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R6.4.16 「日経平均株価最高値更新!」
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労働委員会 使用者委員 小林 文紀 |
1989年12月29日、日経平均株価は史上最高値の3万8915円をつけ、世の中は正にバブル絶頂期でありました。当時私は東京で花のOL生活を送っていました。
この春、その最高値を更新し、4万円台を超えたニュースは大きな話題となりました。数年前までは、30代40代の方々に株価が4万円近くまで上がった話をすると、きょとんとされましたが、今回で私の話が本当だった事が分かってもらえたと思います。
バブルのころの巷の話題は、株価のこと、不動産のこと、ゴルフの会員権のことでした。秘書的な仕事も担当していて、度々銀座や赤坂の高級なお店での接待の場に同行する機会がありました。素晴らしい雰囲気のお店、最高のおもてなし、とびきりのメニューやお酒の種類、センスが良いお土産等、たくさんの事を教えて頂きました。あの頃でなければ経験出来なかった事ばかりです。今だから時効ですが、銀座のママからの付け届けや伝言をスマホの無い時代にうまくメッセンジャー役になって、双方に大変喜ばれていました。
考えてみれば、バブルころから賃金は大きく変わってきませんでした。失われた30年で片づけてはいけません。働き方改革や賃上げが全産業で実施できるよう努力し、仕事のやりがいや家族との時間も大切にしながら、働いた後のご褒美をちゃんと味わえるようにとOL時代を懐かしみながら強く思ったこの春の株価のニュースでした。
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