地球探検
インドネシア活動レポート
5月の大会の結果報告
今回は5月にあった大会の結果報告をさせていただきます。 今回の大会は、私の配属先であるボゴール県主催で、西ジャワ州(ボゴール県が含まれる)のすべての陸上チームが参加可能な、とても規模の大きなものでした。インドネシアでは陸上競技チームは主に3種類あるようで、私の配属先のような地方自治体が持つチーム(PPLP/PPLPD)、地方自治体が持つチームだけれどPPLPではないチーム、中学校および高校の体育学科にある陸上チームです。 その全ての中高生の選手たちが集まるので、参加人数も多く、中にはその年代のナショナルチームレベルの選手もいたりします。そのため、種目によってはかなりハイレベルな戦いが見られました。 私の指導選手は、女子砲丸投げ・円盤投げ・やり投げ・ハンマー投げ、男子円盤投げ・やり投げに出場しました。目標の金メダル数を2個に設定しましたが、結果としては、女子砲丸投げしか金メダル獲得できず、目標を達成することができませんでした。 実はこの大会は、私がこの配属先に赴任するにあたって、最も重要とされていた大会でした。チームでの目標金メダルは10個でしたが、結果としては8個でした。こちらも目標に届かず…。 ただ、私の赴任する前に開催された、2014年大会では金メダルが7個だったことを考えると、1個でも伸びたことは良かったと思っています。 選手の大半は自己ベストの記録を出すことができ、それは良かったですし、また次への課題が見つかったように感じます。 | 指導選手とともに
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指導選手が地元の新聞に載りました!
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断食月の食事
イスラム教では、年に約1か月間、ラマダンと呼ばれる断食期間があります。目的は、色々とありますが、例えば、お金がなくごはんが食べられない人の気持ちを知るとか、イスラム教の方々の団結力を高めるためとか、お腹の掃除のため?だとか様々です。 断食と言っても、全く何も食べないということでなく「日が昇っている時間」は飲み食いをしないということで、インドネシアの場合、大体、朝4時半~夕方6時に飲み食いをせず、それ以外の時間は飲み食いOKという具合です。ただ、体調が悪かったり、女性の方は、生理や妊娠中であったりするとしなくて良かったり、小さな子どもたちはしなくて良かったりと、とても柔軟な考え方で行われています。 さて、この期間の食事は時間もさることながら、食事のスタイルも少し変わります。特に断食が明ける時(夕飯)は面白いです。 断食が明ける1時間くらい前になると人々は、食事を食べる準備をするために、レストランなどに集まってきます。席に着くとすぐに食べ物を注文します。しばらくすると食べ物がテーブルに揃いますが、まだ断食明けの時間にならないため、食べずに待ちます。その間は、一緒に来た友人や家族とおしゃべりの時間です。そして、断食明けの時間になると一斉にみんなが食べ始めるわけです。 人によっては1時間以上前にお店にやってきて、早く注文し、ひたすら時間まで待つという人もいます。やっぱり、みんな、とにかく早く食べたいんだなということがよく理解できます。 今回も読んでいただきありがとうございました。任地での活動も残すところ2か月になり、まとめの時期になりました。後悔のないよう、一生懸命に活動していこうと思います。 | 時間になるのを待っています
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同僚コーチらと食事後に |
インドネシア共和国 丹治宏樹 平成26年度2次隊 職種:陸上競技