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地球探検 ケニア共和国 伊藤淳一隊員 3

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年4月27日更新

地球探検

ジュンガニレポート ~ルヒャ族との730日~

ケニアのクリスマス

 去年4月1日にナイロビに降り立ち、早いもので一年が経過しました。この一年、任地の住民の方々と生活を共にし、様々な経験を得ることが出来ました。

 最近は、イスラム過激派グループ(アルシャバブ)による大規模なテロ事件が再びケニア国内において発生しましたが、私の住むケニア西側は依然、穏やか時間が流れています。
 西部に住む多くの住民はキリスト教徒と言うことで、クリスマスはプロテスタント系教会の牧師も務める配属先同僚の家に呼ばれ、ケニアのローカルクリスマスを体験させて頂きました。クリスマスミサでは各グループが我々日本人にも馴染みのあるクリスマスソングをスワヒリ語で歌い御祝いしていました。

 また、家庭内では鳥を一匹捌き、鳥とジャガイモと煮込んだ料理をメインディッシュとして頂きました。特に、プレゼント交換やクリスマスケーキを食べると言ったものは無く、至って質素な時が流れる中で、家族みんなが集まりお祈りをし、食事を頂くと言うシンプルなクリスマスがとても崇高に感じました。

野生動物とマサイ族

 ケニアと言えば、野生動物とマサイ族が有名かと思います。同僚宅でクリスマスを過ごした後に、他のJICAボランティアの方々とクリスマス年末休暇を利用し、マサイマラ自然動物動物保護区を訪れました。
 サファリカーに乗りながら雄大な大自然の景色を楽しみつつ、お目当ての野生動物、特に肉食系動物をみんな必死で探します。運良くライオン、チーター、ハイエナ等の肉食獣やシマウマ、キリン、ガゼル、クロコダイル、ゾウ、カバ、等々数多くの野生動物をみることが出来ました。
 因みに、ライオンやチーターを発見すると、無線等で情報を得た周辺を走っているサファリカーが大勢詰めかけ、我々人間の乗る車に彼らが囲まれるという光景も見ることができます。

 また、マサイマラはマサイ族の住むナロック県にあるため、マサイ族の村にも訪れました。同期ボランティアがナロックで活動しているので、ナロックで年を越しました。ナイロビの中華食材店で同期ボランティアが買っておいた干し椎茸とモチでお雑煮を作り美味しく頂きました。

 ミサでクリスマスソングを歌う教徒達
ミサでクリスマスソングを歌う教徒達
 鳥とジョガイモの煮込み
鳥とジャガイモの煮込み
念願の野生のチーターさん
念願の野生のチーターさん 
お食事中の野生ライオン
お食事中の野生ライオン
 マサイ族と記念写真
マサイ族と記念写真

伊藤淳一 平成25年度4次隊 コミュニティ開発 ビヒガ県ハミシ郡農務官事務所