地球探検 モザンビーク共和国 小野真理子隊員 1
青空通信-アフリカモザンビーク-
Vol.1 「 情操教育の向上を目指して(前編) -日本人として出来ること-」
モザンビークの小学校
モザンビーク国。青年海外協力隊に応募するまでは、聞いたこともなかった国です。その私が今この国に来て8ヶ月が経ちました。驚くほどの早さで毎日が過ぎていきます。私の活動は、小学校で6・7年生に体育と技術家庭科の授業をすることです。生徒数の多さ、教室の不足により朝・昼・午後・夜の4部制。私が受け持つクラスは約90人で日本の約3倍。机イスがない子どももいます。
教室の様子
「おはよう」から「さようなら」まで
朝の部は6時半から始まり、朝礼で毎朝国歌を歌います。私の家は学校の目の前なので、子どもたちの元気な歌声が毎朝聞こえてきます。時に眠くて起き上がるのが面倒に思っても、響き渡るやんちゃな声が聞こえてくると、「行かなきゃ!」と思わせてくれます。体育の授業では、バレーボールやリレー、日本の体操などを教えています。また、技術家庭科では、折り紙や畑、縫い物、日本語の授業など行っています。子どもたちは興味津々で大きな声で「おはよう」「さようなら」という姿は本当に愛らしいなと思います。
書道で「日モ友好」
授業以外の活動では、日本祭りを行った際、書道を教えました。墨で文字を書くなんてしたことがない子どもたちは、不器用ながらに懸命に集中して筆を動かしていました。最後に「日モ友好」と大きな紙に生徒と書道。これから仲良くお互いの文化や言語、習慣を理解し、共に歩んでいこう!という願いを込めました。
日本祭りで子供と書道
完成した書道「日モ友好」
教え子と一緒に
(2011年3月)
小野真理子 平成22年度1次隊 青少年活動 ローマ協定小学校