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野鳥における鳥インフルエンザについて

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年9月1日更新

 環境省では、「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る技術マニュアル」(対応技術マニュアル)に基づき、国内での野鳥の鳥インフルエンザ発生状況等を見ながら、段階的に検査等の対応レベルを決定しています。

 現在の対応レベル : 対応レベル3 (令和6年9月1日より)

1.野鳥が死亡している場合

 野生の鳥は、エサが取れずに弱って動けなくなったり、環境の変化に耐えられず死んでしまうこともあります。
 野鳥が死んでいても、すぐに鳥インフルエンザを疑う必要はありません。

 ※ 死亡している野鳥の種類や羽数によって検査の要否を判断するため、全ての死亡野鳥を検査するわけではありません。

2.相談窓口

 
県機関名称 所在地 連絡先 備考

いわき地方振興局県民部

いわき市平字梅本15 0246-24-6203 平日 8時30分~17時15分
野生生物共生センター 安達郡大玉村玉井字長久保67 0243-24-6631

平日    9時00分~17時00分
土日・祝日 9時00分~17時00分

 

3.ご注意いただきたいこと

 鳥インフルエンザは、感染した鳥との濃密な接触等の特殊な場合を除き、通常では人に感染しないと考えられていますが、次の点にご注意ください。

 ●野鳥に近づくのは、必要がなければ避けましょう。

 ●死亡した野鳥などには、素手で触らないようにしてください。

 ●野鳥のフン等に触れた場合は、石けんを使って手を洗い、うがいをすれば、過度に心配する必要はありません。

 ●野鳥のフンが靴の裏や車のタイヤにつくことにより、鳥インフルエンザウイルスが他の地域に運ばれるおそれがあるので、野鳥がいる場所に近づきすぎないようにしてください。万が一、野生の鳥や動物に触ったときは、石けんを使って手を洗い、うがいをするようにしてください。

4.野鳥における鳥インフルエンザへの対応について

 県では、環境省のマニュアルに基づき、死亡した野鳥について、必要に応じて鳥インフルエンザに感染しているかどうかの検査を行います。

 【死亡野鳥等調査(鳥インフルエンザ簡易検査の実施)】
  死亡野鳥等調査は、鳥の種類や死亡した羽数により、以下の対応レベルに応じて鳥インフルエンザ簡易検査を実施するかを決定しています。

 ※ 明らかにケガ等で死亡している場合、腐食・乾燥等により検査ができない状態の場合は簡易検査を行いません。

 
レベル 発生状況 検査優先種1 検査優先種2 検査優先種3 その他の種
レベル1 通常時 1羽以上 3羽以上 5羽以上 5羽以上
レベル2 国内(単発)や近隣諸国での発生時 1羽以上 2羽以上 5羽以上 5羽以上
レベル3 国内(複数箇所)や近隣諸国での発生時 1羽以上 1羽以上 3羽以上 5羽以上

 ●レベルごとの対応の詳細や、検査優先種に指定されている鳥の種類は次の一覧表をご覧ください。

  鳥インフルエンザ対応レベルの概要・実施内容 [PDFファイル/46KB]

  鳥インフルエンザ 検査優先種一覧表 [PDFファイル/65KB]

  鳥インフルエンザ 検査優先種1・2の写真 [PDFファイル/3.55MB]

5.よくある質問(Q&A)

Q1 野鳥の鳥インフルエンザが人に感染することはないのですか?

 A1:日常生活において、野鳥や野生動物の排泄物等に触れた後には、手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありません。

Q2 庭に野鳥が死んでいますが、鳥インフルエンザではないですか?

 A2:野鳥は様々な原因で死亡します。エサが採れずに衰弱したり、環境の変化に耐えられず死んでしまうこともあります。原因は様々考えられますが、渡り鳥のシーズン(10月~3月)にワシ・タカ等の猛禽類や、ハクチョウ類、カモ類などで外傷のない場合は、県が種類を確認した上で調査や検査を行いますので、下記の窓口にお問い合わせください。

 ※明らかに交通事故や電線に衝突して死んだ場合(外傷がある場合)には、簡易検査を行いません。

Q3 死んだ鳥はすべて検査しないのですか?

 A3:日本には外来種なども含めると約600種以上の野鳥が生息しています。鳥も生きものですから、様々な原因で死亡しますので、これらすべてを検査することは困難です。そのため、環境省では過去に鳥インフルエンザに感染事例があり、感染の確率が高い種類や過去に日本と韓国等において死亡野鳥で感染の確認がある種類などを「検査優先種」に指定し、優先的に検査を行っていますので、どうぞご理解ください。

Q4 飼っている鳥に鳥インフルエンザが感染しませんか?

 A4:直接野鳥やその糞便等に触れない限り感染する可能性は低いと考えられます。

 心配なことがあれば、家きんについては県畜産課(連絡先(024)521-7364)または最寄りの家畜保健衛生所、ペットについては県食品生活衛生課(連絡先(024)521-7245)または動物愛護センター及びその支所に相談してください。

Q5 野鳥が死んでいた場所を消毒したいのですが、その方法は?

 A5:鳥インフルエンザは大抵の消毒薬で効果があります。市販の消毒薬でも構いませんし、家庭にある漂白剤を希釈して散布していただいても効果があります(種類にもよりますが、100~300倍を目安にしてください)。

Q6 渡り鳥について教えてください。

 A6:渡り鳥には春に南方から渡来して、秋に再び南方に渡去する夏鳥と、秋に北方から渡来して、春に再び北方に渡去する冬鳥がいます。また、春と秋の一時期だけ日本を通過する旅鳥もいます。

 夏鳥はツバメやカッコウなど、冬鳥はガン類、ハクチョウ類、カモ類(一部は一年中日本にいるものもいます)など、旅鳥はシギ類やチドリ類などになります。

5.関連HP

 環境省HP:http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/

 農林水産省HP:https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html

 厚生労働省HP:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144461.html

 福島県自然保護課HP:野鳥における鳥インフルエンザについて - 福島県ホームページ (fukushima.lg.jp)

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