豚の伝染病について
豚熱
原因
豚熱ウイルス(フラビウイルス科ペスチウイルス属)
対象家畜
豚、イノシシ
※人に感染することはありません。
感染様式
接触感染
感染豚は唾液、涙、糞便中にウイルスを排泄し、感染豚や汚染物品等の接触等により感染が拡大する。
症状
発熱、食欲不振、元気消失、結膜炎、便秘・下痢、後躯麻痺による起立不能、チアノーゼ等。
高い致死率と強い伝染力が特徴とするが、ウイルスの病原性により多様な症状を示す。
予防・治療
治療法はない。
※詳細は農林水産省「CSF(豚熱」について」をご覧ください。
アフリカ豚熱
原因
アフリカ豚熱ウイルス(アスファウイルス科アスフィウイルス属)
※豚熱ウイルス(フラビウイルス科ペスチウイルス属)とは異なる。
対象家畜
豚、イノシシ
※人に感染することはありません。
感染様式
接触感染、ダニを介した感染
症状
●致死率が非常に高い。
●発熱、食欲不振、白血球減少、皮膚の出血、全身のチアノーゼ等。
●豚熱に酷似した臨床症状を示す。
予防・治療
有効なワクチン、治療法はない。
※詳細は農林水産省「ASF(アフリカ豚熱)について」をご覧ください。
オーエスキー病
原因
オーエスキー病ウイルス
対象家畜
豚、イノシシ
※人に感染することはありません。
感染様式
ウイルスは感染豚の鼻汁や唾液に含まれ、同居豚の鼻や口から感染する。
症状
妊娠豚に感染すると流死産を起こす。
新生豚に感染すると神経症状を呈してほぼ100%死亡する。
予防・治療
治療法はない。
※詳細は農林水産省「オーエスキー病について」をご覧ください。