「田んぼダム」を推進します!
印刷用ページを表示する 掲載日:2021年11月12日更新
田んぼが水を湛え、キラキラと輝く姿は何とも癒やされますよね。
田んぼには癒やし効果の他にも様々な機能がありますが、そのひとつ、貯水機能についてご紹介したいと思います。
『田んぼダム』の取組み!
さて、ここで皆さんに質問です。
南会津地方には約2,600haの「田んぼ」があると言われていますが、この全てに10cmの水を張ったとすれば、どのくらいの水量になるでしょう?
答えは260万立方メートル。これは田島ダム5杯分の水量になります。
この「田んぼ」が持つ貯水能力をダムにたとえて、私たちは『田んぼダム』と呼んでいます。これを最大限に発揮させることができれば、洪水を防ぐことだって可能になると考えています。
現在、国土交通省が中心となり近年多発している豪雨災害に対処するため、「流域治水プロジェクト」が進められています。このプロジェクトは国、地方自治体、企業等が協力して治水対策に取り組むものであり、南会津農林事務所でも『田んぼダム』の取組みを推進しているところです。
なお、『田んぼダム』を実践するには、落水口の改修等が必要になる場合があり、補助事業等も用意されています。