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第65回福島県農業賞表彰式を開催

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年9月2日更新

第65回福島県農業賞表彰式を開催

 令和6年9月2日(月)、杉妻会館(福島市)において、第65回福島県農業賞表彰式を開催しました。

 今回の福島県農業賞(農業十傑)は、農業経営改善部門7件、集団活動部門(農村青年活動の部)1件、復興・創生特別賞2件の計10件でした。

 

福島県知事挨拶 福島民報社賞を授与される受賞者の皆様

    (知事挨拶)     (福島民報社賞を授与される受賞者の皆様) 

【農業経営改善部門】  

♦農林水産大臣賞:鈴木 光一 様、鈴木 里美 様(郡山市)

受賞者名 (敬称略) 経営の特徴

有限会社 穂友

 

(伊達市)

○JAの育苗センターやライスセンターの運営主体として前身組織がスタートし、苗供給や作業受託による地域農業を支えてきたが、H25年、水田の荒廃を防止するため、自ら農地を借り受けることができる農業生産法人となり、水稲栽培にも取り組んでいる。
○地域の農業者と米の食味向上に取り組み、ブランド米「うまい米(旨い米)」として、道の駅で販売するほか、ふるさと納税の返礼品にも活用されている。
○農産物直売所「かぼちゃ」も運営しており、出荷する小規模農家の収益確保、耕作放棄地防止など地域農業の維持に貢献している。(水稲)

鈴木 光一

鈴木 里美

(郡山市)

○露地野菜を中心とした多品目多品種栽培(85品目350品種)により、年間を通じた生産・販売に取り組んでいる。
○地域の農業者とともに「郡山ブランド野菜協議会」の立上げ、「おいしく、栄養価が高く、個性的であること。さらに郡山の気候風土に合っていること」をコンセプトに「郡山ブランド野菜」を選定し、生産・販売するとともに、マルシェや畑で野菜を味わうブランチツアー「FoodCamp」など、消費者と生産者を結びつける活動も展開している。
○指導農業士でもあり、小学校の体験授業や学生、就農希望者の研修の受入れなど、農業後継者の育成に尽力している。(水稲、露地野菜、施設野菜)

小沢 充博

 

(須賀川市)

○いちご本来のおいしさを伝えたいとの思いから、水稲と野菜の複合経営からいちご専作に転換。「100人のお客様に買ってもらうより、一人のお客様に100回買ってもらいたい」をモットーに、完熟いちごを消費者に直接販売するほか、敷地内にオープンしたロールケーキ店で6次化商品を提供するなど、魅力の発信に積極的に取り組んでいる。
○新技術の導入にも積極的で、スマート農業技術である複合環境制御をいち早く導入し、技術を確立し、地域内外に普及している。
○指導農業士として、中学生や農業短期大学校学生の研修受け入れに加え、弟子入りし就農する若者もいるなど後進の育成に尽力している。(イチゴ)

株式会社山市農産

 

(西郷村)

○水稲及び野菜の複合経営に取り組み、地元直売所、学校給食等へ直接販売することにより、リスク低減、労働時間平準化を実現している。
○今後の需要拡大を見越し、地域で主要な作目ではないたまねぎ、小麦などを先行して栽培するとともに、地元製麺所と小麦を介したコラボを目指すなど、経営発展に意欲的に取り組んでいる。
○村内の若手農業者のグループを結成し、イベント開催など地域活動に取り組むとともに、指導農業士としてインターンシップ等の研修受入を積極的に行うなど、地域農業の振興に貢献している。(水稲、露地野菜、施設野菜、小麦)

山口 潔

 

(喜多方市)

○化学肥料、化学農薬に頼らない環境にやさしい農業に取り組み、H16年には水稲で有機JAS認証を取得し、現在2haまで拡大している。
○「ゆうきの会」「まごころ野菜の会」会長として有機農業の生産拡大や学校給食への食材提供において中心的役割を担うとともに、喜多方市オーガニックビレッジの立ち上げにも貢献している。
○指導農業士として、若手農業者への技術指導や新規就農希望者への支援、さらには小学校農業科の支援員として農業への理解促進に積極的に取り組むなど、地域農業の振興に貢献している。(水稲、トマト)

佐藤 泉太

 

(只見町)

○地域の担い手として、高齢化によって耕作が困難となった水田を引き受けて作付けするととも、作業受託により地域農業を支えている。
○只見町産米の認知度を向上し、地域農業の維持につなげたいとの思いから、自家産米を使ったどぶろくの製造に取り組んでいる。道の駅等への出張販売や、各地の物産展への出展などを通して販売するとともに、町のPRを積極的に行っている。
○町農業委員を務めるほか、中山間地域等直接支払組織等の代表として、耕作放棄地の発生防止など、地域の農業生産の継続に尽力している。(水稲、農産物加工)

平塚 宏

平塚 美津子

(いわき市)

○水稲20haを栽培する大規模経営で、適切な水管理や適期の薬剤防除などの基本的な栽培管理を徹底するとともに、エコファーマーの認定やFGAPの導入により、環境負荷の低減、安全・安心な米づくりに取り組んでいる。
○ドローンによるカメムシ防除や高密度播種育苗等の省力化技術の導入や「福、笑い」の生産、多収品種での飼料用米生産に取り組むなど、地域のモデル的経営を行っている。
○小学校の支援ボランティアとして、子供の農業理解促進などに尽力している。(水稲)

【集団活動部門(農村青年活動の部)】
受賞者名 (敬称略) 組織の活動

両沼農村青年クラブ

 

(会津坂下町)

○平成7年に、両沼地域の若手農業者により設立された組織である。
○ドローンによる施肥・防除などをテーマとしたプロジェクト活動に積極的に取り組み、栽培技術向上と経営改善を図っており、地域への普及にもつながっている。
○SNSを活用し、新規就農した会員からの相談に、他の会員が適時アドバイスするなど、 若い農業者をバックアップする体制が構築されている。就農前の若者も会員となっており、就農意欲の向上、新たな担い手の確保・育成に貢献している。(会員20名)

【復興・創生特別賞】
受賞者名 (敬称略) 復興・創生への取組

有限会社川俣シャモファーム

 

(川俣町)

○原発事故により、飼料の入手困難、風評による取引先の減少など大きなダメージを受けたが、地元生産者や町農業振興公社と連携し、地道な販売活動や増産体制の整備に取り組み、震災前の生産羽数への早期回復につながった。
○飼育マニュアルの作成や、専用飼料の供給、さらに関係者が一丸となってJGAP団体認証やGI登録を取得するなど、高品質・高付加価値の川俣シャモ生産、ブランド力強化に向けた活動を展開している。
○「川俣シャモ祭り」や町内飲食店との連携によるシャモ料理の提供などにより、来町する観光客が増加しており、町の産業復興に大きく貢献している。(養鶏)

農事組合法人13区営農組合

(飯舘村)

○H27年に任意組織としてスタートし、R元年に法人化。140haの農地でWCS用稲、飼料用米、牧草等を作付けし、村内畜産農家への安定的な飼料供給により、村全体の農地利用、営農活動に貢献している。
○ドローンによる作業や管理システムの導入等農業のスマート化に取り組んでおり、効率化はもとより、農業の魅力発信、さらには次世代の営農者を呼び込むきっかけともなっている。
○大豆は、村のカフェと提携して、きな粉飴等を開発するとともに、南相馬市のB型就労施設に製造委託しており、農商工連携、農福連携を実践している。(水稲、牧草、飼料用トウモロコシ、大豆)

 

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