福島第一原子力発電所のサブドレン水位低下に関する申し入れ
東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所において、平成29年8月2日(水曜日)に発生した、サブドレン水位低下に関して申し入れを行いました。
その後、本県からの申し入れに対し、平成29年8月30日(水)に東京電力ホールディングス(株)より、回答がありました。
【東電からの説明】 【本県から申し入れ】
経緯
地下水の原子炉等建屋への流入を防ぐひとつの対策として、原子炉建屋とタービン建屋の近傍にある井戸(サブドレン)で、地下水をくみ上げています。このサブドレンの水位が原子炉等建屋の水位より低くなると建屋内に滞留している汚染水が流入するおそれがあるため、水位を調整しながらくみ上げを行っています。
今般、福島第一原子力発電所4号機の原子炉建屋南西側に設置されているサブドレンのひとつの水位が一時的に低下する事象が発生しました。
水位が低下した51番のサブドレンの水の分析では、セシウム134及び137ともに検出限界未満と結果が出ています。
この事象について、福島県は、東京電力ホールディングス(株)に対し、申し入れを行いました。
概要
- 日時 平成29年8月4日(金曜日)14時から
- 場所 県庁北庁舎 2階 リエゾンオフィス
- 申入者 危機管理部部長 小野 和彦
- 相手方 東京電力ホールディングス株式会社 福島第一廃炉推進カンパニー
小河原克実バイスプレジデント
申し入れ内容
1.サブドレン水位が低下した原因を究明し、再発防止対策を講じること。
2.水位低下を確認した後の、機器異常判断や通報連絡の判断等、対応の是非を検証し、必要な改善を行うこと。また、今後、他の同様な事象における対応への水平展開を図ること。
3.周辺のサブドレン等のモニタリングを行い、汚染の有無を確認すること。
【参考】 県申し入れサブドレン [PDFファイル/58KB]
【参考】 東京電力報道配布資料
申し入れに対する回答
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