ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
ホーム > 組織でさがす > 放射線監視室 > 測定装置の概要(大気浮遊じん)

測定装置の概要(大気浮遊じん)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年10月29日更新

大気浮遊じんのモニタリングについて

文部科学省放射能測定法シリーズ等に基づき、以下の方法により、大気中の放射性物質の濃度を調査しています。

見出しマーク調査方法の概要
・一定量の大気を吸引するポンプを用いて、大気中に浮遊している「ちりやほこり(大気浮遊じん)」をろ紙に捕集します。
・捕集した大気浮遊じんに含まれる放射性物質の量を測定し、吸引した大気の量を考慮したうえで、大気中の放射性物質の濃度を算出します。

福島県では、現在、大気浮遊じんを捕集する装置として2種類の機器を使用しています。

連続ダストモニタ

簡易型ダストサンプラ

外観

ダストモニタ正面 ダストモニタ内部

固定式でモニタリングポストに設置
900(幅)×700(奥行)×1300(高さ)mm

ダストサンプラ(設置状況) ダストサンプラ(採取後ろ紙)

可搬式で調査地点に一時的に設置
575(幅)×575(奥行)×1430(高さ)mm

調査方法

採取方法図(ダストモニタ)

6時間毎にろ紙を(1)、(2)、(3)の順に自動的に移動させる。
(1) ろ紙に大気浮遊じんを捕集
(2) 天然核種の減衰を待つため放置
(3) 全アルファ・全ベータ放射能の測定  *1
(4) ろ紙を持ち帰り、ガンマ線放出核種の測定

注)*1自然界における大気浮遊じん中の全アルファ放射能と全ベータ放射能には一定の比率があるが、人工放射性核種である放射性セシウム等が混入すると、この比率が変化するので大気中に放射性セシウム等があると推定できる。
   モニタリングポストによる空間線量率の測定値と併せて、この比率を24時間監視することによって、放射性セシウム等が大気中に飛散したか否かを推定することができる。

採取方法図(ダストサンプラ)

(1) ろ紙に大気浮遊じんを捕集
(2) ろ紙を持ち帰り、ガンマ線放出核種の測定

ろ紙の大きさ

78mm×90m (ロール型)
ただし、集じん面積は直径5cm  円

203 ×254 mm(角形)

吸引量

おおよそ 15 m3/時間

おおよそ 50 m3/時間

採取時間

連続採取
(6時間毎にろ紙を自動的に交換)

1日間~1週間
(ろ紙の交換は人が行う)

特長

全アルファ放射能と全ベータ放射能の測定結果が、県テレメータシステムにより自動的に県原子力センターに伝送されるため、調査地点の放射能の状況を24時間監視することができる。

・持ち運びが容易かつ交流100ボルトで稼動するため、任意の地点で調査が可能。
・短時間で大量の大気を吸引できる。

ご意見お聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

※1 いただいたご意見は、より分かりやすく役に立つホームページとするために参考にさせていただきますので、ご協力をお願いします。
※2 ブラウザでCookie(クッキー)が使用できる設定になっていない、または、ブラウザがCookie(クッキー)に対応していない場合はご利用頂けません。