地球探検 ケニア共和国 伊藤淳一隊員 1
ジュンガニレポート ~ルヒャ族との730日~
活動地域紹介
私はケニアの西、ビクトリア湖の北に位置するビヒガ県ハミシ郡の農務官事務所に配属されています。主に自給雨滴農業を営む小規模農家グループの農業ビジネス促進や若者、女性グル—プの収入向上、コミュニティー内のジェンダー問題へのアプローチを通し農民の生活向上、地域活性化に取り組んでいます。 日本人にとってケニアと言えばマサイ族が有名ですが、私の住む地域はルヒャ族という民族が人口の大多数を占める地域です。 地理的にも赤道から北へ10km程度とまさに赤道直下ですが、標高が約1,500mと直射日光を受けない限り心地の良い気候です。 さて、このレボートのタイトルにある「ジュンガニ」という言葉ですが、これは同僚から頂いたルヒャの名前です。名前と言うと大げさで、彼らの都合で発音しやすいように、ルヒャ語のニックネームを付けてくれました。 また、このレポートでは定期的にケニア、ルヒャ族の文化/習慣を伝えてたいと思います。 | プロジェクトメンバー(ルヒャの人々) | |
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食文化を通して
西側はメイズ(トウモロコシ)生産が盛んな地で、メイズ粉を火にかけながらお湯と混ぜて作るケニアの主食「ウガリ」が美味しい地域と言われています。ケニアでは右手を使ってウガリを食べますが、私も近頃、上手にウガリを食べれるようになりました。 また、先日、毎月一回の同僚の互助会の集まりに参加しました。ヤギを一匹約3,500円で農家から購入し、それを自らで屠殺し、内蔵も血も含め綺麗に切り取り、水洗いします。新鮮なヤギ肉及び内蔵をバーベキューにしたり、腸に肉、血、内蔵をつめたソーセージを作ったりと、頭と骨意外は美味しく頂きます。 バーベキューのお供にはメイズとフィンガーミレットという雑穀を発酵させて作ったローカルビール『BUSAA』。これは少しどろっとしていますが、なかなか美味しいです。
| ヤギの解体 | |
同僚と飲むローカルビールBUSSA |
伊藤淳一 平成25年度4次隊 コミュニティ開発 ビヒガ県ハミシ郡農務官事務所