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県北地方 特用林産物 安全・安心の取組

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年3月10日更新

 栽培わらび 安全・安心の取組について

 安全・安心でおいしい栽培わらびを消費者のみなさまにお届けするための、当事務所の取組をご紹介します。

生産者台帳の整備

 市町村ごとに「栽培わらび」の生産者台帳を整備し、生産者ごとに、ほ場の位置や管理状況、出荷先等をまとめています。

   令和元年7月末時点 台帳登載者
   福島市 [PDFファイル/148KB]   50名
   二本松市 [PDFファイル/157KB]    43名
   伊達市 [PDFファイル/113KB]    18名
   本宮市 [PDFファイル/73KB]     3名
   桑折町 [PDFファイル/63KB]     1名
   国見町 [PDFファイル/63KB]     1名

※川俣町のわらびは栽培・野生とも出荷制限がかかっています。

 福島市、二本松市、伊達市は、野生のわらびは出荷制限がかかっており、栽培わらび生産者として生産者台帳に登録されていなければ出荷できません。
 出荷を希望する生産者に対しては、わらびの栽培履歴や管理状況、実施した放射性物質対策、ほ場の空間線量等を確認し、わらびの放射性物質事前確認検査を実施します。指標値を超えておらず、安全性が確認されれば、生産者台帳へ登載します。

 

伊達市の栽培わらび出荷制限解除について

 伊達市は、栽培わらびの出荷制限解除に向け、平成29年度から生産者を募り、平成30年度からわらびほ場や栽培履歴の確認、わらびの放射性物質事前確認検査を行ってきました。

 わらびの事前確認検査については、同一ほ場で3回以上行うことが必要です。検査の結果、すべての検体が50Bq/kgを下回った18名の48ほ場について、国に対して出荷制限解除の申請手続きを行い、令和2年3月10日、出荷制限が解除となりました。

 なお、新たに出荷を希望する生産者に対しては、わらびの栽培履歴や管理状況、実施した放射性物質対策、ほ場の空間線量等を確認し、わらびの放射性物質事前確認検査を実施します。指標値を超えておらず、安全性が確認されれば、生産者台帳へ登載しますので、まずは当農林事務所森林林業部林業課にご連絡ください。

 

※わらびについては栽培したもの・野生のものとも森林林業部が窓口となります。
 その他の山菜(タラノメ、フキ、ウド等)については、栽培したものは農業振興普及部(農業普及所)、野生のものは森林林業部が窓口となりますので、ご注意ください。

 

二本松市東和地域の栽培わらび研究会の活動について

 二本松市の登録者のうち12名は、東和地域の栽培わらび研究会会員です。
 東和地域では、平成28年度から会員がポット苗で育てたわらび苗をほ場に定植しており、平成30年度以降、順次会員が台帳に登録され、わらびの出荷が始まっています。
 研究会では、将来的にわらびを地域の特産品として売り出すことを目指しています。

 東和地区わらびポット苗ほ場 ポット苗から育てたわらび(定植前)

 

野生山菜 安全・安心の取組について

 出荷制限のかかっていない野生山菜についても、生産者台帳を整備し、生産者や採取場所・出荷先の把握に努めています。

 新規で出荷を希望する生産者情報が入った場合は、出荷前に県のモニタリング検査を実施し、生産者台帳への登載を行っています。 

 

野生山菜 生産者台帳

福島市 二本松市 伊達市 本宮市 桑折町 国見町 川俣町 大玉村
ねまがりたけ [PDFファイル/73KB] ふき [PDFファイル/101KB] ふき [PDFファイル/58KB] ふき [PDFファイル/63KB] わらび [PDFファイル/59KB] 孟宗竹 [PDFファイル/83KB] ふき [PDFファイル/58KB] ふきのとう [PDFファイル/86KB]
くるみ [PDFファイル/71KB] さんしょう [PDFファイル/59KB] くるみ [PDFファイル/60KB] わらび [PDFファイル/70KB]   淡竹 [PDFファイル/65KB]   ふき [PDFファイル/67KB]
  くるみ [PDFファイル/67KB]]   こごみ [PDFファイル/62KB]   真竹 [PDFファイル/59KB]   ねまがりたけ [PDFファイル/67KB]
      くるみ [PDFファイル/63KB]   わらび [PDFファイル/68KB]   さんしょう [PDFファイル/60KB]
              わらび [PDFファイル/81KB]
              くるみ [PDFファイル/67KB]

野生山菜の出荷制限解除に向けた取組について

 県北管内では、たけのこをはじめ、くさそてつ(こごみ)、ふきのとう、たらのめ、こしあぶら等、出荷制限がかかっている野生山菜が数多くあります。
 出荷制限解除のためには、市町村ごと、品目ごとに3年間のモニタリング検査を実施し、放射性物質濃度が十分低く、また低下傾向にあることを確認し、国に解除に向けた協議をする必要があります。

 出荷制限は、市町村毎、品目毎にかかっており、解除も市町村毎、品目毎となるため、福島県では、出荷制限のかかっている品目について、事前検査を実施し、放射性物質濃度の傾向を調べているところです。

栽培きのこ 安全・安心の取組

 安全・安心でおいしいきのこを消費者のみなさまにお届けするための、当事務所の取組をご紹介します。

福島県安心きのこ栽培マニュアルの配布・普及

 原木、おが粉といった生産資材の入手から収穫・出荷まで、各工程における注意すべき点を網羅した、福島県独自のマニュアルです。 放射性物質対策のチェックシートもあり、安全・安心なきのこの出荷に結びつくよう作成されています。
 ご希望の方は、当農林事務所森林林業部林業課までお問い合わせください。

モニタリング検査等の実施を指導

 ほだ木、菌床等の生産資材の検査及び生産されたきのこのモニタリング検査を実施し、安全・安心なきのこが流通するよう、生産者への指導を行っています。

※検査自体は郡山市の農業総合センターや林業研究センターで実施しています。

きのこ生産者等への支援

 新規にきのこ生産を始める生産者に対し、ほ場の確認や検査の流れの説明を行い、モニタリング検査を行っています。
 また、ほ場周辺の線量測定や、所有地で伐採した原木の放射性物質の測定も行っています。

  ご不明な点、ご相談等ございましたら、当農林事務所森林林業部林業課までお問い合わせください。

 



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