令和6年度第1回廃炉安全確保県民会議
開催結果
令和6年度第1回廃炉安全確保県民会議
令和6年6月11日(火)、令和6年度第1回福島県原子力発電所の廃炉に関する安全確保県民会議(略称:廃炉安全確保県民会議)を福島市で開催しました。
◆概要
今回の会議において、議題1「福島第一原子力発電所の廃炉に向けた取組の進捗状況について」では、資源エネルギー庁からALPS処理水の海洋放出に関する情報発信の事例や風評対策などについて説明がありました。東京電力からは、2号機の燃料デブリ試験的取り出しに向けた作業状況やALPS処理水の海洋放出の実績・今後の計画やトラブルの頻発を受け実施することとした廃炉作業の総点検の結果等について説明がありました。
構成員からは、「風評対策について、地域の意見や状況を確認して対策を進めてほしい」という意見や、「燃料デブリを取り出した後はどのように取り扱うのか」などの質問が出されました。
議題2「福島第一原子力発電所における自然災害対策について」では、東京電力から福島第一原子力発電所における、地震や津波、停電の対策について説明がありました。
構成員からは、「外部電源であるディーゼル発電機の設置場所」の質問や、「燃料デブリの試験的取り出し作業中に、地震が発生した場合を想定すべき」などの意見がありました。
◆議長まとめ
○風評の問題については、地域や当事者に寄り添った形でデータの収集や分析を行い、それらに基づく対策を講じていただきたい。
○昨年からのトラブル等により実施した作業点検や防護措置の見直しが行われたとのことだが、作業の見直しについては、慣れが出てくると、同様のことが起きる可能性があるので、引き続き緊張感を持って取り組んでいただきたい。
○自然災害対策については、安全を考慮して様々な対策を行っているとのことだが、慎重に慎重を重ねて、福島第一原発事故と同じ轍を踏まないように取り組んでいただきたい。
議事録
会議後の追加質問、意見及び回答
〇会議後の追加質問、意見及び回答 [PDFファイル/200KB]
会議資料
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