地球探検
レポート7-1
オッラ!ムーチョティエンポ!コモエスターバン?(こんにちは、お久しぶりです!いかがお過ごしでしたか?) ということで、前回報告から時間が少し空いてしまいました(汗)。ポジティブに考えれば、コスタリカのゆっくりとした時間の流れに慣れて適応してきたとも言え…ないですね(反省)。時間はしっかり守らないといけません。 しかし、おもしろいのは多くのコスタリカ人は日本人のようにテキパキと仕事を進めたり、時間を守ったりするということは得意ではありません。そこには仕事や学校、そして家庭についての考え方の違いがあると感じていますが、今回は普段の活動の話に加えて、いくつか文化についてもご紹介したいと思います。 大学での講義とプロジェクトの実現 まずは活動のなかの大きなイベントとして、昨年は実現できなかった(レポート4-1参照)大学との連携プロジェクトを、今年は無事に実施することができました。 今年は2月から4月まで毎週火曜日と木曜日に、コスタリカナショナル大学の体育学科の学生対象の野球講義に先生として参加しました。多くが将来、体育の先生になる学生たちですから、学科には様々なスポーツの講義がありますが、野球もその一つです。昨年実現できなかったプロジェクトは、講義終盤に学生たち自らが近隣の小学校に行って野球の授業を実施し、それらの小学校を集めて野球の大会を開催するということでしたが、今年はそれが無事に実現しました。 大会には10校、合計およそ300人もの子供が集まり、学生も先生も子供たちも大盛り上がりの大成功に終わりました。これが毎年継続して開催されていき、少しづつ野球に興味を持つ子供が増えていってくれたらいいなと思います。 |
大会当日。子どもたちに説明します。 | 試合前に掛け声をかける子どもたちと大学生。 | スタンドティー置かれたボールを打つ生徒。 |
人生初の手術がコスタリカ 前回の報告から今日に至るまで、大きな出来事がありました。それはコスタリカで手術を受けることになったのです。しかもそれは、人生初の手術でした(泣)。 レポート5-1でも紹介しましたが、活動の一環として、社会人野球リーグで選手として今シーズンも昨年と同じチームでプレーしました。今シーズンは昨年の6チームから4チームと、全体でチーム数が減りましたがその分レベルも上がり、チームとしては昨年より苦しい状況が続きました。しかし、なんとか決勝進出をかけた試合まで最終的にチームは漕ぎつけ、勝てば優勝決定戦進出、負ければリーグ敗退というところまで来ました。 そして試合は9回表、4対4、自分が先頭バッターとしてバッターボックスに立ちました。何としても出塁して勝ち越しのきっかけを作りたいところ!しかしカウント1ストライク2ボールで…結果はデッドボール!…のはずが審判はファウルと判定。。ボールはバットを握っていた左手の小指付近に当たったため審判はバットに当たったと判断したようです。チームメイトや監督のもう抗議も虚しく判定は覆えらず、そのまま打席に立ち続けなければなりませんでした。 結局結果はピッチャーゴロ。そしてチームは負け、後日病院に行くと左手は骨折してました。骨の折れ方が悪かったため、まっすぐにくっつけるために手術が必要だということになり、まさかの人生初の手術をコスタリカで受けることになりました。 手術は無事終了しましたが、骨をまっすぐにするのに骨折部に鉄のプレートを入れられました。骨折の回復は順調ですが、このプレートを抜く手術をする必要があるということで、まさかの二回目の手術もコスタリカになりそうです。 |
コスタリカナショナル大学の学生たちと。 | サードを守る加藤隊員。 | バッターボックスに立つがこの後・・・ |
コスタリカ共和国平成25年度1次隊 職種:野球 加藤直樹 サントドミンゴ野球協会