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ふるさとの祭り(「地域のたから」民俗芸能総合支援事業)

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年6月28日更新

お知らせ・更新情報

  • 2024年  6月28日  「ふるさとの祭り2024」プロポーザル方式募集要領等に関する回答書を公開します。
  • 2024年  6月19日  「ふるさとの祭り2024」プロポーザルを実施します。
  • 2023年  6月28日  「ふるさとの祭り2023」プロポーザル審査結果を公表します。
  • 2023年  2月21日  「ふるさとの祭り2022」の映像を県公式YouTubeにて配信しています。
  • 2022年10月  7日  「ふるさとの祭り2022」の開催情報を更新しました。 
  • 2022年  5月19日  「ふるさとの祭り2021」の映像を県公式Youtubeにて配信しています(全19団体)
  • 2021年  7月20日  「ふるさとの祭り2020」の映像(英訳版)を県公式Youtubeにて配信しています(計20団体)。
  • 2021年  4月  5日  「ふるさとの祭り2020」の映像を県公式Youtubeにて配信しています(計20団体)。

「ふるさとの祭り2024」業務委託業者を募集します。

 上記事業の会場設営・運営及び映像作成・広報業務等を円滑に行うため、下記のとおり公募型企画プロポーザルを実施します。

 概要

 東日本大震災や原発事故による避難などから、民俗芸能の継承が危ぶまれている団体や芸能を披露する場のない団体に発表の場を提供し、民俗芸能継承の意欲を高めることで、貴重な地域の民俗芸能や人々の絆の再生を図り、「祭り」を訪れた人々に「ふるさとの良さ」を改めて実感してもらい、震災からの心の復興を図る。

 スケジュール

 (1)令和6年6月19日(水曜日) 公募開始
 (2)令和6年6月26日(水曜日) 質問書の提出期限(17時まで)
 (3)令和6年6月28日(金曜日) 質問書への回答(17時まで)
 (4)令和6年7月 2日(火曜日) 参加申込書の提出期限(17時まで)
 (5)令和6年7月10日(水曜日) 企画提案書等の提出期限(17時まで)
 (6)令和6年7月19日(水曜日)  書面審査結果の通知(予定)

 募集要領

 下記より様式をダウンロードし、募集要領及び仕様書等を十分把握したうえで、必要書類を期限までに提出してください。

 募集要領 [PDFファイル/252KB]

 仕様書 [PDFファイル/329KB]

 質問書 [Wordファイル/30KB]

 参加申込書 [Wordファイル/35KB]

 会社概要書 [Wordファイル/18KB]

 業務実施体制書 [Wordファイル/18KB]

 プロポーザル方式募集要領等に関する回答書

 回答書 [PDFファイル/192KB]

「ふるさとの祭り2023」プロポーザル審査結果を公表します

 「ふるさとの祭り2023会場設営・運営及び映像作成・広報業務」に関するプロポーザル審査を行った結果、業務委託予定者が決定しましたのでお知らせいたします。

 〇 審査結果 [PDFファイル/218KB]

『ふるさとの祭り2022』のYouTube動画について

 ふるさとの祭り2022の映像を県公式YouTubeにて配信しています。

01_前沢の女宝財踊(ふたばワールド) 02_三字の神楽(ふたばワールド)

01_前沢の女宝財踊(ふたばワールド)  02_三字の神楽(ふたばワールド)

03_川添の神楽 04_樋渡の三匹獅子舞

03_川添の神楽             04_樋渡の三匹獅子舞

05_会津坂下の早乙女踊 06_相馬福田の十二神

05_会津坂下の早乙女踊         06_相馬福田の十二神

07_鹿島下町の子供手踊り 08_大倉の神楽

07_鹿島下町の子供手踊り        08_大倉の神楽

09_室原の神楽 10_前沢の女宝財踊(道の駅なみえ)

09_室原の神楽             10_前沢の女宝財踊(道の駅なみえ)

11_馬場の神楽・七芸 12_樋渡・牛渡の田植踊

11_馬場の神楽・七芸          12_樋渡・牛渡の田植踊

13_請戸の田植踊り 14_南津島の田植踊り

13_請戸の田植踊り           14_南津島の田植踊り

15_小宮の田植踊り 16_柳津の大神楽

15_小宮の田植踊り           16_柳津の大神楽       

『ふるさとのまつり2022』の開催について

 民俗芸能の継承が危ぶまれている団体や芸能を披露する機会のない団体に発表の場を提供することにより、貴重な地域の宝である民俗芸能の継承と人々の絆の再生を図るとともに、民俗芸能を披露することで、本県が誇る民俗芸能の魅力や復興に向けて取り組む姿を国内外に強く発信することを目的として、県内3地域の民俗芸能を披露します。今年は「道の駅なみえ」を会場として披露公演を行います。
 観覧は無料となっておりますので、お気軽にお越しください。


​○ 開 催 日     令和4年10月8日(土曜日)11時開演
                 9日(日曜日)10時開演

○ 開催場所      道の駅なみえ 交流ひろば(双葉郡浪江町幾世橋字知命寺60)

○ イベントの概要
 
ステージ紹介 パンフレット【ステージプログラム】 [PDFファイル/2.35MB]

会場図 パンフレット【会場案内図】 [PDFファイル/3.7MB]


○ 内  容  民俗芸能披露(民俗芸能を通してふるさとの良さを体感する「祭り」の再現)

〇 特別出演  10月8日(土曜日)のステージには、「Mjcアンサンブル」と「トモダチプロジェクト」の皆さん
        が出演予定!ステージを盛り上げます!!

 

○ 新型コロナウイルス感染症対策について
 ・当日または、1週間以内に発熱などの体調不良があった方は、ご来場をご遠慮いただきますようお願いいたします。
 ・マスクの着用や手指の消毒、十分な人と人の間隔(1m)の確保にご協力をお願いいたします。

〇 そ の 他   悪天候や災害の発生及び発生が予想される場合には、主催者の判断により公演の中止又は
          スケジュールの変更を行う場合がございますので、予めご了承ください。


ふるさとの祭り2022in道の駅なみえ公演 特設サイトを開設しました!

 出演団体の情報やイベント情報など、順次公開して参ります!

 https://furusato-matsuri-fukushima.jp/QR

「ふるさとの祭り2021」の映像配信について

 ふるさとの祭りについて

 福島県では、震災後の平成24年に「地域伝統芸能全国大会(愛称:ふるさとの祭り)福島大会」を開催し、県民に大きな感動と勇気を与えた大会の意義を引き継ぎ、震災からの心の復興を図ることを目的とした県版「ふるさとの祭り」を平成25年より開催しています。

 令和3年度は、イベントを開催したほか、感染症感染拡大防止の観点から、舞や踊りを収録し、動画を配信します(全19団体)。

○ 出演団体

<民俗芸能交流発表会 ~ふるさとの祭り2021~ 

● 「道の駅国見 あつかしの郷」(11月28日)開催分

(1)「岩子の神楽」(岩子神楽保存会、相馬市)

  約300年前(1717年)に、日照りが続いたので雨乞いに神楽を行ったという県内最古の記録があります。地元雷神社での2回(春・秋)の奉納をメインとして現在に継がれてきています。
  現在では新築祝い、新嘗祭(にいなめさい)、新年元旦などに舞っています。

   ◆日本語版   

 

(2)「二本松の祭囃子」(二本松神社例大祭提灯祭保存会(若宮若連会)、二本松市)

  二本松神社の秋祭りには、多数の提灯を飾った太鼓台が本町・亀谷・竹田・松岡・根崎・若宮・郭内の7町内から1台ずつ繰り出すことから「二本松の提灯祭り」といわれており、現行では10月第1土曜日から3日間で行われています。
  この祭りの起源は寛文4年に町内の神社の祭りに神輿や神楽(かぐら)太鼓を出したのが始まりとされています。
  祭の主体である町内会や若連会は伝統をしっかりと受け継ぎ、また祭典期間中は各町内で連携を取り合い運営にあたっています。
  多数の提灯の華やかさのみでなく、各町内で奏でる囃子(はやし)一つひとつにも魅力があり福島県を代表する祭りの一つとして自信をもって取り組んでいます。

   ◆日本語版   

 

(3)「赤枝彼岸獅子」(赤枝青年会、磐梯町)

  彼岸に踊ることから彼岸獅子と呼ばれています。特徴として、荒々しさと野趣(やしゅ)にあふれた力量感あふれる舞として知られています。
  会津地方を代表する民俗芸能の一つで、磐梯町の無形民俗文化財に指定されています。

   ◆日本語版 

 

●「とうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター)」(12月2日)開催分

(4)「伊佐須美神社の太々神楽」 (伊佐須美神社の太々神楽保存会、会津美里町)

  明治初年に南会津町田出宇賀(たでうが)神社より伝授され、現在4月29日の伊佐須美神社花祝祭(かしゅくさい)に奉納されています。平成20年10月の火災前は御神楽殿で舞われていましたが、現在は仮社殿の拝殿で奉納されています。
  神楽は出雲系神楽に属し、現在15座を伝承しています。

   ◆日本語版

 

(5)上三坂のヤッチキ踊(上三坂やっちき踊り保存会、いわき市)

   この踊りは、盆踊りの一種で、古くから踊られており、盆踊りの輪の外側で、若者が少人数で調子よく「やっちき踊り」をして、本来の踊りの輪を邪魔する、別名「櫓(やぐら)こわし」とも言われていました。
   また、何もなかった時代の男女の駆け引きを行ったものと言われています。

   ◆日本語版

 

(6)いわき七浜の正月の鳥追唄(浜菊会、いわき市)

   昔、いわき市の薄磯(うすいそ)、豊間(とよま)地区では、小正月に子供たちが船主や事業主の家を訪ね歩き、縁起のよい「安波(あんば)さまの唄」をうたうとお年玉をもらえるという風習がありました。安波さまは、海上安全と五穀豊穣(ごこくほうじょう)を守護する神です。
   3月11日で甚大な被害があった薄磯には、奇跡的に津波を免れた「安波神社」があります。その昔、杉の木が風で揺れると、ゆわし【イワシ】の豊漁の知らせと船乗りは漁に出たそうです。

   ◆日本語版

 

(7)白岩の太々神楽(浮島神社太々神楽保存会、本宮市)

   江戸時代に近郷(きんごう)の神職が奉納していた神楽を明治になって氏子(うじこ)が習い受けたもので、戦中戦後も途絶えることなく古い形式を継承してきました。
   終戦までは、祭礼が2日間にわたり、夜遅くまで神楽が演じられました。

   ◆日本語版

 

(8)霊山太鼓(霊山太鼓保存会遠征組、伊達市)

  霊山太鼓は、中通り北部地方で独自に発展を遂げ継承されてきた祭囃子(まつりばやし)です。
  特徴は、桐の太く短いばちを高く上げ華々しく大太鼓を連打する“曲打ち”にあり、全国的にみても勇壮活発なうえに技巧的で華やかに磨き上げられた祭囃子の代表的な型の一つと評価されています。

   ◆日本語版

 

(9)原瀬の太々神楽(二本松市立原瀬小学校第6学年・原瀬諏訪神社太々神楽保存会、二本松市)

   二本松市原セ諏訪(すわ)にある諏訪神社の神楽殿で、8月の祭礼前日に演じられる出雲系神楽です。原瀬小学校では、約20年前より毎年保存会の方々から伝授していただき、この神楽を演じることは子どもたちの誇りになっています。

   ◆日本語版

 

●現地収録分

(10)村上の田植踊(村上の田植踊り保存会、南相馬市

 一時中断しましたが終戦後の昭和22年に、青年団により再興されました。昭和63年からは婦人会が中心になり、2年に1回、村上の貴布根(きふね)神社と古四王(こしおう)神社の4月の大祭に神楽に引き続いて奉納しています。県内の田植踊の中では芸能化が進んで洗練されています。

   ◆日本語版

 

(11)小高郷の相馬流れ山踊(小高郷相馬流れ山踊り保存会、南相馬市

 相馬中村藩の領主は千葉県に城を構えていましたが、約700年前に相馬に移り、領内の雲雀(ひばり)ケ原に馬を放ち、軍事の教練を行なってきました。この唄は相馬武士の軍歌ですが、武士に限らず農民・商人にも普及し現在では相馬・原町・小高で盛大に行なわれています。この唄と踊は、今では「相馬野馬追」には欠かすことのできないものになりました。

   ◆日本語版

 

(12)鹿島の大蛇神楽(鹿島御子神社敬神会、南相馬市

 毎年1月9・10日の鹿島御子(みこ)神社の鎮火祭に奉納されます。獅子は神の化身で、災いのもとになる悪霊を祓うための舞ですが、これは反対に獅子を悪霊と見立てていて、これを祓い除けるという珍しい舞です。県内では旧相馬中村藩領だけで行なわれていて、北陸からの移民が伝えたと見られています。

   ◆日本語版

 

(13)雫の神楽(雫青年団、南相馬市

 雫(しどけ)地区の青年団によって伝えられてきました。毎年1月2日に鎮守の津神社に、五穀豊穣(ごこくほうじょう)と地区住民の健康を祈って奉納されています。男性の42歳の厄祓いには、刀を持って舞います。長く中断していましたが、震災後、地区の復活を願って30年振りに再興されました。

   ◆日本語版

 

(14)熊川の稚児鹿舞(大熊町熊川稚児鹿舞保存会、大熊町

 踊り手は児童4人で、鹿舞と書いてシシマイといいます。江戸時代後期の大飢饉では疫病(えきびょう)が蔓延し、地区内もさまざまな苦難に陥りました。そのために鎮守の諏訪神社に鹿舞を奉納して、地区の安泰と五穀豊穣(ごこくほうじょう)・家内安全を祈ったことに始まるといわれています。大震災ですべての用具を失いましたが支援によって新調しました。浜通り地方の典型的な舞で、現在の踊り手は、震災後2代目です。

   ◆日本語版

 

(15)菅波のじゃんがら念仏踊(菅波青年会、いわき市

 毎年、盂蘭盆(うらぼん)にあたる8月13日から15日にかけて、新盆の家をまわって盆棚の前で供養として踊っています。いわき市内にじゃんがら念仏踊は多くありますが、それらの中では比較的古い姿を伝えています。近年、女性も参加するようになり、県外はもとよりイタリアでも披露するなど、活動はめざましいものがあります。

   ◆日本語版

 

(16)滝尻の棒ささら(滝尻棒ささら保存会、いわき市

 「棒」は棒術、「ささら」は摺りささらのことです。ささらは獅子舞に決まって用いられることから獅子舞をさすようになりました。塚原卜伝(ぼくでん)の高弟(こうてい)が当地に移り住んだといわれることから、棒術を大切にしていて、伝承も確かです。太鼓に天明4年(1784)の銘があるので、これ以前の伝来と思われます。

   ◆日本語版

 

(17)奥州白河歌念仏踊(白河根田安珍歌念仏踊り保存会、白河市

 奥州白河の旧根田村に生まれ育った安珍という僧に、清姫が思いをかけ、その情念はついに蛇と化して、安珍が身を隠した道成(どうじょう)寺の鐘に巻きついたという、よく知られた道成寺物をうたい踊ります。毎年3月27日、安珍堂で行なわれる供養祭で踊っており、近年は白河市立東北中学校の生徒も習い受け、文化祭で披露しています。

   ◆日本語版

 

(18)中村の彼岸獅子舞(中村彼岸獅子保存会、喜多方市

 春の彼岸に会津盆地で行なわれる三匹獅子舞で、現在は8か所で活動しています。中村の彼岸獅子もその一つで、栃木県からの伝来した文挟(ふばさみ)流といわれています。春風を背に新盆の供養や魔除け、さらに五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈って市街地めぐり、舞い込みます。会津の春を告げる風物詩として全国に知られています。

   ◆日本語版

 

(19)上平・上町の早乙女踊(上平・上町早乙女踊保存会、南会津町)

 南会津町泉田に伝わる早乙女踊で、小正月の夜に前年の祝儀のあった家や踊り手宅などに舞い込んでいます。踊り手は早乙女3人と道化(どうけ)1人で、早乙女には中学生の女子が、道化には男子が扮します。200年前に会津盆地から金山谷を経て伝来したと思われ、今なお早乙女踊の古い姿を伝えています。

   ◆日本語版

「ふるさとの祭り2020」の映像配信について(About Video distribution of Furusato-no Matsuri Festival2020)

 ふるさとの祭りについて

 福島県では、震災後の平成24年に「地域伝統芸能全国大会(愛称:ふるさとの祭り)福島大会」を開催し、県民に大きな感動と勇気を与えた大会の意義を引き継ぎ、震災からの心の復興を図ることを目的とした県版「ふるさとの祭り」を平成25年より開催しています。

 例年、舞台で芸能披露していますが、令和2年度は感染症拡大防止の観点から、舞や踊りを収録し、映像配信します。

 

 About Furusato-no Matsuri Festival

 In Fukushima Prefecture, the "Fukushima Meeting of the Folk-Performing Arts National Convention (nicknamed Furusato-no Matsuri Festival)" was held in 2012 after the Great East Japan Earthquake. The significance of the meeting, which greatly impressed and gave courage to the people of the Prefecture, is being passed down. Since 2013, the prefectural version of the “Furusato-no Matsuri” ヘクタールs been held for the purpose of revitalizing people’s hearts and minds from the disaster.

 Every year, the performances are shown on stage, but in 2020, they were recorded and sヘクタールred online to prevent the spread of infections.

 

○出演団体 (Performing Group)

<浜通り版 (Hamadori Version)>

(1)鹿島下町の子ども手踊(下町子供手踊り保存会、南相馬市)

  Kashimashimomachi-no Kodomo Teodori(Shimomachi-no Kodomo Teodori Hozonkai)

  南相馬市鹿島区内の鹿島御子(みこ)神社・秋葉神社・男山八幡神社・日吉神社等で12年ごとに行われる、お浜下り神事に奉納する踊りとして、藩政時代から伝承されています。
  曲目は、相馬二遍返し、相馬流れ山など相馬地方の民謡に限らず、伊勢音頭、おばこ、あいや節、八木節など全国各地の民謡に及びます。

   ◆日本語版   ◆English translation

(2)新地高田の神楽(高田神楽保存会、新地町)

  Shinchitakada-no Kagura(Takadakagura Hozonkai)

  舞に使われる獅子頭は、江戸中期に製作されたと伝わっています。相馬市今田地区から明治時代に譲り受け、今では地元のシンボル・守り神的な存在となっており、お祝いの行事などで披露されていました。
  現在は、次世代への継承を目指し、40歳代を中心に活動しています。最後の舞である「ちらしの舞」では、獅子頭で頭を噛んでもらうと厄払いになると言われています。

   ◆日本語版   ◆English translation

(3)樋渡・牛渡の田植踊(樋渡・牛渡田植踊保存会、浪江町)

   Hiwatashi Ushiwata-no Taue Odori(Hiwatashi Ushiwata-no Taue Odori Hozonkai)

  早乙女(女)と歳蔵(男)に分かれて、早乙女は両手に綾竹を持ち、歳蔵は右手に扇子・左手に鈴を持ち腰に刀を差します。
八坂神社の祭礼(7月15日)の前夜に「五穀豊穣・家内安全」を祈願して踊ります。

   ◆日本語版   ◆English translation

(4)王塚の神楽(王塚神社氏子芸能部、富岡町)

  Otsuka-no Kagura(Otsuka-jinja Ujiko Geinobu)

  旧暦8月8日の王塚神社祭礼の日や元日に、無病息災・家内安全・魔除けなどを祈願して奉納する舞です。正月2日には、地元の各家を回り祈願しています。
  震災で社殿が損壊し避難が続く状況の中、神社が新築されたことをきっかけに、令和2年11月、およそ10年ぶりに活動を再開しました。

   ◆日本語版   ◆English translation

(5)川添の神楽(浪江町川添芸能保存会、浪江町)

   Kawazoe-no Kagura(Namie-machi Kawazoe Geino Hozonkai)

  明治40年頃、修行を積んだ地元の神楽の名人が村人に披露したのが始まりとされています。
正月に悪魔祓いや豊年万作の祈願をしながら舞い歩く獅子神楽は、浪江町川添地区の住民に脈々と受け継がれてきた民俗芸能です。
  近年では町の復興を祈願した新春の舞や、町民宅の新築祝いなどの活動も行っています。

   ◆日本語版   ◆English translation

(6)川内の獅子舞(西山獅子)(西山獅子保存会、川内村)

   Kawauchi-no Shishimai Nishiyamashishi(Nishiyamashishi Hozonkai)

 今からおよそ350年前から川内村に伝わる獅子舞です。
  弓をくぐる「弓掛かり」と、獅子が争う「山掛かり」の2つの舞をもつ獅子舞で、御殿獅子と言われています。
  笛・太鼓・弓持ちがおり、獅子頭をつけて、狩衣に紺の袴・白足袋裸足(白足袋の下に何も履かないこと)で舞います。
  神の御前で、太郎・次郎の獅子が雌獅子を奪い合って、最後に大きな太郎獅子が勝つという内容の物語です。

   ◆日本語版   ◆English translation

(7)相馬流れ山踊(相馬流れ山踊り伝承保存会、南相馬市)

   Soma Nagareyama Odori(Soma Nagareyama Odori Densho Hozonkai)

  流れ山は、国の重要無形民俗文化財に指定されている「相馬野馬追」でうたわれる祭りの唄で、相馬中村藩の国歌・軍歌とも言われています。
  踊りは4種類の構成になっており、すべて馬に関する動作となっています。
相馬中村藩の紋所「九曜の星」をつけた衣装・陣笠・陣羽織で踊ります。

   ◆日本語版   ◆English translation

(8)いわき海星高校のじゃんがら念仏踊(県立いわき海星高等学校 チーム「じゃんがら」、いわき市)

   Jangara Nenbutsu Odori of Iwaki Kaisei High School(Fukushima Prefectural Iwaki Kaisei High School Team, "Jangara")

  じゃんがら念仏踊とは、いわき市を中心に江戸時代より伝わる民俗芸能です。亡くなった方を供養する念仏踊りの一種で、太鼓や鉦(かね)、唄と踊りを交えた盆踊りの要素を持っているのが特徴です。
  毎年8月13日~15日のお盆の時期に、いわき市内の各地で踊られ、夏の風物詩となっています。いわき市の無形民俗文化財に指定されており、100団体以上が活動しています。

   ◆日本語版   ◆English translation

(9)福田の十二神楽(福田十二神楽保存会、新地町)

   Fukuda-no Junikagura(Fukuda Junikagura Hozonkai)

  拍子も舞いもすべて少年が演ずる、というところに神楽としての一つの特色があります。この神楽は、慶応元年(1865年)頃に、宮城県伊具郡丸森町から伝えられました。元は大人たちが演じておりましたが、福田に伝承の際、特に少年に演じさせることにしたと言われています。
  福田十二神楽は修験の芸能の面影を残す県内でも類例の少ない神楽であり、平成6年に県の重要無形民俗文化財に指定されました。

   ◆日本語版   ◆English translation

(10)前沢の女宝財踊(前沢女宝財踊り保存会、双葉町)

   Maesawa-no Onnahosai Odori(Maesawa-no Onnahosai Odori Hozonkai)

 今からおよそ680年前、南北朝の争いがあった際、南朝の忠臣北畠顕家公が後醍醐天皇の第八王子義良(のりよし)親王を奉じて伊達の霊山に立てこもりましたが、北朝の足利勢に長い間包囲されて水や食料が欠乏。
 顕家公の家臣12人の若武者達が旅芸人に扮して敵の目を逃れ、南相馬市鹿島区にたどり着いたことがこの踊りの由来です。

   ◆日本語版   ◆English translation 

 

<中通り版 (Nakadori Version)>

(1)下川崎三島神社の太々神楽(三島神社楽人会、二本松市)

  Shimokawasaki Mishima-jinja-no Daidaikagura(The Mishima-jinja Gakujinkai)

  神話に基づく神楽能(神話に基づくストーリーに沿って舞う)が14座、採物舞(神々を呼び招く舞)が6座あります。古事記や日本書紀にみる神々が数多く登場するのが特徴です。その中の一つである大蛇退治は、須佐之男命(すさのおのみこと)が勇壮に八俣の大蛇を退治させる神話を舞にしたものです。
  明治時代に発足した三島神社楽人会は、およそ130年にわたって地域の宝である民俗芸能を継承しています。

   ◆日本語版   ◆English translation

(2)太田川の梅若和讃唄念佛踊(太田川梅若和讃唄念佛踊保存会、泉崎村)

   Otagawa-no Umewaka Wasan-uta Nenbutsu Odori(Otagawa-no Umewaka Wasan-uta Nenbutsu Odori Hozonkai)

  泉崎村指定無形文化財であり、村に伝わる梅若伝説に基づいた念佛踊です。
平安時代に京都の武家に生まれた梅若丸は、村内に潜んでいた人買の信夫の藤太に騙され、諸国を連れ回された後、隅田川のほとりで命を落としたと伝えられています。
 その梅若丸を供養するための塚が作られ、弔いの言葉がこめられた唄や踊りが古くから行われています。

   ◆日本語版   ◆English translation

(3)原瀬の長獅子(原瀬の長獅子舞保存会、二本松市)

   Harase-no Nagashishi(Harase-no Nagashishimai Hozonkai)

  二本松市原セの諏訪神社の本祭で、神前と神輿渡御(みこしとぎょ。神興を担ぎ集落を練り歩くこと)に供奉(ぐぶ。祭礼の際にお供の行列に加わること)して、お旅所で演じられる獅子神楽です。
  およそ300年前に、二本松藩の御用神楽師から伝えられ、長獅子としては、福島県内でも古いものの一つであり貴重なもので、かつ庶民の芸能として続いています。

   ◆日本語版   ◆English translation

(4)八槻都々古別神社の太々神楽(八槻都々古別神社楽人会、棚倉町)

   Yatsukitsutsukowake-jinja-no Daidaikagura(Yatsukitsutsukowake-jinja Gakujinkai)

  奥州一宮の八槻都々古別神社では、神話に基づいた太々神楽が受け継がれています。36座のうちの一つ「八岐大蛇退治」のストーリーは、素戔嗚尊(すさのおのみこと)は、出雲国の川で、嘆き悲しむ足名椎・手名椎(あしなづち・てなづち)老夫婦と奇稲田姫(くしなだひめ)に出会います。その訳を聞くと、今夜、姫が大蛇に食べられてしまうとのこと。そこで、素戔嗚尊は大
蛇に毒酒を飲ませ、剣で退治しました。大蛇の尾の中から出てきた剣を天照大神に捧げるという物語です。

   ◆日本語版   ◆English translation

(5)木ノ宮神社の十二神楽(木ノ宮神社十二神楽保存会、郡山市)

   Kinomiya-jinja-no Junikagura(Kinomiya-jinja Junikagura Hozonkai)

  およそ120年前から始まったとされる十二神楽で、木ノ宮神社の春の祭礼に神楽殿で奉納されます。
天の岩戸の物語を中心に構成され、現在は17演目が奉納されています。
  「弓」は暗闇の悪霊を追い払う舞、「灯明舞(とうみょうまい)」は灯明(神仏に供える灯火)で岩戸(いわと。天照大神が隠れた大きな岩)を探す舞です。

   ◆日本語版   ◆English translation

 

<会津版 (Aizu Version)>

(1)下柴の彼岸獅子(下柴獅子団、喜多方市)

   Shimoshiba-no Higanjishi(Shimoshiba Shishi Group)

  喜多方市関柴町下柴地区で受け継がれている獅子です。
  伝承によると、天正年間に全国で悪疫が流行した際、下柴の古橋覚太夫(ふるはしかくたゆう)が京都の御所に鹿殿(しかでん。獅子舞を行う舞台)を建て、獅子舞を演じてその退散を祈願したところ、たちまちにして平癒したので、天皇より「天下一鹿殿」の号を賜り、その後、舞い続けられています。

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(2)田島の歌舞伎(田島祇園祭屋台歌舞伎保存会、南会津町)

   Tajima-no Kabuki(Tajima Gionsai Yatai Kabuki Hozonkai)

  子どもたちにより演じられていましたが、明治5年に学制が公布されてからは、子どもたちによる上演は一旦途絶えました。これ以降、田島祇園祭では、地元の青年会の習い芝居や買い芝居等、様々な形で歌舞伎が上演されてきました。平成4年の夏頃から子供歌舞伎を復活させようという機運が町民の間で高まり、同年9月に田島祇園祭屋台歌舞伎保存会が設立され、平成6年から田島祇園祭での子供歌舞伎の上演が始まりました。

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(3)柳津の大神楽(藤の和芸能保存会、柳津町)

   Yanaizu-no Daikagura(Fuji-no Wageino Hozonkai)

  旧二本松藩の御用神楽師、渡部藤太夫の流れをくみ、江戸時代には藩主の前で舞ったこともある神楽です。当時は領内各地を巡り、今でも伝統文化の門付け(かどつけ。人家の門口に立って芸能を見せ金品をもらいうけること)を行い各地を回っています。神楽は、獅子やひょっとこがいたずらをする舞で、災難に合わないよう厄除けとして演じられています。また、余興として、神楽七芸・曲芸を継承しており県内各地で披露されています。

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(4)小松の彼岸獅子(小松獅子保存会、会津若松市)

  Komatsu-no Higanshishi(Komatsushishi Hozonkai)

  約370年の歴史を誇り、毎年春のお彼岸になると市内の家々を廻り、家内安全・五穀豊穣・疫病退散を願い、そして先祖の供養をしながら、賑やかに舞を披露します。
  今では、会津の遅い春を告げる風物詩として、広く地域の人々に、そして観光客に親しまれています。

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(5)会津坂下の早乙女踊(県立会津農林高等学校早乙女踊り保存クラブ、会津坂下町)

   Aizu Bange-no Saotome Odori(Fukushima Prefectural Aizu Agriculture and Forestry High School Saotome Odori Hozonkai Club)

  会津坂下町の民俗芸能「早乙女踊」は、7月7日の御田植祭で五穀豊穣と商売繁盛を祈願し、栗村稲荷神社など、町内5カ所で奉納されます。第1曲「羽子板舞」、第2曲「棒舞」、第3曲「花笠舞」、第4曲「扇舞」で構成されます。
  会津農林高等学校「早乙女踊り保存クラブ」の活動は令和2年で13年目。現在では本校女子の3分の1が参加する、学校を挙げての伝統文化継承活動となっています。

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