全量全袋検査のスクリーニング検査
印刷用ページを表示する 掲載日:2021年2月5日更新
スクリーニング検査について | スクリーニング検査の考え方 |スクリーニング検査の流れ |
全量全袋検査のスクリーニング検査について
全量全袋検査を可能にしたのは、「スクリーニング検査」という手法です。
24年産米の検査数量は、30kg玄米袋で1,200万袋と推計されていました。
もし、従来の検査器で放射性セシウム濃度を計測した場合、検査台数や検査人員、日数などを考慮すると、福島県で作られるすべての米を検査することは、到底不可能でした。
そこで、性能面や検査方法を工夫し、スクリーニング検査により全量全袋検査が可能となりました。
スクリーニング検査の考え方
「ベルトコンベア式放射性セシウム濃度検査器」によるスクリーニング検査では、スクリーニングレベル以下の100Bq/kgを超える可能性のない米袋だけが「基準値以下」と判定されます。
つまり、スクリーニング検査とは「基準値である100Bq/kgを超えるか超えないかの可能性を瞬時に見極め、振り分けていく検査」です。
この検査で100Bq/kgを超える可能性が少しでもあると判定された米袋は、すべて「詳細検査」を実施します。
なお、検査結果に米以外の異物混入の影響があったと考えられる場合には、異物を除去した上で再度検査を行うことがあります。
スクリーニングレベルの詳しい説明は、「全量全袋検査に関するスクリーニングレベルの説明」をご覧ください。