食品営業許可・届出について
《 営業許可 》 《 営業届出 》 《 HACCPの導入について 》 《 営業開始後に必要な手続き 》
はじめに
食品衛生法で定められた業種の営業を始める場合、営業の許可又は届出が必要です。
なお、営業の許可又は届出に際して食品衛生責任者の設置が必要です。
食品衛生責任者の詳細については食品衛生責任者についてをご覧ください(別のページに移ります)。
営業許可
次の営業については、食品衛生法に基づく営業許可が必要です。※令和3年6月1日より営業許可業種が見直されました。営業許可業種一覧 [PDFファイル/244KB]
各許可業種には福島県食品衛生法施行条例により施設に基準が定められています。営業施設が基準を満たさないと許可されません。
※新設された許可業種の「水産製品製造業(あじの開きや明太子などを製造する場合)」、「液卵製造業」、「漬物製造業」及び「食品の小分け業(営業許可のない施設で業務用食品の小分け包装を行う場合)」については、令和3年5月末日までに既に営まれていた方は令和6年5月末までに許可を取得する必要があります。(許可取得までに3年間の猶予期間があります。)
※令和3年5月末日までの旧制度に基づく許可を取得している場合で、令和6年6月1日以降の新制度で許可業種ではなくなった営業(届出営業)については、該当する届出営業に自動的に移行しています。
営業開始までの流れ(営業許可の場合)
1 事前相談
調理品目および調理工程等を確認し、該当する業種を決定します。営業施設が該当する業種の施設基準に合致しているかどうか図面上で判断します。基準を満たしていない部分があれば施設の改修が必要になる場合があります。
- 必ず施設の工事着工前に設計図面等を持参のうえ、事前相談をお受けください。
- 図面に加え、製造品目や製造工程の内容により該当する許可業種を判断します。
- 井戸水等を使用する場合は、消毒装置を設置し次亜塩素酸Naによる消毒を行った上で、公的機関等で水質検査を受け、その検査結果(水質検査成績書)を提示していただきます。その結果に基づき食品製造施設の使用水として、適しているか判断します。
2 申請手続き
申請書及び必要書類の提出をもって営業許可の申請手続きとなります。営業許可申請手続きに必要な書類 [PDFファイル/362KB]
なお、申請書の様式は事前相談を終えた方にお渡ししています。
- 営業開始予定日の7日くらい前に申請してください。
- 申請書類受理の際に営業施設の立入調査の日程調査を行います。 開店予定日をあらかじめお知らせください。
3 営業施設の立入調査
立入調査により実際の施設設備が基準に適合しているかの確認を行います。
- 調査の際は、営業者の立ち会いをお願いします。
- なお、営業施設が基準に適合しない場合は許可されません(不適事項の改善後に再度立入調査を行います)。
4 許可指令書の交付
立入調査により施設基準を満たしていると判断した場合、該当施設での営業を許可され、許可指令書で交付します。
なお、許可指令書は客に見やすい位置に掲示する必要があります。
- 交付までには数日かかります。
- 許可指令書は原則的に郵送しますが、お急ぎの場合は、当所で受け取ることも可能ですので事前に申し出てください。
5 営業開始
営業開始後、申請内容に係る変更が生じた場合や廃業する場合は手続きが必要になります。
詳細については営業開始後に必要な手続きをご覧ください。
営業届出
営業届出に該当しない場合を除き、食品を取り扱う場合(加工・製造・保管・販売等)は営業届出が必要です。営業届出に該当しない場合 [PDFファイル/385KB] 営業届出業種一覧 [PDFファイル/394KB]
ご不明な点につきましては、食品衛生チームまでお問い合わせください。
営業届 [Excelファイル/76KB] 営業届 [PDFファイル/872KB]
営業開始までの流れ(営業届出の場合)
1)事前相談及び届出手続き
食品の取り扱いが届出業種に該当する場合は営業届の提出が必要です。営業届出手続きに必要な書類 [PDFファイル/360KB]
2)営業開始
営業開始後、申請内容に係る変更が生じた場合や廃業する場合は手続きが必要になります。
詳細については営業開始後に必要な手続きをご覧ください。
HACCPの導入について
令和3年6月1日より食品を取扱う施設(営業許可又は届出の施設)では、HACCPに沿った衛生管理が義務付けられています。
また、福島県では食中毒などの一般的な食品衛生のリスクに加え、県特有の課題である放射性物質のリスクにも対応した、独自の衛生管理モデルである「ふくしまHACCP」を運用しています。
HACCP及びふくしまHACCPについての詳細は下記のページをご覧ください。
HACCPについて(食品生活衛生課のページに移ります)
ふくしまHACCP (食品生活衛生課のページに移ります)
会津保健福祉事務所(会津保健所)では、「ふくしまHACCP」導入研修会を開催しています。
詳しくは、下記のページをご覧ください。
営業開始後に必要な手続き
変更届
営業許可又は届出事項に変更が生じた場合は、変更届の提出が必要です。変更内容によっては書類の提示を求める場合がありますので事前にお問い合わせください。
(1)結婚等による営業者の改姓、法人名称や代表者の変更
(2)営業者住所、法人本社所在地の変更
(3)営業所の名称(屋号)の変更
(4)営業施設設備の一部変更
(5)法人の形態の変更
(6)食品衛生責任者の変更 等
※(4)、(5)については、変更の程度、内容によっては営業許可又は届出の取り直しとなります。
営業許可申請書・営業届(変更) [Excelファイル/40KB]
営業許可申請書・営業届(変更) [PDFファイル/203KB]
廃業届
営業を廃止したときは廃業の手続きが必要となります。また、以下の場合は現在の営業許可・営業届は無効となるため、いったん廃業し新たに営業許可・営業届の申請を行う必要があります。
(1)営業施設を移転したとき
(2)営業者が変わったとき(営業者を個人から法人又は法人から個人とする場合を含む)
(3)大規模な増改築等で営業施設が変わったとき
(4)法人が解散したとき
※(2)で、相続や法人の合併または分割の場合、承継が認められる場合があります。
営業許可申請書・営業届(廃業) [Excelファイル/40KB]
営業許可申請書・営業届(廃業) [PDFファイル/204KB]
承継届
相続や法人の合併又は法人の分割が生じ、それにより許可・届出営業者の地位を承継した場合は、地位承継届の提出が必要となります。
また、許可・届出営業の事業譲渡について、地位承継届により営業者の地位の承継が可能となりました。
内容によって必要書類が異なるため、事前にお問い合わせください。
※事業譲渡の届出については下記のページをご覧ください。
地位承継届(譲渡の場合)(食品生活衛生課のページに移ります)