第32回(令和4年度第2回)労働者安全衛生対策部会
第32回(令和4年度第2回)労働者安全衛生対策部会
令和4年11月22日(火曜日)、第32回目(令和4年度第2回目)となる福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会「労働者安全衛生対策部会」を開催(現地開催)しました。
現場調査
現場調査の確認結果は以下のとおりです。
ALPS処理水希釈放出設備及び関連施設工事の作業安全確保状況
作業環境が整備されていることを確認するとともに、作業安全の対策について説明を受けました。
放水口トンネル内部の作業安全確保状況については、工事の安全管理上の理由等により、事前に事務局で現場調査を実施し、その結果を会議で報告しました。
放水立坑(下流水槽)を確認している状況 トンネル内の歩行者用通路にて安全確認をしている様子(事前調査)
厚生棟におけるAPD(電子式線量計)セキュリティゲートの設置状況
APDの不携帯防止のためのAPDセキュリティゲートの設置状況及び、当該ゲートにて8月に発生したゲート迂回の不適切事例の対策について説明を受けました。
APDセキュリティゲート前での確認状況
会議
福島県による放水口トンネルの確認結果、労働環境改善の取組、熱中症発生状況等について確認した。
- 日時 令和4年11月22日(火曜日) 13時30分 ~ 15時00分
- 場所 福島第一原子力発電所 新事務本館
- 議題
- 福島県によるALPS処理水放水口トンネル工事現場の安全確認結果について
- 労働環境改善の取組について
- 人身災害発生状況及び安全活動計画について
- 従事者の被ばく線量の全体概況について
- 至近の労働安全に関わる問題について
- 新型コロナウイルス対策について
- 福島労働局による令和3年度監督指導結果の報告
- 出席者
- 専門委員
- 関係市町村 担当課長等
- 福島労働局
- 福島県 原子力対策監他
- 東京電力
開催結果の概要
福島県から議題1について報告を行い、東京電力から議題2~6についての説明を受けるとともに、専門委員からの意見を踏まえ、東京電力の取組を確認しました。また、福島労働局から令和3年度の監督指導結果について報告を受けました。
福島県原子力安全対策課長まとめ
- 東京電力においては、引き続き、(1)高線量作業における作業従事者の被ばく低減のための適切な対策、(2)作業環境の更なる改善と労働災害の防止、(3)新型コロナウイルス対策など、現場の方々が安全に安心して働ける環境整備に努めていただけるようお願いする。
- 福島労働局におかれては、事業者に対する指導監督を引き続き徹底していただくようお願いする。
議事録
追加質問・意見
資料
次第 [PDFファイル/57KB]
出席者名簿 [PDFファイル/164KB]
【資料1】ALPS処理水放水口トンネル工事現場の安全確認結果 [PDFファイル/2.82MB]
【資料2】労働環境改善スケジュール [PDFファイル/983KB]
【資料3-1】福島第一原子力発電所における2022年度の災害発生状況と安全活動状況について [PDFファイル/2.99MB]
【資料3-2】福島第二原子力発電所における2022年度の災害発生状況と安全活動状況について [PDFファイル/1.32MB]
【資料4-1】福島第一原子力発電所 従事者の被ばく線量全体概況について [PDFファイル/573KB]
【資料4-2】福島第一原子力発電所 高線量作業における被ばく低減対策ついて [PDFファイル/1023KB]
【資料4-3】福島第二原子力発電所 放射線業務従事者数及び線量状況について [PDFファイル/168KB]
【資料5】福島第一原子力発電所における放射線防護上の不適合事例について [PDFファイル/767KB]
【資料6-1】福島第一原子力発電所における新型コロナウイルス対策について [PDFファイル/1.14MB]
【資料6-2】福島第二原子力発電所における新型コロナウイルス対策について [PDFファイル/1.34MB]
【資料7】令和3年度監督指導結果 [PDFファイル/127KB]
作業映像
工事の安全管理上の理由等により、作業に立ち会わなかったため、会議では東京電力から提供を受けた作業時の映像を用いて、作業の安全確認を実施しました。
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