ヤフー株式会社の社員による福島県テレワーク体験記【第8回 中通り中部(須賀川市・田村市・郡山市) 令和2年12月7日~】
東北新幹線・郡山駅を中心に、首都圏などと交通アクセスのよい中通り中部。県外からテレワークで訪れたり、その後会津など他の地域にワーケーションで移動したりするにも、まず検討すべきエリア。デザインがすてきな施設やカフェも多く、多彩な施設から選べます。 |
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■子育て世代も行き交う「市民文化復興のシンボル」■
郡山市の南隣に位置する須賀川市の市役所や飲食店が並ぶ中心部にある「tette」(テッテ)。かつてデパートがあった場所に、外観デザインもステキな市民交流センターがあります。
【「tette」の外観】
中は、天井が高く開放的!!テンションあがります。1階の机に電源コンセントがあり、目の前にコンビニもあり、テレワークに最適。
2階より上の階には図書館や大きな子供の遊び場があり、ベビーカーのママグループも訪れていました。子連れでの仕事もできそう。
【天井が高い「tette」内部。電源があるデスクあります】
東日本大震災からの「復興のシンボル」施設でもあり、様々な機能が融合。2019年度のグッドデザイン金賞も受賞しています。
ウルトラマンのキャラクターが至る所に…5階には円谷英二ミュージアムがあります。須賀川出身・円谷監督の偉業をたたえ、子どもたちに学びの大切さなどを伝えています。
【子供が喜びそうなキャラクターも】
■元小学校の複合テレワークセンター■
tetteから車で北東に約40分。郡山駅からも車30分で着く田村市内に、廃校となった旧石森小学校を活用したテレワークセンター「テラス石森」があります。
【元小学校の味わい残すテレワークセンター】
高台にあるので、眺めが最高です。
センターは2018年3月に開所。県内初の、サテライトオフィスなど複合テレワークセンターとされ、当時訪れたときは真新しくて「これから始まる」感じでした。今回改めて訪れると、多くの入居企業が実際に活動しており、活用の幅が広がっていると感じました。
【入口に並ぶ、入居企業の一覧】
元小学校の木造のよさや学びの雰囲気を残しつつ、オフィス机もあってゆっくりテレワークできます。運営する一般社団法人「Switch」は、田村における活躍の場の創出や移住相談も受け付けています。
■郡山で身近に楽しめる温泉&まちづくりカフェ■
中通り北部の福島市周辺だけでなく、郡山市内にも温泉があり、テレワーク兼ねて気軽に泊まれます。郡山駅から磐越西線で会津方面に4駅約15分。磐梯熱海駅を降りて「ようこそ」の大きな歓迎看板と駅前広場にある足湯の先に、温泉ゲストハウス「湯kori」があります。ほんとうに、目の前!
【「湯kori」は磐梯熱海駅の目の前。足湯もいい感じです】
磐梯熱海の温泉街は外歩きで行ける飲食店は少な目ですが、電車でのアクセスがよいので、郡山駅前の繁華街で日本酒飲んで楽しんだ後に宿泊してもスムーズです。温泉も最高。
【「湯kori」のロビー】
最後に向かったのは、郡山駅の西側、国道4号と安積国造(あさかくにつこ)神社がある清水台地区にある、元美容室をリノベした「Blue Bird apartment.」(ブルーバード)。1階にカフェがあります。
【「Blue Bird apartment.」の入り口】
一般社団法人ブルーバードが運営し、まちづくりにデザインなどからアプローチ。カフェは、上階に入居するクリエーターズや地元住民の交流の場にもなっています。
ドリンクやフードも充実。コーヒーがうまいです。右の本棚は、地元書店ともコラボし「まちの本棚」をイメージしていて、左の棚にはストーリーある全国のグッズ販売も。
【カフェ内部。住民や多くの人が訪れる「場」】
訪問時も、浜通りの方を含めて新しい取り組みの打ち合わせ。新しい出会いや気づきの機会があり、清水台地区はもちろん、今後は「郡山や福島の結節点」になりえる場所かもしれません。
<今回紹介した施設のリンクはこちら>