福島県
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湖北省名勝 「黄鶴楼」
春秋、戦国時代は楚国に所属。漢時代は荊州(けいしゅう)に所属。唐、宋時代は鄂州の管轄範囲になっていたので、そこから「鄂」という略称が使われました。明時代(みんじだい)は湖広行省(ここうぎょうせい)に所属し、清代康熙(しんだいこうき)3年(1664年)に湖北省となりました。
中国二番目の淡水湖――洞庭湖(どうていこ)の北側にあるので湖北と名付けられました。
大小1000以上の湖沼があるため、「千湖の省」とも呼ばれています。
農業と漁業が発達しており、中でも稲、麦、綿、シルク、茶、漆、柑橘類、魚類の産地です。 江漢平原(こうかんへいげん)は「米と魚のふるさと」と称されています。また、鉄鋼、自動車、船舶などの工業の主要生産地となっております。世界一の「三峡ダム」も省内にあります。
省内の「神農架(しんのうか)」には希少な動物が多く生息しております。世界自然文化遺産として「武当山(ぶとうざん)」と鐘祥市(しょうしょうし)の「顕陵(けんりょう)」、また三国時代の遺跡(諸葛孔明(しょかつこうめい)の居住地――古隆中(こりゅうちゅう)、赤壁(せきへき)、長坂坡(ちょうばんは)(チャン バン ポー))など、数多くの観光名勝が知られています。
長江(ちょうこう)と漢水(かんすい)の合流点である省都武漢は、武漢三鎮(ぶかんさんちん)(武昌(ぶしょう)・漢口(かんこう)・漢陽(かんよう))と呼ばれた三都市が中華人民共和国成立後に合併したもので、華中地域の重要な地点です。
1994年(平成6年)に湖北省は福島県と「人材と技術の交流に関する同意書」を締結しました。また、2004年(平成16年)に「福島県上海事務所を拠点とした日本国福島県と中華人民共和国湖北省との経済交流に関する同意書」を締結し、様々な分野において友好交流を行ってきており、民間団体の交流も活発に進んでおります。