吾妻山火山防災訓練を実施しました
吾妻山火山防災訓練
吾妻山火山防災協議会では、吾妻山で噴火が発生し、さらに大規模な噴火発生の可能性が高まっているという想定の下、火山防災協議会の関係機関が緊密に連携し、火山現象の影響範囲における住民等の避難誘導や立入規制等の防災対応を行う訓練を1月25日(火)実施しました。
1 日時・会場
日時:令和4年1月25日(火)10時00分~16時30分
会場:各関係機関の執務室にて実施
なお、図上訓練前の研修及び図上訓練後の振り返りはオンラインで実施
2 参加機関
福島県、山形県、福島市、米沢市、猪苗代町、北塩原村、福島県警察本部
陸上自衛隊第44普通科連隊、福島市消防本部、会津若松消防本部
置賜消防本部、福島地方気象台、山形地方気象台、福島河川国道事務所
3 訓練形式
実際の初動対応を再現し、参加機関は各執務場所で訓練に参加し、メール及び電話を用いて、関係機関が相互に情報を共有しながら、住民等の避難誘導や立入規制等の防災対応を行う情報伝達形式の図上訓練を実施しました。
図上訓練開始前には、火山防災に関する基礎研修及び訓練の進め方に関する説明をオンラインで実施し、図上訓練終了後にも、訓練の振り返りをオンラインで実施した。
4 災害想定
○ 令和4年1月18日13時00分、仙台管区気象台が吾妻山に噴火警報(火口周辺)を発表し、噴火警戒レベルを「2」に引き上げ。
~~~ 訓練開始 ~~~
○ 令和4年1月25日13時30分、仙台管区気象台が吾妻山に「火山の状況に関する解説情報(臨時)」を発表。
○ 令和4年1月25日13時45分、仙台管区気象台が吾妻山に「噴火速報」を発表。
○ 令和4年1月25日13時50分、仙台管区気象台が「降灰予報(速報)」を発表。
合わせて、監視カメラの映像を基に、火砕流の発生を関係機関へ伝達。
○ 令和4年1月25日13時55分、福島河川国道事務所が河川の異常を検知し、融雪型火山泥流の発生を関係機関へ伝達。
○ 令和4年1月25日14時00分、仙台管区気象台が吾妻山に噴火警報(火口周辺)を発表し、噴火警戒レベルを「3」に引き上げ。
○ 令和4年1月25日14時15分、仙台管区気象台が「降灰予報(詳細)」を発表。
○ 令和4年1月25日14時30分、仙台管区気象台が「火山の状況に関する解説情報」を発表。
火山活動が継続しているため、噴火警報(居住地域)の発表基準を関係機関へ伝達。
○ 令和4年1月25日15時00分、仙台管区気象台が「火山活動解説資料」を発表。
○ 令和4年1月25日15時30分
~~~ 訓練終了 ~~~
5 訓練項目
○ 住民、観光客等の避難誘導、避難所開設
○ 登山道や道路の規制対応
○ 火山情報や住民避難情報等の情報発信
○ 関係機関との情報共有、会議開催の調整等
○ 合同現地災害対策本部の設置調整
○ 入山者の情報把握、救助計画の立案
○ 緊急調査(降灰等)の実施
6 訓練の様子
○事前基礎研修の様子(県庁会場)
○図上訓練の様子(福島県災害対策課)