医療安全について~実践してみましょう!患者ができること~
厚生労働省では、「患者の安全を守る」ことを中心とした総合的な医療安全対策を推進する様々な取組について、国民の理解や認識を深めることを目的として、11月25日を含む1週間を「医療安全推進週間」と定めています。
令和7年度の「医療安全推進週間」は11月23日(日)~11月29日(土)です。
これを機に、医療安全のために医療機関が取り組んでいること、患者ができることについて考えてみませんか。
医療安全のための医療機関の取組
医療には、「回避できるもの」、「回避が難しいもの」を含め、様々なリスクが伴います。これらのリスクを減らし、安全性を高めるため、医療機関は様々な工夫や取組を行っています。
(例)インシデント報告、医療安全の委員会の設置、検査報告書の組織的な確認等
●厚生労働省 Youtube公式アカウント 医療安全普及啓発動画(外部ウェブサイトに遷移します)
実践してみましょう!医療安全のために患者ができること
医療に関するリスクを減らす取組に患者が参加・協力することにより、医療安全の取組の有効性が向上します。
回避が難しいリスクもあることを知り、納得をした上で医療を受けましょう
合併症・副作用等についても、しっかりと説明を聞き、疑問や希望を伝え、主体的に方針決定に関わりましょう。
リスクを減らす取組に参加・協力しましょう
医療機関の医療安全の取組に協力しましょう。
(例)患者確認への協力、受けた検査の結果の確認等
"気づき"を声に出しましょう
症状や患者の"気づき"を積極的に伝えることが、リスクの管理(診断や情報共有の正確性の向上、合併症の早期発見等)につながります。
上手に医療機関にかかりましょう
一人ひとりの心がけが医療安全につながります
自分や大切な人が、万が一、病気やけがをしたとき、安全・安心な医療を受けられるように、上手に医療機関にかかりましょう。
一人ひとりの心がけが、患者自身の負担軽減だけでなく、医師や看護師など医療を支える人の負担軽減、医療費の有効活用、さらには医療安全(医療の質や安全性の向上)にもつながります。
〇気軽に相談できるかかりつけ医をもちましょう
〇夜間や休日診療、救急車は重篤な急患のためにあります
〇病院へ行く?救急車を呼ぶ?迷ったら#7119 ▶ 救急電話相談について(県HP)
〇夜間・休日の子どもの症状は#8000まで ▶ 子どもの救急について(県HP)
〇医療機関・薬局をカンタン検索!医療情報ネット(ナビイ)(外部ウェブサイトに遷移します)
詳細はこちらをご確認ください
厚生労働省_上手な医療のかかり方 公式サイト(外部ウェブサイトに遷移します)
政府広報オンライン_上手に医療機関にかかるにはどうしたらよいのでしょうか?(外部ウェブサイトに遷移します)
医療に関する不安や心配事があるときは
(参考)医療安全の確保に向けた制度等について
医療事故調査制度
制度の概要
- 医療事故調査制度は、平成26年6月18日に成立した改正医療法に盛り込まれた制度であり、平成27年10月から施行されています。
- 医療事故が発生した医療機関において、院内調査を行い、その調査報告を民間の第三者機関(医療事故調査・支援センター)が収集・分析することで、再発防止につなげるための医療事故に係る調査の仕組み等を、医療法に位置づけ、医療の安全を確保するものです。
- 本制度は、個人の責任追及を目的としたものではなく、医療事故の原因究明と再発防止を図ることによる医療安全の確保を目的としています。
制度に関する詳細情報
◇厚生労働省_医療事故調査制度について(外部ウェブサイトに遷移します)
◇一般社団法人日本医療安全調査機構(医療事故調査・支援センター)(外部ウェブサイトに遷移します)
医療事故情報収集等事業
制度の概要
- 医療事故情報収集等事業は、医療機関から報告された事故等事案やヒヤリ・ハット事例を分析し提供することにより、医療安全対策に有用な情報を広く医療機関で共有するとともに、国民に対して情報を公開することを通じて、医療安全対策の一層の推進を図ることを目的としています。
- 本事業は、平成16年10月から第三者機関(公益財団法人日本医療機能評価機構)が、厚生労働大臣の登録を受けた「登録分析機関」として実施主体となって運営しています。
制度に関する詳細情報
◇厚生労働省_医療事故情報収集等事業について(外部ウェブサイトに遷移します)
◇公益財団法人日本医療機能評価機構_医療事故情報収集等事業ページ(外部ウェブサイトに遷移します)
医療安全施策等について
◇厚生労働省_医療安全対策(外部ウェブサイトに遷移します)
