災害時の徒歩帰宅者支援について
印刷用ページを表示する 掲載日:2018年9月3日更新
- 大規模な地震や風水害などが発生した場合、電車やバスといった公共交通機関がストップしたり、道路の寸断や緊急車両の通行によって一般車両が道路を走れなくなったりと、交通が途絶することが考えられます。
このような場合、学校や職場、駅、ショッピングセンター等の大規模集客施設では、帰宅することが困難な方々(帰宅困難者)が多く発生するおそれがあります。
このうち、自宅までの距離によっては、歩いて帰宅可能な方々(徒歩帰宅者)もいると考えられ、こうした方々が無事に帰宅できるよう、支援を行う必要があります。
ここでは、徒歩帰宅者の方々への支援について紹介します。
1 徒歩帰宅者ってなに?
徒歩帰宅者は「自宅までの距離がおおむね20km未満の被災者」で、具体的には、次のような方々が徒歩帰宅者になりうると考えられます。
- 電車やバス、車を使って、お住まいの市町村内にある学校や職場に通っている方
- 電車やバス、車を使って、お住まいの市町村から隣接する市町村にある学校や職場に通っている方
- 電車やバス、車を使って、郊外から中心市街地などへ買い物に行っている方
- 旅行や出張などで、特定の宿泊施設を活動拠点として滞在している方(この場合は、宿泊施設を自宅と考えます。)
2 どんな支援をしてくれるの?
県は、地域にとって身近な存在である、コンビニエンスストアやファーストフード店を展開するフランチャイズ事業者10社と、「災害時における徒歩帰宅者の支援に関する協定」を締結しています。
この協定に基づき、各店舗を「災害時帰宅支援ステーション」として、徒歩帰宅する方々に対して次のような支援を行います。
- 水道水やトイレの提供
- 地図による道路情報や、ラジオ等で知った通行可能な道路に関する情報などの提供
なお、各店舗の入口など利用者の見やすい位置に、「災害時帰宅支援ステーション・ステッカー」を貼っています。
災害時における徒歩帰宅者の支援に関する協定」締結事業者
コンビニエンスストア
- 株式会社セブン-イレブン・ジャパン【セブン-イレブン】
- 株式会社ファミリーマート【ファミリーマート】
- 株式会社ローソン【ローソン】
- ミニストップ株式会社【ミニストップ】
- 山崎製パン株式会社【デイリーヤマザキ、ヤマザキデイリーストア】
外食・ファーストフード店
- 株式会社モスフードサービス【モスバーガー】
- 株式会社吉野家【吉野家】
- 株式会社壱番屋【カレーハウスCoCo壱番屋】
- 株式会社ダスキン【ミスタードーナツ】
その他
- 株式会社オートバックスセブン【オートバックス、スーパーオートバックス、走り屋天国セコハン市場】