東日本大震災の風化防止に関する研修会
東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から11年が経過しましたが、この間、国内外の多くの皆さんからの温かい御支援を頂き、福島の復興は着実に前進したことを福島県職員として心から感謝します。
本県では、帰還困難区域を除いて面的な除染が完了し、避難指示区域が大幅に縮小するなど帰還・インフラ環境の整備が進むほか、再生可能エネルギー、医療、ロボット、航空宇宙関連等の産業育成が進展しています。
一方で、令和元年東日本台風、昨年、今年の最大震度6強の度重なる福島県沖地震、新型コロナウイルス感染症、電力等の物価高騰など、目の前に新しい課題が次々押し寄せており、復興の歩みが風化することが懸念される。10年以上の歳月が経過し、県庁内でも東日本大震災を経験したことのない職員や全体の状況が分かる職員も徐々に増えてきたことから、庁内全体でも風化防止の取組が重要です。
企業局においてもベテラン職員からの技術の継承を円滑に進めていくことが、企業局経営の使命である「工業用水の安定供給」を確かなものとすることから、『東日本大震災の風化防止に関する研修会』を開催しました。
日時:和4年11月7日( 月 )13:05~15:40
場所:企業局いわき事業所会議室
内容:第一部 (1)講 話 「東日本大震災発災から現在に至るまでの経験等」
企業局長 山寺賢一
(2)意見交換等・これまでの復旧、復興・再生への県の取り組み
・震災や原発事故等を風化させないための方策
第二部 (1)説 明 「東日本大震災時の企業局いわき事業所の対応~工業用水道事業の復旧・復興の
現場(最前線)の経験と歴史から未来に伝えたいもの(残したいもの)~」
いわき事業所施設管理課職員
(2)意見交換等・震災当時の対応を伺って感じたこと
・工業用水道の未来のために取り組むべきこと