥獣についてのよくある問い合わせ (チラシ)
福島県野生生物共生センターの救護の対象とならない鳥獣等
種 類 |
問 合 先 |
爬虫類・両生類 |
福島県自然保護課 |
外来生物 |
|
野鳥のヒナ |
原則として救護等は行っておりません。 ※ ヒナの周辺には親鳥がいます。 |
有害駆除の対象となる鳥獣 |
原則として救護等は行っておりません。 ※ 有害駆除の対象となる鳥獣については、市町村の農林担当部署までお問合せください。 |
特別天然記念物 |
市町村教育委員会 (月-金:8時30分-17時15分) |
足環のあるハト |
1 一般社団法人 日本鳩レース協会 |
ペット |
1 郡山市 |
家畜・家きん |
福島県中央家畜保健衛生所 Tel:0247-57-6131(月-金:8時30分~17時15分) |
足革のある猛禽類 等 |
警察署 |
〇 死んでいる野生鳥獣を見かけたら
特別天然記念物に指定されているニホンカモシカ、天然記念物の猪苗代湖のハクチョウ以外の死亡鳥獣については、原則として、回収しておりません。
死んだ野性鳥獣がいる場所の管理者や所有者がゴミ(一般廃棄物)として処理することが基本となります。御自宅の敷地内で死んだ鳥を見つけたときは、素手で触らず、家庭用ゴミ袋に密封して一般廃棄物として処分してください。
なお、道路で野生鳥獣が死んでいる場合には、道路管理者(郡山国道管理事務所、福島県県中建設事務所、市町村建設担当部署等)に御連絡ください。
〇 野生鳥獣の捕獲(有害鳥獣の駆除)
野生の鳥獣(ほ乳類・鳥類)は、法律により捕獲・殺傷(以下「捕獲等」という。)することが禁止されています。
農林産物の被害防止などのために野生鳥獣を捕獲等しようとする場合、原則として法律に基づく許可が必要になります。捕獲の目的や方法、捕獲する鳥獣の種類により、対応機関が異なりますので、市町村にご相談ください。
また、一部の野生鳥獣については、狩猟による捕獲等を行うことができます。詳しくは、県中地方振興局 県民生活課までお問い合わせください。
〇 野生鳥獣を捕獲する場合に気をつけていただきたいこと
野生動物は基本的に人間を怖がります。このため、逃げだそうと暴れたり、くちばしや爪、角、牙などで抵抗します。また、感染症等のウイルスを保有している場合も考えられます。
このため救護される皆さんは、次について対応をお願いします。
1 手袋(できれば革製)、マスクを必ず着用してください。また顔を近づけすぎると目を突かれる恐れがありますので、注意してください。
2 救護の際に野生動物の排泄物等が皮膚に付着した場合は、すぐに洗剤などで洗い落としてください。
また、うがい、手洗いについても励行してください。
3 自動車での搬送の際には、野生動物の排泄物等が車内などに漏れないよう、十分気をつけてください。
なお、搬送に使用した段ボール等は、ビニール袋に入れ適正に処理してください。
4 救護に使用した衣類は、すぐに洗濯するなど、衛生管理に十分配慮してください。
5 救護に伴うケガやその後の体調不良等で医師の診察を受ける際は、野生動物に接触したことを必ず伝えてください。
救護に伴う事故を防止するため、皆さんの御理解と御協力を御願いします。