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県北処理区の事業概要

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年9月6日更新

事業概要

 阿武隈川は、福島県と栃木県の境にある奥甲子の旭岳にその源を発し、県の中央部を北上して宮城県から太平洋に注ぐ一級河川です。

 流域面積は、約5,405平方キロメートル(福島県分4,088平方キロメートル)、延長239km(福島県分181km)で、福島市、郡山市をはじめとするこの地域に県総人口の半分以上の人々が生活し、産業の集中が著しく、河川の水質悪化が目立つようになりました。

 福島県では、阿武隈川上流流域を以下のように分けて流域下水道の整備を進めています。

 阿武隈川下流流域下水道は宮城県が整備しています。

 阿武隈川上流流域下水道「県北処理区」
 福島市、伊達市(旧伊達町、梁川町、保原町)、桑折町、国見町

 阿武隈川上流流域下水道「県中処理区」
 郡山市、須賀川市、本宮市(旧本宮町)、鏡石町、矢吹町
 ※平成14年度からは流域下水汚泥処理事業が開始され、白河市、西郷村が加わっています。

 阿武隈川上流流域下水道「二本松処理区」
 二本松市(旧二本松市、安達町)

 阿武隈川上流流域下水道「田村処理区」
 田村市(旧船引町、常葉町、滝根町、大越町)

 県北流域下水道建設事務所では「県北処理区」を所管しています。

県北処理区管きょ計画概要

県北処理区の全体計画の概略図

右岸幹線の整備

 阿武隈川上流流域下水道「県北処理区」は、平成8年4月に関連2市2町が同時に一部供用を開始しました。
 その主要幹線である左岸幹線は、将来計画汚水量の約4割を担う管(かん)きょとして、段階的に整備を進めてきました。
 右岸幹線は、関連する公共下水道の整備の拡大等に伴い、増加する流入量に対処するための管(かん)きょとして、平成15年度から整備、平成30年度に全線を供用開始しました。
  • 整備計画延長・・・17.3km
  • 管きょの計画内径・・・1,650mm
  • 管きょの計画勾配・・・i=0.8%(1,250分の1)
  • 整備年次・・・平成15年度~平成30年度
  • 部分供用開始・・・平成29年5月
  • 全線供用開始・・・平成31年3月

県北処理区事業計画

阿武隈川上流流域下水道「県北処理区」事業計画(令和4年2月21日変更)
項目 \ 計画別 全体計画 事業計画
関連市町 福島市、伊達市(旧伊達町、旧梁川町、旧保原町)、桑折町、国見町
計画事業期間 昭和59年度~ 昭和59年度~令和8年度
計画処理区域面積 7,337ha 5,341ha
計画処理人口 252,050人 214,760人
計画汚水量(日最大) 134,460m3/日 110,670m3/日
排除方式 分流式
処理方式 標準活性汚泥法
放流先 阿武隈川(水質環境基準:B-ロ)
管渠(かんきょ)

L=56.0km

Φ400mm~Φ1,650mm

L=55.9km

Φ400mm~Φ1,650mm

中継ポンプ場 1ヵ所(伊達) 2ヵ所(梁川・伊達)
処理場 県北浄化センター(伊達郡国見町大字徳江地内 42.6ha)
水質

BOD

254mg/リットル(流入)→15mg/リットル(放流)

SS

208mg/リットル(流入)→20mg/リットル(放流)

BOD

252mg/リットル(流入)→15mg/リットル(放流)

SS

202mg/リットル(流入)→20mg/リットル(放流)

 

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