農家民宿の活用の取組
福島県では、活力と魅力ある農山漁村の創生として、豊かな地域資源をいかしたグリーンツーリズムや観光と連携した農林漁業体験など、農山漁村と都市住民の交流活動を維持・拡大する取組を支援しています。
農家民宿はじめませんか
南会津地域では、南会津町が平成20年度に「子ども農山漁村交流プロジェクト」の受入モデル地域として選定されるなど、小中高生や海外からの生徒を対象に、農家民宿での教育旅行の受入を実施してきました。また、当事務所も農家民宿利用拡大の支援を続けてきました。しかし現在、高齢化や新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、教育旅行生を受け入れる農家民宿が減少しています。
教育旅行受入の魅力は「子や孫のような生徒との交流。それが生きがいになっている。」と受け入れる方はおっしゃいます。また、普段の生活とは違う農村生活体験に教育旅行生は大喜びで、引率の先生方も「次もぜひお願いします!」と南会津のファンになって帰られます。
農家民宿の農外収入を得ることで、農業経営の安定にもつながります。
ぜひ、農家民宿をはじめてみませんか?新規開設の御相談等、お問い合わせください。
農作業体験 生徒との交流
農家民宿とは?
農家民宿とは、農林漁業体験民宿業の呼称で、「施設を設けて人を宿泊させ、農林水産省令で定める農村滞在型余暇活動又は山村・漁村滞在型余暇活動に必要な役務を提供する営業をいう。」と定義されています。
旅館業法上の「簡易宿所」の営業許可を取得しやすくなっているほか、建築基準法や消防法等の規制緩和が適用され、新規開設しやすくなっています。
さらに、平成28年からは農林漁業者以外の者であっても農家民宿を開設することが可能となりました。
令和5年度農家民宿経営者意見交換会を開催しました
令和6年2月26日に会津田島駅ステーションプラザ2階会議室にて、農家民宿経営者や新規開設に興味のある方を対象とした、農家民宿経営者意見交換会を開催しました。
当日は、南会津地域における農家民宿の現状説明やグループディスカッションを行い、「南会津地域において教育旅行を受入可能な農家民宿を維持・拡大するために必要なこと」をテーマに、参加者が活発に意見を出し合いました。
また、ワークショップでは講師の会津六名館の瀬田恒夫氏から、笹の葉を編んだおにぎりの包装づくり体験の講習をしていただいたほか、教育旅行生を受け入れた際の体験のヒントも話していただきました。
グループディスカッション