福島第一原子力発電所の3号機使用済燃料取扱設備不具合に関する申し入れ
東京電力福島第一原子力発電所の3号機の使用済燃料取扱設備(燃料取扱機及びクレーン)において、試運転開始以降、不具合が確認されていることから、平成30年10月19日(金曜日)に東京電力ホールディングス(株)に対して申し入れを行いました。
【東電からの説明】 【本県から申し入れ】
経緯
福島第一原子力発電所3号機の使用済燃料取扱設備において、平成30年3月の試運転開始以降、不具合が確認されており、その共通要因が装置の調達における品質管理の問題であるとされています。
使用済燃料の取り出しは、作業中のトラブルが放射性物質の放出に直結する作業であり、また、今後、燃料デブリの取り出しなどさらに困難かつ重要な作業が予定されており、より信頼性の高い品質管理が求められることから、福島県は、東京電力ホールディングス(株)に対し申し入れを行いました。
概要
- 日時 平成30年10月19日(金曜日)13時30分
- 場所 県庁北庁舎 2階 リエゾンオフィス
- 申入者 危機管理部部長 成田 良洋
- 相手方 東京電力ホールディングス株式会社 福島第一廃炉推進カンパニー
小河原克実バイスプレジデント
申し入れ内容
1.(東京電力が)現在行っている(3号機燃料取扱設備の)安全点検において、設備の不具合を確実に抽出し、その原因を究明するとともに必要に応じた対策を講じ、実際の使用済燃料の取扱いにおいては万全の状態で作業に取り組むこと。
2.設備等の調達における品質の管理について、安全かつ着実な廃炉作業が行えるよう、必要な品質管理体制を構築すること。
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