油の流出事故に気をつけましょう

住民の皆様へ

　住宅等での灯油タンクの移替えや配管の破損等による河川への灯油の流出に気をつけましょう。

　灯油は取扱いを誤ると火災の原因となるばかりではなく、河川や土壌に流出した場合、飲料水、農業用水、漁業などの利水への影響や魚類等の生息環境の悪化を招きます。

　住民の皆様におかれましては、次のような点に注意してください。

◆ホームタンクは転倒しないよう、地盤に確実に固定しましょう。

◆ホームタンクの配管や周辺の状況について、定期的に点検しましょう。劣化、破損等があれば修理、交換しましょう。

◆ホームタンクからからポリタンクへの移替えやポリタンクから暖房器具のタンクへの移替えの際には、その場を離れないようにしましょう。
　ホームタンクのバルブやポリタンクのふたは確実に閉めましょう。

◆灯油の流出を防止するため、ホームタンクに防油堤を設置しましょう。

◆配管等からの漏れがないか、ホームタンクの残量を定期的に確認しましょう。

　管内の事業場において、廃水処理施設からの排水に廃油が混入して河川へ流出したという事案が発生しました。

　これは、休日に委託業者がコンプレッサオイルの交換作業を行った際に、誤って排水タンクへ廃油を捨てたことに社員が気づかず、そのまま河川へ流出してしまったというものです。

　皆様の工場・事業場においても使用している有害物質に限らず、廃油等が河川へ流出しない設備としていただくとともに、休日を含めた緊急時の連絡体制の整備をお願いいたします。

　また、設備の故障、廃油混入等の緊急事態発生時の対処方法や連絡体制について社内教育するとともに、万が一有害物質（油等も含む）の流出等が発生した場合には、消防署等への通報と共に速やかに当地方振興局へご連絡をお願いいたします。

　油膜や油臭に気づいたときや油が流出してしまったときは、町村や県、消防署にご連絡ください。