会津地方11(昭和村&南会津町):ふくしま紅葉大捜査線――駒止湿原(ハマナカアイヅ)
印刷用ページを表示する 掲載日:2014年10月20日更新
気が付けば、また紅葉のシーズンがやってきました。
紅葉前線は北より南下していくのですが、福島県は県土の広さに加えて、標高の高い山岳も多いため、10月の上旬から11月の上旬まで県内各地で紅葉を楽しむことができます。
今回より、シリーズ記事「ふくしま紅葉大捜査線」を皆さんにお届けします。
第一弾となるのは、駒止(こまど)湿原です。
昭和村と南会津町にまたがる駒止湿原は、ブナ林に囲まれた10数個の湿原が点在しており、その代表的なものが大谷地(約14ha)、白樺谷地(約5ha)、水無谷地(約8ha)で、国の天然記念物指定保護区域面積は148haあります。
4月下旬のミズバショウに始まり、初夏のワタスゲ、ニッコウキスゲが湿原一面を彩るさまは見事です。もちろん、紅葉のシーズンでもその美しさが健在です。
最近駒止湿原に行ったのは9月20日でした。カエデなどの落葉樹はまだ一斉に変色していませんが、草紅葉はすでに見頃を迎えました。
標高の高い駒止湿原ならではの景色に、思わずシャッターを切り続けていました。
頬に触れる風、雲の隙間から差す光、そして目に映る秋の風物詩に、大満足です。
自然が奏でる楽章に導かれ、ふくしまの紅葉を探しに行きましょう。
(投稿者:徐)