つつが虫病に気をつけましょう
印刷用ページを表示する 掲載日:2024年10月30日更新
つつが虫病に注意しましょう
今秋に入って1例目のつつが虫病患者の発生がありました。
つつが虫病の患者発生のピークは、春(3~6月)と秋(9~11月)です。
草むらや藪などダニの生息する場所に入る場合は十分に注意してください。
つつが虫病とは
病原微生物を保有するツツガムシ(ダニの一種)に刺された後、1~2週間後に発症する感染症です。(病原微生物を保有するツツガムシは全体の0.1~1%程度と考えられています。)ヒトからヒトへは感染しません。
ツツガムシは、肉眼ではほとんど見えないほど非常に小さいので、衣類の隙間から入り込むことがあります。また刺された時の痛みもほとんどないと言われています。
症状
主な症状として、「発熱」、「発疹」、「刺し口(刺された部位がカサブタに変化)」、「頭痛」、「倦怠感」、「肝機能障害」などがあります。
治療には適切な抗菌薬の投与が必要ですので、症状が現れたら出来るだけ早く医療機関(内科、皮膚科など)を受診しましょう。
予防方法
(1)山林、原野、農耕地等に入る時には、長袖・長ズボン・長靴等を着用するなど、肌の露出をできるだけ少なくしましょう。
(2)効果が認められる虫よけスプレー(対象に「ツツガムシ」が記載されている製品)もあります。持続時間が限られるため、小まめにスプレーしましょう。
(3)野外作業後は速やかに入浴、着替えをし、皮膚に付着したツツガムシを洗い落としましょう。