「『県立高校生と(株)マルトによる6次化商品共同開発の取組報告』磐城桜が丘高等学校、小名浜海星高等学校、磐城農業高等学校、ふたば未来学園高等学校」(令和5年2月24日)
「『県立高校生と(株)マルトによる6次化商品共同開発の取組報告』磐城桜が丘高等学校、小名浜海星高等学校、磐城農業高等学校、ふたば未来学園高等学校」
令和5年2月24日(金)に、楢葉町産のサツマイモ「ふくしまゴールド」を使った商品をマルトと共同で開発し、販売していることを報告するため、浜通りにある4校の高校生と顧問の先生が、県庁を訪れました。
4校を代表して磐城桜が丘高校の笹澤先生から「さつまいもの苗の植え付けから収穫、商品開発、販売まで行いました。地元の農水産物を使った多岐にわたる商品を開発し、ネーミングや味、形にもこだわりました」とありました。
「日本一を目指して!楢葉町さつまいもプロジェクト」と題し、各校で開発した商品は全部で22品。その中から、磐城桜が丘高校の市川誓志さんと渡辺麻結さんは「おいもDEサ・ン・バ!」を紹介。「さつまいもの天ぷら、卵、レタスをミルフィーユ状にサンドしました。サンドイッチの『サンド』と、食感が『サンバ』のように楽しくなることからこの名前をつけました」と報告。小名浜海星高校の佐々木由剛さんと櫛田知毅さんは、「黄金チップス」塩味を紹介。「さつまいもを薄くスライスし、揚げてチップスにしました。味付けは塩のみとすることで、素材の味を生かしました。お客様の気持ちを考えながら開発しました」と報告。磐城農業高校の内山歩奈さんと佐々木遥さんは、「楢葉町さつまいもと福島県りんごのジャム」を紹介。「子どもからお年寄りまで、食べやすさはもちろん、さつまいも本来の優しい甘さが伝わるように、レシピを改良しながら手作りしました」と報告。ふたば未来学園高校の林日菜さんと篠原真悠子さんは、金平糖のお菓子「きぼうの星」を紹介。「復興への願いと、地域と県の『希望』になるようにとの想いを込めて星形にしました。夜空の星をイメージし、白・青・緑・紫の4色にしました」と報告しました。
大沼教育長は「企業と共同で全22種類もの商品を開発したこと、そして生産から加工・販売までの一連のストーリーを体験したことは、貴重な経験。楢葉町のさつまいもを用いたことで、浜通りの農産物が注目され、生産や消費の拡大、復興にもつながる」と商品開発を讃えました。(※浜通りとは福島県の太平洋側沿岸の地域のことです。)