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(公財)JKA補助事業による整備機器の御案内
このたび、公益財団法人JKA平成26年度補助事業「公設工業試験研究所における機械等設備拡充補助事業」により走査型電子顕微鏡がハイテクプラザ福島技術支援センターに整備されましたので、御案内いたします。補助事業の概要
(1)事業の目的
本事業で導入した走査型電子顕微鏡は、ものづくり現場を幅広く支えている汎用性の高い装置であり、企業からの利用要望も多い状況にあります。当該機器の導入は福島技術支援センターにおいて企業の利用に供し、技術相談、機器開放、依頼試験、研究開発等の技術支援策の中で活用することを目的としています。
(2)事業内容
当該機器の運用にあたっては、企業の利便性を向上するため、複数名の職員が本装置の担当となり、企業が利用する際のサポートや技術的なアドバイスを行うことにより、より多くの企業の技術課題の解決に役立てていきます。また、企業と共同で行っている「着用快適性に優れた防刃用衣料素材の開発及び物性評価」といった技術開発においても活用され、より良い成果の創出に繋げていきます。
予想される事業実施効果
福島県ハイテクプラザ福島技術支援センターにおける技術相談、機器開放、技術開発等の支援策の中で、本事業で導入する機器が広く企業の利用に供されることにより、ものづくり現場における技術的な諸課題の解決や新製品の開発が促進され、企業の技術力向上と競争力強化に繋がり、震災と原発事故からの県内産業の復興に貢献することが期待されます。
装置の用途
本装置は、繊維品、繊維材料、高分子材料、金属材料、無機材料、樹脂材料、表面処理品、機械部品、電子部品などにおいて以下のことが行えます。
(1)表面形状・状態および破断面等の高倍率観察
(2)異物の観察および定性分析
(3)腐食状況の観察および定性分析
(4)材料組織の観察および定性分析
(5)表面処理皮膜の観察および定性分析
装置の仕様概要
・装置形式:日本電子(株)製JSM-6510LA
・分解能:高真空モード 3.0 nm(30 kV)、8 nm(3 kV)、15 nm(1 kV)
低真空モード 4.0 nm(30 kV)
・倍率:×5~×300,000(画像サイズ128 mm×96 mm)
詳しくは、装置紹介ページをご覧ください。
利用料金
平成27年4月設定予定
備考
平成27年3月31日までに機器を利用されたい方は担当までお問い合わせください。
お問い合わせ先
ハイテクプラザ福島技術支援センター 繊維・材料科(担当:高橋)
TEL:024-593-1122 FAX:024-593-1125
E-mail:takahashi_mikio_01@pref.fukushima.lg.jp