印刷用ページを表示する 掲載日:2023年1月26日更新
取り組み・活動の概要(予定を含む)
福島県基板ネットワークは、日本基板ネットワークに加入しPC等の小型家電の解体リサイクルを行っている、県内3つの障がい福祉事業所と使用済み基板のリサイクル処理、精錬を手がける企業の4社でネットワークを作り、福島県内で出た使用済基板やレアメタル、銅を県内で循環させる取り組みを行っている任意団体である。
リサイクル事業では、都市鉱山といわれているPCや小型家電等を解体し「捨てるもの、再利用できるもの、資源化できるもの」に分別することで、廃棄物の削減や海外への資源流出を防ぎ、資源の少ない日本での資源循環を目指すものとなっている。また、障がいを持つ方々の働く環境のを増やす事を目的の一つとしており、リサイクルで得られた収益を拡大していくことで障がい者の雇用創出や賃金向上にも繋げている。
今後は、こういった取り組みを将来を担う子供たちに知っていただく事を目的とし、土曜学習や夏休みの自由研究を通した啓蒙活動を行っていきたい。
他の会員と連携可能な自社の強み
PC及びその周辺機器等をゴミとして廃棄物処理してしまうのではなく、障がい者の雇用創出や賃金アップに繋がる資源循環の取り組みであることを理解、賛同頂き、不要物の無料回収を行うことが出来る。これは、有価物として買い取るものでも産廃物として回収するものではなく、あくまでも社会貢献活動の一つとして寄付という形で回収するものである。
他の会員と連携して取り組みたい課題
解体後に出てくるゴミ(産廃物)として、ノートPC等の筐体に多く使われているプラスチックの処理。このプラスチックは単一素材のものがほぼ無く、現在は、ゴミとして産廃処理せざるを得ない状況である。これは環境省でもプラスチックの資源循環を促す社会課題の一つとして示しているものでもある。