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令和元年度第2回廃炉安全確保県民会議

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年7月5日更新

開催結果

令和元年度第2回廃炉安全確保県民会議

  令和元年5月14日(火)、令和元年度第2回福島県原子力発電所の廃炉に関する安全確保県民会議(略称:廃炉安全確保県民会議)を福島市で開催しました。

  会議の様子

概要

 東京電力から廃炉に向けた取組の進捗状況等について説明を受け、質疑を行いました。主な発言等は以下のとおりです。

(使用済燃料プールからの燃料取り出し作業)
 東京電力から各号機の取組の進捗状況について説明がありました。3号機については、燃料取り出しの様子について動画を見ながら説明を受けました。

(燃料デブリの取り出しに向けた作業)
 東京電力から1号機及び2号機の格納容器の内部調査の進捗状況について説明がありました。
 1号機では2019年度上期の調査に向け、調査装置用のアクセスルートの構築作業が進められていること、2号機では、今年2月に行われたデブリと思われる堆積物の調査について動画を見ながら説明を受けました。
 構成員からは、1号機格納容器内部調査に向けた作業について、周辺環境へ影響を与えないようどのように対策をしているのかという質問があり、東京電力からは格納容器内部への窒素ガスの流量を調整することにより外部に漏れ出ないようにしており、また、ダストモニタにより測定していることから測定値に異常があれば作業は停止するとの説明がありました。

(汚染水対策)
 汚染水対策については、フランジ型タンクに貯留しているストロンチウム処理水及びALPS処理水の溶接型タンクへの移送の完了や建屋内滞留水の放射性物質の除去状況について説明がありました。

(その他の取組)
 その他の取組として、1/2号機排気筒の解体や2号機燃料デブリ冷却状況の確認結果について説明がありました。
 構成員からは、排気筒解体の計画や今回の延期の理由について質問があり、東京電力からは、排気筒は約120メートルのうち約60メートル解体する計画で、その後については決まっていないという説明がありました。延期の理由については、原因を調査し、慎重に作業を進めていきたいという説明がありました。

(労働環境の改善)
 作業員数の推移や地元雇用率、被ばく線量の状況、2018年度災害発生状況などの説明がありました。

(多核種除去設備等処理水の取扱に関する検討状況について)
 資源エネルギー庁から、報告事項として多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会におけるこれまでの検討状況について説明がありました。

 議長まとめ

  • 廃炉作業について、誤解を招かぬよう正確な情報発信に取り組むこと。
  • 1Fの作業員数の今後の見通しについて会議の場で報告をお願いしたい。
  • 1/2号機排気筒解体工事について、チェックと訓練を繰り返し、慎重に進めること。 
  • 外国人労働者については、雇用の実態を正確に情報発信すること。

動画

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