地球探検 コスタリカ共和国 加藤直樹隊員 6-4
レポート6-4
セミナー開催に至るまで 3セミナーの本当の目的、待ち望んでいた言葉セミナーは4日間あり、日本を含めて計6カ国から連日60名から70名の参加がありました。どたばた劇で開始されたセミナーだけあって、その後も参加予定者が来ない、マイクがたびたび調子悪くなるなどいろいろイレギュラーなことがおきましたが、それでもセミナーの目玉であるジャイアンツアカデミーの指導書に沿った講習会は大好評で最終日を迎えることができました。 ここにも書いたように、今回のセミナーの大きな目的はジャイアンツアカデミー指導書のスペイン語版の中南米各国との共有とその指導方法の講習会の開催でした。 そしてセミナー最終日、各国ごとに今後の野球発展のためのアクションプランを話し合い、発表してもらうという時間がありました。セミナー開催国であるコスタリカからは、およそ40名ほどの参加者がいました。そこには学校関係者、大学関係者、野球連盟、各地方の野球協会関係者、個人で野球指導している人々、コスタリカ全土から集まった参加者たちが熱く議論を交わしている姿がありました。15分程度で予定していた話し合いの時間を30分に延長し、その後各国がその内容を発表していきました。コスタリカの発表者の言葉を聞いたとき、このとき心からこのセミナーを企画してよかったと思いました。 「今まで自分たちはそれぞれが孤立していて、それぞれがばらばらに機能していた。今後のコスタリカ野球のためにはもっとみんなが協力していかなければならない。特にもっと学校と連携していかなければいけない。」 この言葉によってセミナーのために費やしてきた努力がすべて報われた感じるほど感動しました。 セミナーの成果とこれから セミナーが無事終了し、セミナーの反響でその後ちらほらと自分のところに「自分の学校に野球部を作りたい」という連絡が入り始めています。嬉しいのは学校関係者が多いことです。コスタリカでは野球グラウンドも道具も近くにはありません。野球をするには自分の配属先のようなすべてがそろっているところに行く必要がありますが、そこが家から遠いと親に送迎してもらわないといけない、あるいは諦めるしかないということになります。 | ||
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コスタリカ共和国平成25年度1次隊 職種:野球 加藤直樹 サントドミンゴ野球協会