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令和5年度第4回廃炉安全確保県民会議

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年1月30日更新

開催結果

令和5年度第4回廃炉安全確保県民会議

  令和6年1月30日(火)、令和5年度第4回福島県原子力発電所の廃炉に関する安全確保県民会議(略称:廃炉安全確保県民会議)を福島市で開催しました。

  県民会議01  県民会議02       

  県民会議03      県民会議04      

◆概要

 今回の会議では、議題1「ALPS処理水について」において、東京電力からこれまでの放出状況やモニタリング結果、来年度の放出計画などについて説明があった他、資源エネルギー庁からは行動計画の進捗状況について、国内外への情報発信や若年層への広報の取組などの説明がありました。
 構成員からは、「今は住民の帰還を進めるうえで、重要な時期である。帰還の後押しとなるような、安全な作業をしてほしい」、「情報発信事業を様々に取り組んでいるが、「やっている」だけでなく、相手に届く事業を行って欲しい」といった意見が出されました。また、1月1日に発生した能登半島地震に触れて、「東日本大震災のような地震が再び発生しても福島第一原発や福島第二原発は大丈夫なのか」という質問もあり、国・東京電力からは東日本大震災クラスの地震が発生しても原子炉建屋に問題はないことや、津波対策も強化していること、また、モニタリングポストについても電力や通信の多重化を行っているが、これに安心することなく見直していくことなどが説明されました。
 また、議題2「福島第一原発の廃炉に向けた取組について」では、東京電力から2号機燃料デブリの試験的取り出しの進捗状況のほか、増設ALPS配管洗浄作業における身体汚染の発生について今後予定している対策を含めて説明がありました。
 構成員からは、身体汚染について、「元請け、二次請けとあるようだが、作業をスタートするときは安全を念頭に、最上部(発注者)まで戻って確認すべき」といった意見がありました。

 

◆議長まとめ

○ALPS処理水の海洋放出について、今のところトラブルもなく計画通りに進んでいるが、引き続き、正確な情報発信、補償も含めてきちんと取り組んでいただきたい。

○身体汚染について、ミスが取り返しのつかない事態を招いてしまうので、他の作業についても手順の見直しや、指示の徹底も含めて緊張感を持って取り組んでいただきたい。

○先日の能登半島地震や津波の発生により、県民の不安も高まっている。県民の安心につながるメッセージを発信するとともに、(今回の地震による知見等も踏まえながら)今後も必要な見直しを行って欲しい。

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