地球探検　ヨルダン・ハシェミット王国　小川晃世隊員　２

印刷用ページを表示する　掲載日：2013年12月1日更新

レポート２

JICA非関連の活動について

こちらは1年目、大分充実しました。活動域は、現在ヨルダン国土の３分の２で、各地から様々なオファーを受けて取り組んでおります。

美術教育の分野では、王室関連の教育事業、美術事業にも呼ばれるようになりました。また、JICAがボランティアを派遣しているのは、UNRWAという、パレスチナ難民救援のための組織（の学校）だけですが、ヨルダンには、フクーマ（政府系、要は公立校）とハーサ（私立）という3形態の学校があり、その全てに関わり、また、組織に関しても、幼稚園から、大学、他、障害者施設や、公民館のようなものや、文化施設での美術教育活動などにも、呼ばれて行ったり、自分から関わったりしています。
ヨルダン大学とヤルムーク大学。「ヨルダンを代表する二つの大学をモデルケースにして美術（教育）活動で連携を図れるようにし、また、大学の優れた教育力をヨルダンの全ての学校教育とつなげてヨルダンの教育力の強化を図れればいいなあ」など、まあ、狙いはいろいろあります。

美術活動の分野では、国際的に活動を展開する美術活動や、他国から入ってきている美術のボランティア組織と共に活動することにより、ヨルダンを飛び越えて、ヨーロッパ・中東・北アフリカ・南アジアの範囲まで関係を拡大できました。ただ、つながりがまだ微弱ですので、今後も頑張って、つながりを強化しつつ、より多くの国、団体との関係を築いて行きたいと考えています。
この美術活動の関係で、中東のマスコミには時折紹介されることもありました。後、他の国の大使公邸にも招かれる事もありました。この活動に関しては、JICA非関連ですので、サポートは当然一切なしで、全部自分ひとりで行っていますが、ヨルダン政府の人間や、実業家の方達、外国から入ってきている様々な人々の協力でなんとかやれています。２年目、どこまで活動を拡大できるかはわかりませんが、ヨルダン全域に対し、色々な働きかけができうるやりがいのある活動だと考えています。

任地イルビッドにあるヤルムーク大学芸術学部にて学生達と