会津地方12(北塩原村):真冬の五色沼を行く(ハマナカアイヅ)
真冬の五色沼に行ってきました。
スノーシューという、欧米発祥の「神器」を手に入れました。
ガタイが大きい僕ですが、スノーシューがあれば、
ふくしまの冬はもう恐れるものなどありません。
「道無き道でもひたすら進めるだけ進むこと」を目指しています。
目に映る美しい景色、耳を澄ませば聞こえてくる鳥たちのさえずり、
五感で感じる、ふくしまの自然。
真っ白な雪で積み上げていくこの世界に入り込むと、
やがて日頃の悩みや疲れはぶっ飛んでしまいます。
五色沼の中では一番有名で大きな「毘沙門沼」は、なんと真冬の寒さに打ちひしがれて、完全に凍結してしまいました。
青い水面を眺めることができなくなったが、軽い気持ちで真冬の五色沼を訪れた人に注意を喚起するには、
十分な役割を果たしていると思います。
“五色沼探勝路”の反対側から挑戦してみました。
同行者や現地のガイドさんの後ろにくっついて、
まるで集団登下校の学生のように、慎重に歩き出します。
そういえば、、道沿いの沼(柳沼)は凍結していませんね。
ガイドさんの話によると、これは沼の水系に温泉(!)の成分が入っているだそうです。
なるほど!なんだかずっとゆでたまごの匂い(硫黄臭)を嗅いでいたのは、この原因なのですね!納得しました。
真冬の五色沼は,静けさと美しさを極めています。
そびえ立つ磐梯山に消えていくひこうき雲は、
まるで山水画のように、素朴ながら見る人の心を掴みました。
しばらく休憩することにしました。
ガイドさんの紹介によると、周囲にある木々は多くは楓だそうです。
五色沼は1888年の磐梯山大噴火によってできたと言われています。
想像してごらん、神秘な沼を含めて、ここにある草木や土など、すべてはわずか120年の間に形成されていました。
言い換えれば、今の五色沼はまだまだ「若い」ので、今僕の目に映る景色はまだまだ「完成」しておらず,
いつか、ガラリと姿が変わることも決して不可能ではありません。
人はせいぜい数十年しか生きていられません。
自然界の変化に比べたら、人生はほんの一瞬にすぎません。
だからこそ、人は大自然の贈り物を大切にし、
それに劣らないほどの輝く人生を送りべきだと思います。
真冬の五色沼に行ってきました。
この記事をご覧になっているすべての方々に告げたいと思います。
福島は元気です。
(投稿者:徐)